チャーチ「グラフトン(GRAFTON)」が他とは違う外羽根ウィングチップとして人気を集める6つの理由とは?

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チャーチ「グラフトン(GRAFTON)」が他とは違う外羽根ウィングチップとして人気を集める6つの理由とは?

チャーチ「グラフトン」が人気の理由③「ラスト173によるカントリーらしからぬシルエット」

グラフトンには、ラウンドトゥのラスト173を採用している。「コンサル」や「ディプロマット」「チェットウィンド」といった傑作にも使われている現在のチャーチのドレス靴におけるメインラストだ。チャーチは1999年にプラダグループに買収されるまで、ずっと同じ木型で生産し続けてきた稀有なシューメーカーとして知られていた。同じ木型を使い続け、異なるデザインのモデルを多岐にわたり作ってきたチャーチだが、プラダに買収されたタイミングでラストを一新。現代のトレンドにも適応するラストへとアップデートされた。チャーチファンの間では、買収前の旧ラストを使ったモデルを旧チャーチやオールドチャーチと呼んで区別している。

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ラスト173は、2005年にお目見えした木型。かつてオールドチャーチではラスト73という木型がブランドを代表していたが、プラダ買収後の新開発ラスト100へとシフト。しかしラスト73の復活を望むオールドチャーチファンの声が大きかったことから、ラスト100フィッティングをベースに73のクラシックでややボリューミーなフォルムを組み合わせたラスト173が誕生した。結果的にラスト173は新旧両方のチャーチファンの心を掴むこととなり、現行ラストの中でも最も人気の高い木型となった。

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角ばりすぎず、丸すぎないバランスの良いトゥがラスト173の特徴。捨て寸は長めに設定され、土踏まずとヒール周りはコンパクトに設定してフィッティングを向上している。真横から見るとトゥが微かに膨らみを帯びているのは、エッグトゥと呼ばれる英国靴の伝統的なシルエットだ。ドレス感のある上品なイメージを備えながら、クラシックな要素も踏襲しているのがラスト173の魅力。トリッカーズのような定番カントリーシューズだとごつすぎると感じる人も、チャーチのグラフトンなら良いバランス感で履きこなせる。また、外羽根の靴なので、同じラスト173を採用したコンサルやチェットウィンドよりもゆったり感じるのも特徴だ。

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