革靴種類別コーデ特集

起源によってスタイルも変化してくる革靴。結婚式などの格式高い場面にも合わせられるものから、民族の労働靴がルーツのカジュアルなものまで種類の幅も広い。それぞれの起源やスタイルを知ることで、さらに革靴のスタイリングを楽しめるのではないだろうか。今回は、注目の革靴10種にフォーカスして、種類別に着こなし事例をピックアップ!

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革靴種類別コーデ「ストレートチップ」

最もフォーマルな服装に適した革靴といえば「ストレートチップ」だ。ストレートチップは、つま先に施された横一文字状のステッチが特徴。中でも、内羽根式でブラックのストレートチップは、昼の最上級正装にも合わせられる”最もフォーマルで格式が高い革靴”と言われている。また、一般的にはカジュアルに分類される茶色の革靴も、内羽根ストレートチップであればクラシックスーツに合わせても違和感はない。

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ストレートチップ×グレースーツスタイル

フォーマルなタキシードスーツに黒ストレートチップを合わせたダニエル・クレイグ氏の着こなし。クッションのあるクラシックなパンツの丈感や白リネンチーフの取り入れといった、セオリーに則った着こなしにはストレートチップがよく似合う。

ストレートチップ×カジュアルシャツスタイル

黒の内羽根式ストレートチップは、フォーマルなスーツスタイルのみならず、スタイリングによってはカジュアルなコーディネートにも対応可能だ。足元のかしこまった印象が浮かないようにウェアをチョイスするのがポイント。ベルトと革靴の色味を合わせれば、馴染みの良い表情に。

ストレートチップ×ネイビースーツスタイル

革靴といえば、ブラックやブラウンのカラーリングが一般的だが、あえてネイビーをチョイスすることでモダンな雰囲気を演出するのもまた一興だ。レザーソールやシューレースにブラウンをチョイスすることで、コントラストをきかせて遊び心をプラス。ウェアをブルー系でまとめることで足元を際立たせる。

ストレートチップ×ストライプソックス

少しカジュアルダウンしたジャケパンスタイルにストレートチップを合わせるなら、ダーク系の柄ソックスでアクセントをプラスしてみるのも有力な選択肢だ。狩猟用や野外労働用として活用されていた歴史を持つ外羽根式は、カジュアルなスタイリングとも相性が良い。

ストレートチップ×スリーピーススーツスタイル

フォーマルな印象を与えるスリーピーススーツにも相性抜群なストレートチップ。あえて茶系のものを合わせてこなれ感を演出。

革靴種類別コーデ「プレーントゥ」

文字通り、つま先に何の装飾も施されていないシンプルな革靴がプレーントゥだ。プレーントゥと聞いて、外羽根式のどっしりとした表情のデザインを思い浮かべる方は少なくないだろう。トラッドなスーツスタイルからジーンズを合わせたカジュアルなスタイリングまで、違和感なくフィットする汎用性の高さが魅力だ。

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プレーントゥ×ホワイトパンツコーデ

裾をカットオフした5ポケットタイプのホワイトパンツにも、すんなりとハマるプレーントゥ。ニットジャケットを合わせてドレステイストをキープした、こんなカジュアルジャケパンスタイルにも好相性だ。

プレーントゥ×ベージュジャケパンスタイル

大人の色気を与えるベージュカラーのジャケットとパンツに、黒シャツとブラックプレーントゥを合わせることで締まりのある表情を演出。外羽根プレーントゥの程よい重厚感が、物足りなさや頼りない印象を与えない。

プレーントゥ×ジーンズスタイル

色落ち加工が施されたワイルドなジーンズの足元にコードバンのブラウンプレーントゥをセット。足元に過剰なクッションを作らないパンツの丈感が革靴との好相性につながる。

革靴種類別コーデ「Uチップ」

甲からつま先にかけてU字状のモカシン縫いが施された革靴が「Uチップ」だ。1920年代から30年代にかけて、野遊びやゴルフといった野外スポーツ用として原型が完成している。また、Uチップは和製英語であり、イギリスではエプロンフロントダービーやノルウィージャンダービー、アメリカではアルゴンキンブルーチャー、フランスではシャッスなど、国によって呼び方が異なる。

