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デニムジャケットのタイプ②「元祖デザインの”ファーストタイプ”」
その名の通り、初めてデニムジャケットが完成した時のデザインが「ファーストタイプ」だ。ファッションアイテムではなく作業着として誕生したため、動きやすさを重視して作られているのがよく分かる。たとえば、フロントに立体感をもたらしている前立て部分のプリーツや、腰部分に配されたバックルベルト式のアジャスターであるバックシンチなど。また、左の身頃のみに配された胸ポケットは、物を出し入れしやすいよう低めの位置に設定されている。この機能美こそがファーストタイプの魅力だ。
デニムジャケット 1stタイプ①「LEVI’S VINTAGE CLOTHING(リーバイス ヴィンテージ クロージング) 506」
“リーバイス ヴィンテージ クロージング”こと通称“LVC”では、過去の名作アイテムを復刻しているコレクション。紹介する「506」は、ヴィンテージ・デニムジャケットの王様的存在とも評されるファーストタイプの復刻版だ。ちなみに「506」は製造された年によって微妙にディテールが異なる。ヴィンテージデニム愛好家の間では、1941~1945年頃の大戦モデルが特に人気だという。
デニムジャケット 1stタイプ②「Nudie Jeans(ヌーディージーンズ) SONNY」
2001年に元ヨーロッパLEEのデザイナー、マリア・エリクソンによってスウェーデン、ゴーテボーグで設立された「ヌーディージーンズ」。日常にはいつもジーンズがあるという概念のもと、ジーンズを「Second Skin(第二の肌)」と捉えており、素材にもオーガニックコットンを使用するなど環境にも配慮したデニムブランドだ。そんなヌーディージーンズから1stタイプのデニムジャケット SONNYをピックアップ。前立てのプリーツや片方のみの胸ポケットなど、1stタイプのディテールを踏襲しながらも、胸ポケットは内側に施されているなど通常のデザインとは一味違ったモデルに。ステッチまで全てブラックで揃えることによって、シックな雰囲気に仕上がっている。
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