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メンズにおすすめのスリッポン革靴⑥「オペラシューズ編」
取り入れれば即・差別化が叶う大人靴の“オペラシューズ”
“オペラパンプス”とも呼ばれるオペラシューズは、他のレザースリッポンに比べて履き口が広めに仕上がっているのが最大の特徴だ。19世紀に誕生した当時は、その名の通りオペラ観劇や舞踏会などで用いられていた歴史を持つ。パンプスは基本的に上流階級たちの靴であるため、オペラパンプスも誕生当時はディナージャケットや燕尾服など宴用の礼装とセットで着用されていた。ゆえに、数あるレザースリッポンの中でも、とりわけドレッシーな雰囲気をまとっているのは自然な成り行きと言える。日本では男性がパンプスを履くことに馴染みがないが、取り入れれば即マチュアな印象が醸されるだけでなく、周りとの差別化を図るのも容易だ。普段のイメージを刷新したい方は、ぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。
オペラシューズの王道ブランドといえばトリッカーズだが、今では日本ブランドのポルペッタやアルコレッタパドローネなどもリリースしている。派手なデザインがお好みならクリスチャン・ルブタンも外せない。
イントレ仕様のオペラシューズで一頭地を抜くスーツスタイルに仕上げたピーノ氏のコーデ
イタリア屈指のテーラーブランド“タリアトーレ”のデザイナーを務めるピーノ氏が選んだのは、イントレチャートのオペラシューズ。一般的にはパテントレザーが主流だが、こんな編み込んだデザインをチョイスすれば一層ひと味違った雰囲気に仕上がる。スーツスタイルの差別化を図りながら、上品かつ軽快に仕上げたいという諸兄は、ぜひこんな着こなしを参考にしてみては。