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Uチップ×スーツ×ダウンスタイル

スーツとコートの間にブルーダウンを挟んでスポーティな表情をプラス。スーツにスポーツテイストをプラスしたスタイリングには、野外スポーツ用の革靴として原型が完成したUチップが好相性だ。

Uチップ×ジャケパンスタイル

3パッチタイプのニットジャケットをノータイで合わせたカジュアルジャケパンスタイルにUチップをセット。グリーンソックスのさりげないアクセントがこなれ感を演出。

Uチップ×チェックパンツコーデ

縫い目がバックステイまで伸びたデザインのUチップをチョイスしたコーディネート。ロングウィングチップのような見た目がスポーティな雰囲気を高める。素足履きでチェックパンツを合わせてこなれ感を演出。

革靴種類別コーデ「ダブルモンクストラップ」

ダブルモンクストラップシューズ(ダブルモンクシューズ)とは、その名前のとおりモンクストラップが2本ある革靴のこと。英国のウィンザー公(エドワード8世)がジョン・ロブに注文した靴こそが起源と言われる。シングルモンクシューズに比べて、より華やかな雰囲気が魅力。ストレートチップ型のデザインが基本でクラシックスーツに合わせて通用する唯一の紐なし靴だ。

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ダブルモンクストラップ×Tomorow ES-16ネイビースーツスタイル

クラシックスーツに合わせられる唯一のスリッポンシューズとも言われるダブルモンクストラップシューズ。ネイビースーツにブラウンのスエードシューズを合わせれば、イタリアらしいこなれ感漂う雰囲気に。ダークトーンのブラウンのチョイスがカジュアル過ぎる印象を回避。

ダブルモンクストラップ×ベージュスーツスタイル

トーンの明るいスーツを纏うなら、ブラウンのシューズが有力な選択肢に。モンクストラップをあえて留めないで履くことによって、こなれ感溢れる表情に。

ダブルモンクストラップ×カジュアルスーツスタイル

カジュアルダウンしたスーツスタイルに、ローファーにフォルムを寄せたダブルモンクストラップシューズをセット。素足履きとパンツのロールアップによって抜け感溢れる表情に。

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ドレスシューズといえば、最もフォーマルな内羽根ストレートチップに始まり、カジュア...

革靴種類別コーデ「ウィングチップ」

トゥ部分に翼(Wing)のような切り替えを施した革靴を総称して「ウィングチップ(Wing tip)」と呼ぶ。靴全体にメダリオンやパーフォレーションなどの穴飾りを施しているものが一般的で、種類にもよるがビジネスシーンから休日のタウンユースまで幅広く使用できる。ちなみに「ウィングチップ」は米国での呼び名であり、英国では言葉の意味するところは若干異なるが同様の革靴を指して「フルブローグ」と呼称することが多いようだ。

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ウィングチップ×ジャケパンチェスターコートコーデ

テーパードの強いスラックスによって足元のウィングチップの重厚感を引き立たせたコーディネート。随所にブラウンのカラーを取り入れることによって、大人の色気漂う雰囲気に。

ウィングチップ×ウィンドウペンスーツコーデ

労働靴やカントリーを背景に持つウィングチップだが、紳士靴の一種ではあるのでスーツスタイルにもマッチする。スーツに合わせる場合は、表革で内羽根式のものを合わせるのが好ましいが、冠婚葬祭には相応しくないので注意が必要だ。

