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ダンベルとチューブのどちらにもデメリットはある
上記のように、ダンベルとチューブには沢山のメリットがあるが、言うまでもなくデメリットも存在する。この項では、そんなそれぞれのデメリットについて紹介していく。
ダンベルのデメリット
ダンベルは重量が重くなるにつれ、バランスが取りにくくなるというデメリットがある。また、それに伴って怪我のリスクが高まることも挙げられるので注意が必要だ。しかし、高重量なダンベルであるほどバランス感覚を要するということは、その反面、体のバランス力や筋肉の連帯性を強化することにも繋がるため、メリットとして捉えることもできる。いずれにせよ、自分の筋力に見合っていない重量のダンベルを扱うことには危険が伴うので、トレーニング初心者の場合は高重量のダンベルトレーニングは避けるのが無難だ。
チューブのデメリット
チューブトレーニングは張力を利用するため、伸ばせば伸ばすほど負荷が高まる。その一方で、伸びていなければ負荷を与えられないことがデメリットとして挙げられる。たとえばチューブアームカールを行う場合、肘を曲げた時に負荷がグンと高まるが、肘を伸ばした状態では充分な負荷がかからず、一連の動作の中でかかる負荷にムラが生まれてしまう。また、伸ばすほどに手が痛くなることもあるので、手袋や軍手などを用意する必要もある。
ダンベルトレーニングのポイントは?
ダンベルトレーニングで気をつけたいのは正しいフォームを維持し続けること。重過ぎる重量を扱うのではなく、自分に合った重量を選択することが大切になる。そのためには成長に合わせて重さを変えやすい可変式ダンベルを購入するのがおすすめだ。ちなみに扱う重量の目安は、高重量トレーニングで1セット10回前後、低重量高回数トレは20回に届かない程度が一般的。また、筋肉に負荷をかけるために反動を使い過ぎないようにするのも忘れないようにしよう。
チューブトレーニングのポイント
チューブトレーニングで大切なのは、なるべくゆっくりと動作を行うこと。負荷が逃げにくいという特徴を活かすためには時間をかけながら効かせたい部分を意識するのが大切になる。また、強度を高めるために数本一緒に使う場合は、グローブを使ったりチューブを踏むためにシューズを履いたりするとトレーニングがしやすくなるだろう。