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ブーツの種類11ミリタリーブーツ
その名の通り、もともとは軍隊で着用されていたもので、コンバットブーツやアーミーブーツとも呼ばれる「ミリタリーブーツ」。過酷な環境下での使用を前提に設計されたデザインで、ハードなルックスに男心をくすぐられるという方も多いはず。ミリタリー由来ということからミリタリーコーデに合わせたくなるが、コテコテすぎるとサバゲーのようなコスプレ感が出てしまうため、ハズしアイテムとして使うのが安全だ。ちなみに、かなりコアにはなるがジャンプブーツやフライトブーツ、ジャングルブーツ、タクティカルブーツなどもミリタリーブーツの一種で、一部の熱狂的なファンから親しまれている。
ミリタリーブーツのおすすめブランドDanner(ダナー)
1979年に世界で初めてブーツにゴアテックスを搭載した“ダナー”。当時、ミリタリーブーツをはじめ、トレッキングなどに使用されていたブーツは堅くて重いものであるとされていたが、それを打ち破ったのがこのダナーライトだ。モデル名にもある通り、”ライト(Light)=軽い”ブーツを実現。丈夫さはそのままに、無骨で重厚感のあるルックスと快適さを兼ね備えたハイスペックブーツだ。
ミリタリーブーツのおすすめブランドROTHCO(ロスコ)
アメリカ最大級のミリタリーブランド“ロスコ”。アメリカの陸軍や海軍に制服を提供してきたブランドとして、本格的なミリタリーアイテムを展開している。デザートタイプのブーツはスエードとコーデュラナイロンをアッパーに採用しており、それを何重にも縫製。頑丈で重厚感のある作りだが、砂漠での戦闘を考慮したことから実際の履き心地は軽快で、機能性に優れた一足となっている。
ブーツの種類12ハーネスブーツ
エンジニアブーツと同様にストラップデザインが採用されたハーネスブーツは、デザインが似ているからかワークブーツと混同されることもあるが、実際はモーターサイクル用に作られたブーツと言われている。19世紀に流行したスクエアトゥのブーツをベースにしており、直線的な見た目が特徴的。1960年代に入るとリングとベルトのディテールがプラスされ、現在のハーネスブーツが完成した。ちなみに、一見するとリングはただの飾りのようにも見えるが、実はベルトがずれないように留め具として取り入れられたディテールだ。
ハーネスブーツのおすすめブランド1Saint Laurent(サンローラン)
今でこそメンズ・レディースを問わずメゾンブランドがハーネスブーツをリリースしているが、そのパイオニア的な存在と言えば間違いなく“サンローラン”だ。サンローランが誇る名作“ヒールブーツ”のサイドにリングをあしらった見た目は、まさにエレガントそのもの。ハリー・スタイルズやジャスティン・ビーバーなどの海外セレブもこぞって着用しているなど世界中で高い人気を獲得している。
ハーネスブーツのおすすめブランドFRYE(フライ)
1863年に創業を開始したアメリカの老舗ブーツブランド”フライ”から紹介。「フライといえばハーネスブーツ」と言われるほど有名で、クラシックなディテールを踏襲したタフな作りが特徴的だ。たとえば通称“豚鼻”と呼ばれる角張ったつま先、太くて大きめのリングなど。グッドイヤーウェルト製法のため、半永久的に履き続けることが出来るのも魅力的なポイントだ。
ブーツの種類13ダブルモンクストラップブーツ
モンクストラップが2つ配されたダブルモンクストラップのブーツタイプ。最もフォーマルと言われる正礼装には適さないものの、略礼装ほどの格式ばらないフォーマルスタイルならカバーできるドレッシーなブーツの一種だ。ビジネススタイルで履くのもOK。カジュアルな着こなしに合わせるのであれば、スエードやヌバックを採用した、気取らない見た目のものを選ぶのがおすすめだ。
