日本の洒落者の間では、流行しているというより最早あたり前となりつつある異なる系統をMIXしたコーディネート。なかでも大人っぽいスタイルを好む男性なら「ドレス」テイストを軸にあらゆるMIXコーデを楽しむ場合が多いのではないだろうか。今回はそんな男たちに向けて、ドレススタイルに欠かせない「スラックス」に「カーゴパンツ」のエッセンスを取り入れた新型MIXパンツを紹介したい。
品良きカーゴパンツ型スラックス「LIBRA CARGO No.4」
武骨でシンプルなTシャツ1枚の着こなしもサマになる存在感を備えたカーゴパンツ、そして着こなしを端正な大人の印象に引き締めて格上げするスラックス。そんな両者の良いトコどりをしたようなパンツがGENTLEMAN PROJECTSからリリースされた。“スラックスにミリタリーテイストを注入すること”をテーマにデザインされているため、リアルな軍モノのカーゴパンツにありがちな野暮ったさは一切なし。それでいて“なんちゃってカーゴパンツには見えない本格的なディテール”を備えたバランス感に注目だ。
「LIBRA CARGO No.4」の魅力①「斜めカーゴポケット」で周りと差別化!着こなしに洒脱なアクセントをプラスする
「LIBRA CARGO No.4」をデザインする際に参考にしたのは、英国海軍のカーゴパンツ。英国海軍といえば、007のボンドでお馴染みのダニエル・クレイグを名誉中佐に任命したことで知られている。また、アメリカやフランス、ドイツ、オランダといった様々な国がカーゴパンツを展開しているが、英国海軍のものは唯一斜めにカーゴポケットが取り付けられているのもポイント。そんなカーゴパンツに着目し、このモデルはスラックスに合うようリデザインした斜めのカーゴポケットが施されている。
またフロントは端正な印象で、バックから見ると武骨なカーゴパンツらしさを与える“後ろマチ入りのポケット仕様”にも注目したい。カーゴポケットの位置は高めに設定することで、スタイルアップ効果を演出。モノの収納はもちろん、着こなしに洒脱なアクセントをプラスすることを意識して完成されたデザインとなっている。
「LIBRA CARGO No.4」の魅力②「サイドシャーリング仕様」でストレスフリーな穿き心地!
ロイヤルネイビー(英国海軍)カーゴパンツのウエストは、ゴム式アジャスターが付いており、ウエストのフィット感を調整できる。そんなウエストが伸縮するという機能性を持たせるため、このスラックスにはサイドシャーリング仕様を採用。洗練されたスラックスらしい見た目をキープするために、リアル軍パンの仕様はあえて再現せずにシンプルに仕上げている。ウエストを締め付けず、長時間穿いても疲れにくい仕上がりだ。ウエストは10cm以上伸縮するため、サイズアップ、サイズダウンして穿くのもOK
「LIBRA CARGO No.4」の魅力③上品タフなムードを後押しする「ウール製リップストップ生地」
ドレッシーな品がありながら武骨なミリタリーテイストを後押しする質感を実現するためには、生地の選定が重要ファクターとなる。上品なスラックスの顔立ちに仕上げるなら、ウール素材の使用は絶対条件。とはいえ、ミリタリーテイストを感じるタフさも欲しい。そんな考えのもと何度もサンプル制作を重ねてたどり着いたのがウール製リップストップ生地。ウールとポリエステル、そして軍にも採用されるコーデュラナイロンをMIXすることで、ドレスパンツに使われるような繊細さがありながらバツグンの強度を誇り、耐摩耗性に優れたスペックを実現している。またポリエステル素材にのみ適用可能なプリーツ保持加工により、プリーツラインが消えにくい仕上がりになっているのも魅力のひとつだ。
「LIBRA CARGO No.4」の魅力④ドレッシーな顔立ちながらカジュアルスタイルにも合う守備範囲の広さで大人コーデに最適!
ドレス:カジュアルの割合を7:3でまとめたような今作。テーラードジャケットを合わせて品良きミリタリーMIXスタイルを楽しんだり、カジュアルなTシャツスタイルをドレッシーな印象に仕上げるなど、幅広い着こなしにフィットする守備範囲の広さを誇る。
裾幅はL(48)サイズで22cm、裾上げはスラックスのシングル仕上げ。ローファーやUチップといった革靴との相性はもちろん、上質なレザースニーカーと合わせて上品なカジュアルスタイルにまとめても決まるバランスを意識して仕立てられている。