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内羽根ストレートチップ「コンサル」はチャーチを代表するモデル
コンサルは、チャーチを代表する内羽根ストレートチップモデル。イギリス人大使や政治家の多くがオックスフォード(内羽根)シューズを履いていたことから、「コンサル(CONSUL)=領事」の名が付けられた。1940年から親しまれてきた名作木型の#73ラストに、ロングノーズ気味のモダンなフォルムを持つ#100ラストを継承する「#173」を採用。クラシカルな雰囲気を備えながら全体的にはモダンなシルエットに昇華されており、現代人の足形にも合うため快適な履き心地を実現している。アッパーやソールのバリエーションも幅広く、用途に応じた型番をセレクトすることが可能。頑強で素朴、それでいてエレガントなコンサルは質実剛健な英国靴を象徴する存在。フォーマルからビジネスまで、着用すると思わず姿勢が正される英国オックスフォードシューズの王道モデルだ。
チャーチの「コンサル」は様々なバリエーションのレザーで多彩な表情を持つ革靴
コンサルに限った話ではないが、チャーチの革靴に採用されるレザーは慎重に厳選されているのが特徴。仕上げの工程ではオリジナルのワックスが手作業で塗り込まれ、レザー本来の美しさが最大限引き出されるように時間をかけて作り上げられている。ブランドの代表作であるコンサルにおいては、通常のブラックカーフ以外にもさまざまなレザーをアッパーに使用したモデルが展開されている。
あらゆるシチュエーションで重宝するブラックカーフモデル
ブラックカーフのモデルは、最も王道な内羽根ストレートチップ。冠婚葬祭から重要な会議、面接まで幅広いシーンで着用できる。コンサルのカーフはやや固めな印象なのが特徴で、フォーマルを体現する1足として相応しい革質だと言えるだろう。もちろん履き込むごとにしなやかさは増していき、経年変化を楽しめるのも魅力の一つだ。
独自の光沢感を放つポリッシュドバインダーカーフモデル
ポリッシュドバインダーカーフ(Polished Binder Calf)は、チャーチが独自で開発したアッパー素材。一昔前はブックバインダーの名称で親しまれていたが、防水性などをアップデートして革の名前も刷新された。いわゆるガラスレザーのような性質を持つが、巷のガラスレザーとはクオリティに圧倒的な違いがある。取ってつけたような光沢感から安物扱いされることの多いガラスレザーと異なり、ポリッシュドバインダーは美しい輝きを備えているのが特徴である。
雨の多いロンドンで気軽に履けることをコンセプトとしているため防水性にも優れており、1適の雨粒もアッパーから染み込むことはない。ラバーソールモデルや、レザーソールにハーフラバーを貼ってしまえば、雨でも雪でも恐れることなく履くことができる。ただし、革本来の自然な光沢ではないので好みが分かれるのも事実。内羽根ストレートチップは冠婚葬祭で履ける靴とは言え、ポリッシュドバインダーの光沢感は結婚式ならともかく、葬式の場ではやや派手な印象となってしまうのが実際のところだ。また、手入れをあまりしなくても光沢感を維持できることがメリットの一つだが、靴磨きが好きな人にとっては物足りなさを感じるだろう。
オフでもコーディネートに取り入れられるネバダカーフモデル
フォーマルで使える一方で、カジュアルシーンにはやや不向きな内羽根ストレートチップだが、ウォルナットカラーであればオフのスタイルにも愛用できる。ジャケットスタイルなどのキレイ目コーディネートはもちろん、デニムやチノとも相性抜群。経年変化による味わい深さが顕著に表れるのも茶靴の醍醐味だ。ダークブラウンのコンサルであればネイビースーツと合わせてもサマになるため、ビジネスシーンでも着用可能。2足目の内羽根ストレートチップとして有力な選択肢だ。
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