ウィングチップ×ネイビースーツスタイル

ネイビースーツにバーガンディのウィングチップをセット。色味の強いスーツをチョイスすることで、革靴とコントラストをきかせている。

革靴種類別コーデ「コインローファー」

1934年にアメリカのG.H.Bass社が「ウィージャンズ(Weejuns)」と名づけられたローファーを作成したことから生まれた「コインローファー」。甲部分のサドルに設けられた切り込みが特徴だ。コインローファーやペニーローファーという呼び名は、サドル部分の切れ込みにコインを挟まれていたことが起源。1930年代には2セントで電話がかけられたため、緊急時用に忍ばせていたことを最初の由来とする説や、1950年代のアメリカの学生が1セント硬貨を差し込み、ファッションの主張として取り入れていたのが始まりという説がある。

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コインローファー×スーツスタイル

コインローファーは、サドル部分のデザインによって印象が大きく異なる。もっとも代表的なものは「ハーフサドル」と呼ばれるもの。サドルの両端が、モカシン縫いの近辺でかぶせ縫いされているのが特徴で、コインローファーと言えばこの形状を思い浮かべる人も少なくないはずだ。ポピュラーだからこそ、あらゆるコーディネートにしっくり馴染むのが魅力である。スーツスタイルにも絶妙にフィットし、こなれ感のある表情に。

コインローファー×ダブルスーツスタイル

ベージュのダブルスーツにスエードのコインローファーを合わせたスタイリング。ブラウンをベースに構築したまとまりのあるスタイリングに、ネイビーのソックスを合わせてコントラストをきかせている。ネクタイの小紋柄にもネイビーをチョイス。

コインローファー×ベージュパンツスタイル

トレーナーにベージュパンツといったリラックス感のあるスタイリングの足元には、コインローファーがよく似合う。光沢感のあるレザーをアッパーに採用したデザインが締まりのある雰囲気を演出。

革靴種類別コーデ「タッセルローファー」

タッセルの装飾が施されたスリッポンシューズといえば「タッセルローファー」だ。タッセルスリッポンとタッセルローファーでディテールに少し違いがあるものの、現在はタッセルの装飾が付いた革靴はまとめてタッセルローファーと言われている場合が多い。ちなみに、タッセルローファーを作り出したと言われているブランドはAlden。ハリウッドスターのポール・ルーカス氏が、英国で入手した靴ひもに房飾りがついた革靴を「よりシンプルデザインにして欲しい」と帰国後にNYとLAの靴メーカーに依頼。ところが両メーカーともにAldenに靴の製作を依頼したため、Aldenがタッセルローファーを初めて作成したブランドになったという。

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タッセルローファー×ネイビースラックススタイル

タッセルローファーにネイビースラックスと白シャツを合わせた爽やかさ溢れるスタイリング。学生時代をローファーで過ごしたビジネスマンや弁護士が、紐靴のようにフォーマルでローファーのように軽快な革靴としてタッセルローファーを愛用したことから、タッセルローファーは「弁護士の靴」と呼ばれることもあるそう。

タッセルローファー×プリーツパンツコーデ

全身をコロニアルカラーでまとめたドメニコ・ジャンフラーテ氏の着こなし。コロニアルカラーでリンクさせながらも、それぞれに異なるカラーリングをチョイスすることで、アイテムの風合いを際立たせている。

タッセルローファー×ネイビーパンツスタイル

バーガンディのタッセルローファーにネイビーパンツを合わせてコントラストをきかせたスタイリング。ボタンダウンのシャツをタックアウトしたカジュアルなスタイリングにも違和感なくフィットするのは、タッセルローファーの魅力の一つだ。

革靴種類別コーデ「ビットローファー」

甲部分に馬具の轡(くつわ)を模した金属飾りが施されたスリッポン「ビットローファー」。第二次世界大戦後の1953年、立ち直りはじめたイタリアにて生まれた。元祖はラグジュアリーブランドとして有名なGUCCIだ。金属飾りで贅沢さを漂わせることで、当時のステータスのシンボルとして人気を集めた。

