不朽の名作、オールデン「990」が持つ8の魅力とは?

オールデンの「990」といえば、オールデン史上最も売れた不朽の名作だ。最高品質のコードバンの美しさを存分に堪能できる外羽根プレーントゥであり、コアなファンはもちろんファーストオールデンにこのモデルを選ぶ人が多いことで知られる。今回は、そんなオールデンの代表作「990」の魅力を紹介!

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履き心地と高級感を両立させたアメリカ靴の王様ブランド「オールデン」

オールデンは、1884年にアメリカ・マサチューセッツ州のミドルボロウにて誕生したシューズブランド。チャールズ・H・オールデン氏によって設立され、主にカスタムメイドのブーツやオーダー靴を手がけていた。1892年にはマサチューセッツ州のノースアビントンへ工場を移転し、生産ラインを拡張。1931年の創業者引退に伴い、経営権がターロウ家へと受け継がれることとなった。1950年代からは医療用矯正靴の分野にも進出。革靴メーカーの中でも類を見ないほどオリジナルの木型を製作していることでも有名で、1950年代初期にはラウンドトゥのバリーラスト、1963年には矯正靴を元にしたモディファイドラストが生み出された。

ブルックスブラザーズへ向けてのローファーの生産や、パリのカリスマバイヤーとして知られるピエール・フルニエ氏がモディファイドラストのVチップを気に入ったことから、オールデンは国際的に知られるブランドへと発展。日本へは1980年に初めて正式に販売され、瞬く間に人気を獲得した。アメリカはグッドイヤーウェルト製法を生み出した国だが、現在の革靴製造と言えばイギリスやイタリアが中心。そんな中でオールデンは、約200にも及ぶ作業工程を経て1足の靴を仕立てることで、世界最高峰の革靴を完成させている。

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履き心地の良さと品質の高さを追求するのがオールデンの靴作り。モディファイドラストをはじめとするさまざまな足形に合うラストを開発しつつ、アッパー素材には最高級のコードバンを採用。毎朝欠かさず入念に検品するほどこだわり抜かれたレザーによって製造されるオールデンの靴は、「アメリカ靴の王様」とまで称される。

オールデンの人気を象徴する名靴「990」とは

990は、オールデンが手がける外羽根プレーントゥだ。オールデンが製造する数々のモデルの中でもナンバーワンの人気を誇る不朽の名作として知られている。アッパーの素材には馬の臀部にあたるコードバンを使用しており、硬く独特な風合いを持ち、牛革にはない美しい光沢を放つのが特徴。履けば履くほど絶妙な履き皺が入り、装飾のないプレーントゥであることから、エイジングによる風合いの変化や色ムラを堪能できるのも人気の理由の一つである。アメリカ靴の代名詞でもあるオールアラウンドグッドイヤー製法によって底付けされており、コバの張り出しは他にはないほど大胆。太めの糸を使ったステッチによって、装飾性の低いプレーントゥながら武骨な存在感を漂わせている。

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オールデンを代表するラウンドトゥのバリーラストによって生産されており、コーディネートを選ばずあらゆるスタイルに合わせることが可能だ。アメリカントラッドを体現する丸みを帯びたシルエットで足幅も広く、日本人の足に合わせやすいのも嬉しいポイント。さらに、オールデンのコードバン靴と聞いて多くの人がイメージするであろう、ダークバーガンディーの色味も990の特徴だ。英国やイタリアのレザーシューズとはひと味ちがう、独特の色気と武骨さは靴マニアをトリコにし続けている。