ダブルモンクストラップブーツのおすすめブランド1CROCKETT & JONES(クロケット&ジョーンズ)
ロングノーズでチゼルトゥのスラッとしたフォルムがヨーロピアンテイストを感じさせるこちらは、英国の老舗シューズブランド“クロケット&ジョーンズ”の“キャンベリー”だ。ストレートチップタイプのチャッカブーツをベースに、羽根部分をダブルモンクへとアレンジし、革新的ながらもクラシックな雰囲気に。ちなみに「007 スペクター」でジェームズ・ボンドが着用したモデルだ。
ブーツの種類14ムートンブーツ
ムートンとは仏語で“羊”を意味する言葉で、ムートンブーツとは羊の毛皮を用いて作られたブーツを指す。見た目通りの防寒性と保温性を誇り、第一次世界大戦中にはパイロット達が極寒の機内で体を冷やさない為に使用し、60年代頃に一般へと普及されるようになると、サーファーやスイマー達が水中で冷えた足を温めるために取り入れ始めたという。日本では2000年代に大流行。海外のセレブリティ達が着用したのをきっかけに、ファッショナブルなブーツとして男女を問わず人気を集めている。ちなみに本場オーストラリアでは、同国発祥のムートンブーツの王道ブランドUGG(アグ)にちなんで、アグあるいはアグブーツと呼ばれるのだそう。英語ではシープスキンブーツと呼ばれるなど、呼び名が様々あるため覚えておきたい。
ムートンブーツのおすすめブランド1UGG(アグ)
ムートンブーツといえば間違いなく誰もが思い浮かべるのが「アグ」。ムートンブーツ(アグブーツ)を世界的に有名にした立役者的なブランドだ。ベーシックな色味でいうとベージュやブラウンなどだが、とりわけメンズに人気なのがブラック。シックなカラーリングによってポップな印象も控えめになっているから、取り入れやすいはずだ。
ムートンブーツのおすすめブランド2EMU Australia(エミュ オーストラリア)
アグを生んだムートンブーツの本場、オーストラリアのオーシャンロードをルーツとするブランド、エミュ。裸足で履くこともあるムートンブーツは素材の良し悪しを直に体感できる靴だが、エミュのムートンブーツは“ever natural”をテーマに、365日完全な快適さを提供するため最上級の天然素材を使用している。天然素材だからこそ生まれる小シワや表情が個体差として表れているのもエミュのムートンブーツの魅力だ。
ブーツの種類15ウエスタンブーツ
ウエスタンブーツは、19世紀のアメリカ西部で牧畜や乗馬の実用靴として生まれた靴。長いレングスは摩擦が多い乗馬中の脚を守り、斜めに削られたヒールは馬具に引っかかりにくい設計となっている。シャフト部分の刺繍や刻印の装飾は、カウボーイたちが作業用としてだけでなく街を歩く際にも履き始めたことから、ファッション性を求めてつけられるようになり、その後、西部劇映画でそういったウエスタンブーツが衣装として使われたことから一般に広く浸透。近年では、ファレル・ウィリアムスが手がけた2024-25秋冬のルイ・ヴィトンのコレクションがウエスタン全開のテイストで、ウエスタンブーツにも注目が集まった。
ウエスタンブーツのおすすめブランドTONY LAMA(トニーラマ)
ウエスタンブーツと聞いて、まず名前が挙げられることが多いトニーラマ。カウボーイの本場アメリカで1911年に創業した老舗ブランドで、熟練の職人によるハンドクラフトと、多彩なエキゾチックレザーを使用した素材使いが特長だ。レザーは牛革だけでなく、パイソンやリザード、カイマン(ワニの腹部の革)、オーストリッチ(ダチョウ)など、ブーツでなくても珍しいものを巧みに操りブーツへと昇華している。ステッチのデザインも豊富で、「キング・オブ・ウエスタン」と称されることも。
FAQ ブーツ選びでよくある疑問10選
Q1. チャッカブーツとデザートブーツの違いは?A. 形は近いが、チャッカはスムースレザー主体でドレス寄り、デザートはスエード×クレープソールでカジュアル寄りと明確に分かれる。