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ビットローファー×シャツスタイル

シャツとカットオフしたスラックスのスタイリングに合わせることで、ラグジュアリーな雰囲気をプラスしたスタイリング。昨今では、クラシック回帰の影響もあり、金属アイテムはゴールドが注目を集めている。

ビットローファー×ジャケパンスタイル

あえて服の色と異なるアッパーのビットローファーを合わせることで、足元の存在感を高めたスタイリング。素足履きによるリラックス感とビットコインローファーのラグジュアリー感が独特の表情を醸し出す。

ビットローファー×ネイビーパンツスタイル

あえてタイトなジャケットを合わせて個性的な表情を演出したブルーベースのジャケパンスタイルに、ビットローファーを合わせたスタイル。金属飾りと近い色味のサングラスを合わせることで、統一感を演出。

革靴種類別コーデ「チャッカブーツ」

19世紀末のポロ競技から生まれたと言われている、2もしくは3対のハトメにシューレースを通したアンクル丈のブーツが「チャッカブーツ」だ。名前の由来もポロ競技の1ラウンド目を示すChukkerから来ているという。プレーントゥのシンプルなデザインが多く、メンズファッションの定番ブーツとして確固たる地位を築いている。採用される素材も起毛感のあるスエードからコードバンの光沢のあるものまで幅広い。

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チャッカブーツ×スーツスタイル

スーツスタイルにこなれ感を与えてくれるスエードチャッカブーツはTPOをふまえた上で取り入れを検討したいシューズ。ネイビースーツならイタリアの伊達男が好むアズーロ・エ・マローネに。タイもブラウンをチョイスすることで着こなしに統一感を演出。

チャッカブーツ×ダブルジャケットコーデ

ここ数年で街中でも頻繁に見かけるようになったダブルブレステッドのテーラードジャケット。ドレスシャツやスラックスといったドレッシーなアイテムにはもちろんだが、ジーンズやTシャツ、チャッカブーツといったカジュアルなアイテムに合わせてハズすのもまた良しだ。

チャッカブーツ×白パンツスタイル

白パンツに合わせたチャッカブーツが渋い輝きを放つ着こなし。スポーティなコートを合わせたスタイリングにも絶妙にフィット。

革靴種類別コーデ「サイドゴアブーツ」

サイドゴアブーツは、名前があらわすとおり両サイドにマチを設け、伸縮性のあるゴア素材を施したブーツのこと。他のブーツにはない、脱ぎ履きのしやすさが特徴だ。紐靴やストラップシューズと異なり、脚にぴったりとフィットする着用感も魅力。デザインとしては装飾のない「プレーントゥ」が多く、簡素なルックスとフォーマルなルーツを持つことから、スーツスタイルに合わせられるブーツとしても知られている。

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サイドゴアブーツ×ブラックデニム×スイングトップスタイル

ブラックスキニージーンズにブラックサイドゴアブーツですっきりとしたシルエットをキープしながら、トップスにミニマルデザインのジャケットを羽織ることで、ほどよくYラインを構築。黒で統一したスタイリングがシャープな印象を与える。

サイドゴアブーツ×キルティングジャケット×ブラックジーンズ

ミドル丈のキルティングジャケットに、起毛感のあるベスト、テーラードジャケットを着込んだザンバルド氏の着こなし。全体をダークトーンで統一することによってまとまりのある雰囲気に。ブラックスキニージーンズはアンクル丈にカットオフし、こなれ感をプラス。ヒールのあるサイドゴアブーツがスマートな足元を演出している。

サイドゴアブーツ×ダブルチェスターコート×ブラックジーンズスタイル

良くも悪くも風格のある雰囲気を演出するダブルブレステッドのチェスターコートに、ブラックジーンズとブラックサイドゴアブーツを合わせたシックなスタイリング。スモークレンズのサングラスがダンディな印象をプラス。

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