オールデン「990」の魅力①「男が欲しがるダイヤモンド!アッパーにホーウィン社のシェルコードバンを使用」

990はアッパーにコードバンを使用したプレーントゥ。カーフレザーの革靴も展開しているとは言え、やはりオールデンの真骨頂と言えばコードバンだ。財布やランドセルなど、コードバンを採用する製品は革靴に限らず存在するが、オールデンのコードバンはホーウィン社による最高品質のコードバンを使っている。ホーウィン社は、1905年にアメリカはシカゴにて創業された皮革鞣しの老舗メーカー。一時期は経営の危機に瀕していたホーウィン社だが、オールデンがコードバンを大量発注したことで復活を遂げた。ホーウィン社が誇る有名な革は「シェルコードバン」と「クロムエクセルレザー」の2種類があり、今では世界中のシューズブランドがこのメーカーの革を求めている。苦しい時期に手を差し伸べて救った縁から、オールデンは優先的にホーウィン社のコードバンを仕入れることができるのだ。

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カーフにはない光沢はまさに”革のダイヤモンド”

世の中に普及しているほとんどの革靴は「牛」の皮を使ったものだが、コードバンは「馬」の皮からできている。ホーウィン社のコードバンは「シェルコードバン(Shell Cordovan)」と名付けられているが、「シェル(Shell)」とは農耕用馬の臀部のほんの一部分を指す。臀部をムチで叩いて鍛え上げ、その皮をひっくり返したものがコードバンになるのだ。1頭の農耕馬から製造できるオールデンの革靴はわずか12足。その希少性に加え、他にはない美しい光沢を放つことからシェルコードバンは「革のダイヤモンド」とも呼ばれている。

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オールデン「990」の魅力②「艶だけじゃない!経年変化によるシワや色落ちも楽しみのひとつ」

エイジングによる風合いの変化もコードバンの魅力。農耕馬の尻部分の革は繊維が緻密なため、カーフレザーにはな深い艶を生み出している。見た目だけでなく、丈夫で使い込むほど足に馴染んでいくのも特徴だ。牛革のように伸びやすくはないためサイズ選びは慎重さが求められるが、形状記憶の特性もあり、持ち主の足にフィットしていく。

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オールデンのコードバンに出来る重厚な履きジワが味を深める

味わい深いシワもコードバン特有のもの。プレーントゥの990では、より顕著に履きジワを楽しむことができる。少し歩くと簡単にシワが入るのが特徴で、カカト部分を一度でも踏むとシワが入り、消えることがないほどデリケート。甲部分に最初に入れるシワは、990のオーナーだけに許される一度きりの”儀式”のようなものである。それだけに、店頭で試着するときはシワを入れてしまわないよう注意したいところだ。持ち主の歩き方次第でシワの入り方は異なり、それこそが990の持ち味となる。左右対称にシワが入ることはまずありえず、左右非対称のシワがつくわけだが、それらのシワに愛着を持って育てていくのが何よりの楽しみ方である。

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オールデンの990は、新品時よりもむしろ履き込んだあとのほうが魅力が増していく。特殊な素材ではあるが、育て方次第では10年〜20年の使用も可能だ。基本的なケアは通常の革靴と同じではあるものの、水分に弱く、濡れるとシミになる点には注意が必要。雨に濡れたときは濡らした雑巾で一度全体に水分を与え、そのあとよくしぼった雑巾で拭き取る。その後、陽の当たらない場所で乾かし、翌日に通常のケアをすればOKだ。確かにデリケートだが、そもそもアメリカ靴。神経質になりすぎず、水気だけ注意しながら気が向いたときにケアするぐらいがちょうどいい付き合い方だと言えるだろう。

オールデン「990」の魅力③「いずれ手に入らなくなるかも!?希少価値の高さ」

プレーントゥの990は、上質なコードバンの一枚革を使用した1足。ただえさえ貴重なコードバンを贅沢に使用することから、しばしば品薄状態になる。近年では農耕用の馬というのは生産されておらず、食肉用としてごく少数生産されている馬からコードバンは採取されている。世界でも1カ月に数千頭分しか採れないほど希少価値が高まっており、実際に2〜3年程前には国内の店舗から990を始めとするオールデンのコードバンモデルはほぼ完全に姿を消すこととなった。楽天やAmazonなどでも中古品しか見つからないほどで、海外からも入手困難な状態が続いていたのである。現在ではやや普及率を取り戻しつつあるものの、昨今のコードバンの供給事情を考えると、またいつ品薄状態が訪れても不思議ではない。とりわけ大判のコードバンを必要とする990やチャッカブーツなどのモデルは、タイミングを逃すと二度と手に入らなくなる可能性も少なからずあるのだ。

