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デニムジャケットのタイプ③「左右ポケット&ヒダ付きの前立てが特徴的な”セカンドタイプ”」
第二次世界大戦後、ファーストモデルをアップデートした「セカンドモデル」が誕生した。ショート丈でワイドなシルエット、フロントプリーツなど1stモデルのデザインをそのまま活かしつつ、バックシンチをなくしサイドアジャスターを取り付けたりポケットを左右に配したりと機能性をより高めているのが特徴だ。
デニムジャケット 2ndタイプ①「LEVI’S VINTAGE CLOTHING(リーバイスヴィンテージクロージング) 507」
1952~1962年までの間しか生産されなかったリーバイスの名作2ndモデル「507」が“リーバイス ヴィンテージ クロージング”から復刻。ピックアップしたのは初期507を再現したモデルで、レザーパッチを採用しているのが特徴だ。デニム素材の国内シェア率50%を誇るカイハラ社のデニムを使っており、当時コーンミルズ社が製造していた粗野なデニムの風合いを、日本の高い技術でリアルに再現している。ちなみに、初期モデル以外はレザーパッチではなく紙パッチになっている。
デニムジャケット 2ndタイプ②「SUGAR CANE(シュガーケーン) 」
1975年に日本のカジュアルウェアブランド、東洋エンタープライズがスタートしたアメカジレーベル「Sugar Cane(シュガーケーン)」。そんなシュガーケーンからリーバイスの1stタイプをモチーフにしたデニムジャケットをピックアップ。前立てに施されたプリーツやウエストのシンチバックなどの特徴的なディテールを踏襲している。バックは本来、ビッグサイズのジャケットに用いられるセンターセパレート仕様の「バックT」デザインを採用。また、ポケットの内側やフラップ裏には日本古来の生地である千筋(せんすじ)という細かいストライプ柄の生地や絣(かすり)の生地を使用するなど「洋」のディテールに古き良き「和」の要素を取り入れているのもこのジャケットの特徴だ。
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