モンブラン(Montblanc)は三島由紀夫も愛した筆記具ブランドの最高峰!魅力とボールペン/万年筆のおすすめモデルを紹介

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モンブラン(Montblanc)は三島由紀夫も愛した筆記具ブランドの最高峰!魅力とボールペン/万年筆のおすすめモデルを紹介

「モンブラン(Montblanc)」といえば、ジョン・F・ケネディ大統領や文豪 三島由紀夫も愛した高級筆記具の代名詞とも言える存在。宝飾品に例えられるほどの美しさを誇る万年筆やボールペンは、手にする者の品格をアップグレードする。今回は筆記具ブランド「モンブラン」にフォーカスし、その魅力を紹介!

万年筆・ボールペンブランドの最高峰「モンブラン(Montblanc)」

モンブランは、ドイツで誕生した筆記具ブランド。1920年代に発表した万年筆の名作「マイスターシュテュック」が大ヒットを記録し、1950年代には黄金期を迎えた。リシュモングループに入った90年代以降は、高級筆記具だけでなく腕時計やフレグランス、革製品なども展開している。製品に付けられる、アルプス最高峰モンブランの頂きを覆う雪をイメージした「ホワイトスター」のロゴも有名。熟練技術によって生み出される万年筆やボールペンのコレクションは、高級感溢れるデザインで宝飾品と称されることも多い。現在はマイスターシュテュックの他にも「スターウォーカー」や「ボエム」など、デザインと書き心地を兼ね備えた万年筆・ボールペンを製造している。

モンブランの歴史

3人のドイツ人のペン作りから始まったモンブラン

モンブランの始まりは1906年。ハンブルクの文房具店の主人と銀行家、ベルリンのドイツ人エンジニアの3人によって万年筆を制作し始めたのがルーツだ。ほどなくヴィルヘルム・ジャンボアとクリスティアン・ラウゼンへ、後にクラウス・ヨハネス・フォスへと事業が引き継がれ、モンブランの礎が築かれていった。創業初期の社名は「シンプロ・フィラーペン・カンパニー(SIMPLO FILLER PEN Co.)」。シンプロという言葉は「シンプル」に由来している。その社名が象徴するとおり、それまで別だったインク容器を一体化したニューデザインのペンを販売していた。

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1909年には、安全性を高めた万年筆「ルージュ・エ・ノワール」を発売し、市場を席巻。翌年には「Montblanc」の名を商標登録した。このブランド名は共同経営者の親戚がカードゲームをしているときに、ペンとモンブラン峰が似ていることを指摘したことで名付けられたもの。ブランドが成功するにつれ、この名はアルプス山脈のなかでも最も荘厳な最高峰モンブランのように、筆記具の頂点を示す言葉となった。モンブランのコレクションの象徴「ホワイトスター」のマークが誕生したのは1915年のことである。

「マイスターシュテュック」の登場で世界最高峰の筆記具ブランドに

1924年、モンブランの代表傑作とも言えるコレクション「マイスターシュテュック(Meisterstück)」が登場。世界で最も有名な筆記具の出現は、筆記具文化の歴史の中でも節目の年となった。発売から5年が経った1929年には、モンブラン山の標高を示す「4810」の数字が刻印された。1935年にはマイスターシュテュックに生涯保証を付与し、大きな話題を呼ぶ。さらにこの年にドイツのオッフェンバッハにあるレザーグッズメーカーを買収したことをきっかけに、高品質レザーを使ったペンケースやノートなど、筆記具以外のアイテムも製造されるようになった。

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第二次世界大戦中は工場が破壊されるという憂き目に遭うも、終戦後の1946年には速やかに再建。モンブランの万年筆はデンマークでも製造され、海外の支店も徐々に再オープンされた。1949年には現行モデルのデザインに近い戦後型「マイスターシュテュック146」と「144」を発売。さらに1952年に発売された「マイスターシュテュック149」は世界規模で大成功を収め、筆記具界の究極のシンボルとなる。1955年には新たに「60ライン」がマイスターシュテュックと並行して販売されることとなり、モンブランは戦後の市場で着実に地位を高めていった。

「ボエム」「スターウォーカー」など新モデルの展開で支持層を拡大

1990年にはモンブランブティックの1号店を香港にオープン。最初にアジアで展開したのち、ヨーロッパ初のブティックとしてパリ店、ロンドン店がオープンした。ボールペンが台頭して以降は一時低迷するも、90年代にはカルティエやヴァン クリーフ&アーペル、ヴァシュロン・ コンスタンタンなども所属するリシュモングループの傘下に入る。これにより世界的なラグジュアリーブランドの一つとして、筆記具以外の製造も本格的にスタートした。万年筆においてもラグジュアリーブランドであることを証明するかのように、1994年に4910個のダイヤモンドを手作業でセットした「マイスターシュテュック ソリテール ロイヤル」を発表。世界で最も高級な万年筆として話題を呼んだ。

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2000年のマイスターシュテュック発売以来、第2の筆記具コレクションとして「ボエム」が登場。2003年には、若年層向けのコレクションとして「スターウォーカー」を発表した。現在では世界70カ国、350店舗を超えるブティックを展開する世界有数のラグジュアリーブランドとして多くの顧客から支持されている。

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