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単純な希少価値の高さもそうだが、それを除いても990は早い段階で購入することがおすすめ。なぜなら、オールデンの靴は10年や20年以上愛用することが前提のアイテムだからだ。当然ながら30代で購入したら20年後には50代、一生の相棒として付き合うならば、出会いは早ければ早いほど良いと言える。

オールデン「990」の魅力④「ブランドを象徴するダークバーガンディの色味」

990のコードバンの色は、通称”ナンバー8”と呼ばれるダークバーガンディ。オールデンの象徴とも言える色である。アニリン仕上げによって染色された990のブルゴーニュワインのようなアッパーは、景色を映し出すほど美しい。さらにエイジングによって、徐々に色味も変化していくのも魅力的。外羽根部分と甲部分にかけて表れてくるコントラストは秀逸である。

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オールデン「990」の魅力⑤「アメリカ靴らしい武骨なステッチライン」

990は、ベーシックな5アイレットのダービーシューズ。ホールカットのようにトゥからヒールにかけて1枚の革で形成し、アメリカ靴らしい雰囲気を放つステッチのラインで武骨さを演出している。カジュアルユースでもガシガシ履ける男らしさを備えながら、惜し気もなく贅沢に使用したコードバンの光沢によって上品さも兼ね備えているのだ。

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オールデン「990」の魅力⑥「13種類の木型の中で最も王道のバリーラストを採用」

日本限定のラストも加えると全部で13種類ものラストを展開しているオールデン。990では、最も定番とも言える「バリーラスト(Barrie Last)」を採用している。ザ・アメリカ靴と言えるような筋肉隆々のフォルムとラウンドトゥが特徴だ。外羽根プレーントゥらしい丸みとボリューム感を備えているが、オールデンのラストの中ではレングスが長めに設定されており、スタイリッシュにも見える。デニムやチノパンに合うことはもちろん、ジャケパンなどドレス寄りのファッションと親和性が高いのも人気の理由である。

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オールデン「990」の魅力⑦「機能性を向上させる360度グッドイヤー製法」

オールデンの革靴は、耐久性の高いグッドイヤーウェルト製法によって製造されている。モデルによって270度グッドイヤーと360度グッドイヤーが使い分けられているが、990ではカカトまでウェルトを施した360度グッドイヤーウェルト製法を採用している。オールアラウンドグッドイヤー製法とも呼ばれるこの意匠は、カカトまでコルクが敷き詰められるのが特徴。シャンクなどの金属パーツも省けるため、見た目にそぐわない軽量化と優れたクッション性を実現している。

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オールデン「990」の魅力⑧「さり気なく装飾性をアピールするスプリットウェルト」

360度グッドイヤーに加え、ダブルソールもアメリカ靴らしい仕様。インソールとアウトソールの間に、ミッドソールと呼ばれる革底を挟み込んだダブルソールは、頑丈な革底の代名詞だ。シングルソールのドレスシューズよりも耐久性や耐水性に優れ、軽めのアウトドアにも対応する。さらに、ウェルトとアッパーの間に施された”防護壁”にも注目したい。ストームウェルトにも似たこの形状は、「スプリットウェルト」と呼ばれるもの。リバースウェルテッド製法にも近しい製法で、アッパーに面したウェルト部分にもステッチを施すことで装飾性を高めている。

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オールデン「990」の魅力⑨「武骨に仕上げたアウトソールで足裏もぬかりなし」

990のアウトソールは、ドレスシューズの王道であるレザーソールを採用している。ヒールに近しい部分にはオールデンのブランドロゴを刻印。中央部分に刻印された「HORWEEN GENUINE SHELL CORDOVAN」の刻印も細字でどこか洒落た印象だ。外周部分にむき出しになったオールアラウンドグッドイヤー製法のステッチも、アメリカントラディショナルを感じさせる。

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