デニムジャケット コーデ特集!タイプ別の解説から旬なメンズストリートスナップ、おすすめアイテムを紹介

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アメカジやワークのエッセンスをスタイリングに注入し、タフな面構えで男らしさを発信する唯一無二のライトアウター「デニムジャケット」。カジュアルな着こなしはもちろん、チェスターコートやテーラードジャケットの内側に忍ばせればドレススタイルのハズしとしての活躍も期待できるメンズの超定番アイテムだ。今回は「デニムジャケット」のタイプ別の解説から、注目のスタイリング&おすすめアイテムを紹介!

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デニムジャケット(ジージャン)とは?

1870年代リーバイ・ストラウスはゴールドラッシュに沸く西部のカウボーイ、炭鉱夫、鉄道労働者のために耐久性と通気性を兼ね備えたユーティリティウェアとしてジーンズを開発し、1880年頃それに合わせる作業用の上着として「トリプルプリーツブラウス」「リベティッドブラウス」を製造。これがデニムジャケットの原型とされている。元々上下で合わせて着用することを意図しており、4つのボタンと1つの胸ポケットを装備した比較的シンプルなデザインが特徴だ。その後、幾度となく改良が加えられ1930年代にリーバイスはロットナンバー「506XX」のデニムジャケットを発売。時を同じくして食品と雑貨の卸商であったリーはデニム衣料の製造に着手し、1931年ウエスタン・スタイルのデニムジャケット“101スリムジャケット”を発表した。

ちなみにリーバイスのデニムジャケットは初期モデルから古い順に「ファースト」「セカンド」「サード」「フォース」と4つのタイプで語られることが多いが、これは日本の古着輸入業者が便宜的に分類した呼称であり、リーバイス社がつけた正式名称ではない。現在リーバイスの最もポピュラーな「サード」タイプのデニムジャケットには“トラッカージャケット”の名称が採用されている。

デニムジャケットの代表的な5つのタイプをおさらい!

①1stタイプのデニムジャケット

リーバイスのロットナンバー「506XX」で識別されるファーストタイプは、前立てのボタン脇に施されたアクションプリーツと左胸の低めの位置にのみ取り付けられたフラップポケットが特徴だ。しかし初期のモデルにはフロントポケットにフラップはなく、1936バージョンより以前のジャケットにはビッグ「E」の赤いタブもない。また、バックのウエスト部分にはサイズ調節用のベルト(シンチバック)が装備されているが、この針刺しシンチは車やソファ、馬の鞍を傷つけるとカウボーイから不評だったため、1946年の戦後モデルから針のないバックルに変更になり、後継の507XXからはシンチバックではなくウエストバンド上のアジャスターベルトが採用されている。あくまでもワークウエアとして作られたファーストタイプは最も武骨なデニムジャケットとして知られ、現在世に出回っている全てのGジャンの礎とも言える逸品だ。

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②2ndタイプのデニムジャケット

1952年に発売されたリーバイスの「507XX」がいわゆる「セカンドタイプ」のデニムジャケット。ボタンフラップクロージャー付きの両胸ポケットやバータック(補強のためのステッチ)、サイズ調節用のボタンアジャスターが「506XX」からの主な変更点としてあげられる。ワークウェアとしての機能性を高めながら現代的な解釈が加えられた「セカンドタイプ」のデニムジャケットは新しいタイプのアイコンとされたジェームズ・ディーンやマーロン・ブランド、スティーブ・マックイーンのスタイルにより、ジーンズとともにファッションアイテムとしてのステータスを獲得。1930年代の西部劇によって広まったカカウボーイスタイルのイメージから、1950年代から1960年代にかけてハリウッドスターによって打ち出されたよりクールでスタイリッシュなイメージへと変化を遂げる。

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③3rdタイプのデニムジャケット

トラッカージャケットの名称で親しまれデニムジャケットの完成形と称される最もポピュラーな「サードタイプ」はリーバイスが1962年に発売した「557XX」がベースとなっている。最大の特徴はホームベース型の両胸フラップポケットとそれに連動するV字状のステッチで、これによりマスキュリンな胸元を演出しながらウエストにすっきりとしたスリムな印象をもたらす。リーバイスの「506XX」ファーストと「507XX」セカンドが9オンスの未収縮デニムを使用しているのに対し、「557XX」サードは防縮加工を施した12オンスデニムを使用。それに伴い1964年頃よりパッチの型番から「XX」の表記が順次廃止されている。

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④4thタイプのデニムジャケット

1966年に発売されたリーバイスの「70505」が原型となっているのがフォースタイプ。パッと見サードタイプの「557XX」とほとんど変わらないデザインだが、「557XX」よりも身幅をスリムにして着丈をやや長めに設定することですっきりとしたシルエットになっている。ファーストからフォースまでリーバイスは一貫してコーンミルズ社製の綿100%セルヴィッチデニムを使用しているが、前述の通りサードモデルの途中から防縮加工デニムへ切り替えたことで「70505」フォースモデルからは「XX」表記がない。

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⑤lee 101Jタイプのデニムジャケット

時代のニーズに合わせてデザインをアップデートするリーバイスのデニムジャケットに対し、誕生時から現在までほとんど変わらぬデザインで独自のポジションを確立しているリーのデニムジャケット。不朽の名作としてリーのアイコンとなる「101J」タイプのデニムジャケットは、1931年カウボーイのためにデザインされたウエスタン・スタイルの”101スリムジャケット”として発売される。リーバイスのどのデニムジャケットとも異なる「101J」タイプの顕著な特徴は内側に少し傾斜している両胸ポケットで、これはカウボーイが馬に乗りながら反対側のポケットに手を伸ばした際の手の入れやすさを考慮してのこと。着丈も短くウエストバンドの幅が広いのも特徴で、これはウエストバンドの幅を大きく取ることでより良いフィット感を実現し、乗馬の際でもジャケットがめくり上がらないように設計されている。さらに、落馬したときに怪我をしないよう金属パーツを少なくし、ジグザクステッチやダブルステッチによってタフさ強化している点も「101J」タイプの特徴だ。

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デニムジャケットをコーディネートするコツとは?

デニムジャケットの着こなしにおける洗練さと野暮ったさは紙一重。ワークのイメージに偏りすぎたりアイテム選びを間違えると持ち味である男らしさや武骨さもネガティブ変換さりかねず、大人らしいスマートな着こなしさえモノにできればオーセンティックなアイテムであっても野暮ったさやアカ抜けなさを感じることもない。とりわけデニムオンデニムやダブルデニムと言われる上下デニムで揃えるスタイリングの場合には、インディゴブルーデニムの代替としてブラックやグレーで揃えたり、上下のトーンにメリハリを効かせることも洗練さを担保する有力な一手だ。ここ数シーズン、オーバーサイズのアウターやトップスがイットアイテムとしてもてはやされているが、ことデニムジャケットに関してはドロップショルダータイプが狙い目でほどよいゆったりシルエットかジャストサイズが基本。極端なオーバーサイズでは野暮ったさを助長しかねず難易度も高いので、ジャストサイズをチョイスしてワイドパンツやフレアパンツ、バギージーンズとの合わせでキレイめかつエレガントにこなすのが◎

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