ファッション業界を牽引する洒落者たちが集う“ピッティ ウオモ”にて、多くの業界人が取り入れていたのをきっかけにジワジワと人気を集めている「ベルジャンシューズ」。エレガントでありながら、くつろぎ感を兼ね備えたルックスで、キメ過ぎず抜け過ぎないといった按配が即・叶う万能シューズだ。今回はそんな「ベルジャンシューズ」を使った洒落者たちの着こなし&アイテムを紹介!
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ベルジャンシューズ(Belgian shoes)とは?
数年前よりセレクトショップなどで密かに取り扱われるようになったベルジャンシューズ。世界最大級のメンズプレタポルテ見本市“ピッティ ウオモ”で取り入れている洒落者が多いことをきっかけに、ジワジワと人気を集めている。そんなベルジャンシューズだが、元々はブランド名であったことをおさえておきたい。とりわけ日本においては、革靴カテゴリーの一種として扱われることも多くなってきているが、あえて正確に言うとベルジャンシューズとは、”Belgian Shoes”というブランド名もしくは、”Belgian Shoes”というブランドが展開するシューズを意味していた。ちなみにこのブランド、ニューヨーク5番街にあった老舗の高級百貨店”ヘンリ ベンデル”の創設者であるHenri氏が、ベルギーの靴職人と一緒に作り上げたことから「Belgian Shoes」という名が冠されたという。字面だけ見ると”ベルギー生まれ”のようだが、誕生したのは実はニューヨークというのも実に面白い。
前述のように現在はそれらをベースとした靴があらゆるブランドから”ベルジャンシューズ”としてリリースされており、メンズファッション史に新たなカテゴリーとして加えられようとしている。ちなみに本家本元の”Belgian Shoes”については現在のところ残念ながらニューヨークのみで事業展開されており日本での取り扱いはまだ無いようだ。
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タッセルがついたモデルが多いためタッセルローファーとして一括りにされることもあるが、短いノーズのほか、アッパーの形状やステッチの入り方などベルジャンシューズならではの特有のデザイン・ディテールをもつ。他のスリッポンシューズに比べ脱ぎ履きがより楽チンになっており、リラックス感や抜け感が求められる今の時流にもピッタリで、取り入れれば自然とこなれた雰囲気に導けることうけあい。次なるシューズをお探しの方にも、一歩先の着こなしを目指している方にもオススメのため、ぜひチェックしてほしい。
続いては、ベルジャンシューズを使った着こなし&アイテムを紹介!
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