似たもの同士だが、履いてみるとかなり印象が違うので、ドレス寄りのデザインを求めているか、カジュアル寄りのデザインを求めているかで見極めよう。
Q2. チェルシーブーツはスーツに合わせてもいい?A. 合わせられる。ブーツの中で唯一、正式にビジネス・フォーマルスタイルへ対応できる型である。黒レザーでソールが薄めのものが最適。
かつて、ビートルズがスーツにチェルシーブーツを合わせていたことは有名。ビートルズ効果でチェルシーブーツがファッションアイテムとして大流行した。
Q3. 雨の日でも履けるブーツは?A. ラバーソールや撥水仕上げのモデルが適する。完全防水は素材と構造に依存するため、「防水仕様」と明記されたモデルを選ぶのが確実。
雨の日は滑りやすいため、ソールの種類も要チェック。ダイナイトソールやラグソールであれば問題ないが、ツルツルのレザーソールだと滑りやすいため、雨の日に履くのは避けた方が良い。
Q4. レザーの種類で印象はどう変わる?A. スムースは艶が出てドレス寄り、スエードは柔らかい印象でカジュアル寄り、オイルドは耐久性が高く武骨な印象になる。
同じ型でも素材によってかなり印象が変わってくる。ブーツをどんなアイテムとして使いたいかによって、素材を選ぼう。
Q5. ソールの種類で履き心地は違う?A. ラバーはグリップと耐候性、レザーは返りの良さとドレス性、クレープは柔らかいクッション性が特徴。使うシーンに応じて選ぶのが基本。
ブーツは短靴よりも単純に革の使用量が多いため、比較的重いものが多い。なので、少しでも疲れにくい履き心地を求めるなら、ラバーソールやクレープソールを選ぶのがおすすめ。今は横から見ただけではラバーかどうか分からない、一見レザーソールにも見えるものが開発されているため、見た目にもこだわる方はそういったソールのブーツを選ぶと良いだろう。
Q6. ブーツのサイズ選びで気を付けることは?A. ドレス寄りはジャストサイズ、ワークやアウトドアは厚手ソックスを想定して少し余裕を持たせるのが基本。ブランドや木型で差が大きいので要試着。
紐でフィット感を調整できる面積が広いとはいえ、サイズが合っていないと靴擦れの原因にもなりやすいので、サイズ選びは慎重に。
Q7. 履き慣らしにどれくらいかかる?A. 軽めの革なら1〜2週間、厚い革やワーク系は1か月以上かかることもある。短時間ローテーションで馴染ませるのが安全。
ブーツは革の面積が広いため、足の形だけでなく、くるぶしやふくらはぎの盛り上がりなどもエイジングに響き、馴染んでくると普通の短靴よりも自分にフィットしている感を味わえる。新品の状態で無理して毎日長時間履くと靴擦れが起きやすいため、少しづつ慣らしていくのがおすすめ。
Q8. 基本的なお手入れ方法は?A. ブラッシングで埃や砂などをザッと落とし、必要に応じて汚れ落としクリームでケア。保湿クリームまたはスプレーで革に栄養を与えて仕上げ、最後に防水スプレーを噴いて防水・防汚対策もしっかりと。
ブーツに限った話ではないが、連日履くと靴が傷む原因になりやすいので、一度履いたらシューキーパーで休ませることが大切。
Q9. 雨に濡れたらどう対処する?A. 乾拭き→新聞紙で水分を吸わせる→陰干し→乾燥後に保革ケア。直射日光やドライヤーでの乾燥は革を傷めるので厳禁。
水を通しにくいオイルドレザーやゴアテックス搭載レザーを除いて、基本的に雨の日は履かないのが無難だ。
Q10. 初めて買うならどのブーツが無難?A. チェルシー(黒)かチャッカ(ダークブラウン)が汎用性に優れる。オンオフ兼用でき、手入れも比較的容易で失敗が少ない。
ビジネスでブーツを履く機会がない場合は、カジュアルに振り切るのも手。レッドウィングやドクターマーチンは永遠の定番ブーツブランドだ。
























