シューキーパー【購入時に注意したい5つのポイントとは】

上質な革靴を長きにわたり大切に履いていくのに必要な道具といえば「シューキーパー(シューツリー)」だ。それぞれの革靴ごとに適したシューキーパーが存在するため、正しい選び方などのポイントはしっかりとおさえておきたい。今回は、シューキーパーの選び方から正しい使い方まで紹介!

スポンサーリンク

革靴メンテナンスにおいてシューキーパーの果たす役割とは?

シューキーパーを選んだり、正しい使い方をする際に重要となってくる「シューキーパーの役割」を紹介!

シューキーパーの役割①「革靴の形状維持」

シューキーパーの一番重要な役割は「革靴の形状維持」だ。シューキーパーの存在価値の7割以上をこの機能が占めていると言っても過言ではない。シューキーパーを使うことによって革靴のアッパーに入りがちなシワを伸ばして、長期に渡って美しい状態を保つことが可能だ。

シューキーパーによる革靴の形状維持

シューキーパーの役割②「乾燥・調湿」

つづいて、シューキーパーの果たす重要な役割として「乾燥・調湿」が挙げられる。足裏といえば、身体の中で汗腺が多い部位。そんな部位を革が覆えば、自然と蒸れが気になってくる。革素材は湿気に弱いため、いかに乾燥させるかがメンテナンスにおいて重要なファクターになってくるだろう。もちろん、乾燥させればさせるだけ良いという訳ではない。天然素材の革を乾燥させすぎるとひび割れなどが生じる恐れがあるので注意が必要だ。同じく天然素材の木製シューキーパーであれば、革靴を乾燥させすぎることなく適度な湿度状態に調整してくれる。

シューキーパーの役割③「脱臭・殺菌」

革靴内部は雑菌が繁殖しやすくイヤな臭いを発生させがち。脱臭効果・殺菌効果を持つシューキーパーを選ぶことでイヤな臭いを回避することが可能だ。天然素材のシューツリーには、消臭・殺菌効果があるものも存在する。

シューキーパーを選ぶ時に注意したい5つのポイント

これから入手するのであれば、前述のシューキーパーの役割を十二分に発揮するスペックのシューキーパーを購入するのがオススメだ。具体的にクリアすべき条件を紹介!

シューキーパーを選ぶポイント①「しっかりと縦方向にテンションがかかる」シューキーパーを選択

前述のように、シューキーパーの最も重要な役割は靴の形状維持。とりわけ縦方向にしっかりと伸ばす力がかかるタイプを選択することが重要だ。

例えば、安価なシューキーパーとして下の画像のような、バネを湾曲させて機能させるタイプのシューキーパーが存在するが、テンションが縦方向以外にもかかることからテンションが分散して、十分な効果が発揮されないこともあるため注意が必要だ。

下の画像のように縦方向へのテンションはかかるが、同時に上方向へのテンションもかかってしまう。このタイプであっても「シューキーパーを使わないよりは使ったほうが100倍良い」ができれば避けるのが無難だ。

シューキーパーを選ぶポイント②「木製のムク仕上げ」のシューキーパーを選択

乾燥・調湿機能を持つシューキーパーの条件として「木製ムク仕上げ」という点が挙げられる。当然プラスチックでは吸湿機能は見込めない。木製であっても「ニス仕上げ」されたタイプでは効果はほぼゼロに近いとも言われている。シューキーパーのメインの役割は「形状維持」のためマスト条件ではないが、せっかく購入するのなら「木製ムク仕上げ」でシューキーパーの恩恵をフルに受けるのがオススメだ。

シューキーパーを選ぶポイント③「シダー製」のシューキーパーを選択

木製シューキーパーの中でも「シダー製」を選択するのが吉。シダーウッドには、抗菌・殺菌・消臭効果があるため、革靴のいやなにおいを防止できる。

シューキーパーを選ぶポイント④「かかと部分が大きくて丸い」シューキーパーを選択!

ここからは「可能であれば」というレベルの条件だが、シューツリーのかかと部分が大きくて、かかとの形状にあわせて湾曲したタイプを選ぶのがおすすめ。いわゆるスティック型などのかかと部分が小さいタイプを選ぶと、革靴のかかと部分にピンポイントでテンションがかかってしまい、最悪の場合には型崩れの原因になってしまうケースも存在する。(ヒールカップが柔らかかったり、芯が入っていない場合)

オールデンのシューキーパー

シューキーパーを選ぶポイント⑤「サイドスプリット」が入ったタイプなら横方向の縮みにも効く!

縦方向に伸ばすのがシューキーパーのメインの役割だが、甲の横方向に対してテンションをかけることが可能なサイドスプリットタイプもおすすめ。甲幅が狭い革靴を甲幅が広いタイプの男性が履く際には特に有効だ。
シューツリーおすすめ

Collonil アロマティックシーダーコロニルシュートゥリー

意外と知らないシューキーパーの正しい使い方

お気に入りのシューキーパーを使いこなすために必要なちょっとした基本知識を紹介していきます。

シューキーパーの正しい使い方①「脱いですぐシューキーパーを使わない」

「帰宅後すぐのシューキーパー使い」これは意外とやってしまう間違った使い方の一つだ。1日履いた革靴内部には、かなり湿気がこもっているため、すぐ入れてしまうとシューキーパーの内部に湿気がこもり、逆に乾燥を遅らせてしまう原因に。特に雨の日に履いた革靴にやってしまうのは厳禁。風通しの良いところで、まずは陰干しをすることによって「半乾燥状態」までもっていき、その後にシューキーパーを使用するのが正しい使い方だ。どうしても次の日も続けて履く必要がある場合や雨で濡れてしまったような場合には、シューキーパーを使用する前に新聞紙を詰めるという手順も有効。

シューキーパーの正しい使い方②「シューキーパーは靴の数だけ必要ではない」

シューキーパーは、所有する革靴の数だけ必要と思いがちだが、実は「不要」だ。前述のようにシューツリーは「半乾燥→乾燥」の段階で使用するものなので基本的には入れっぱなしにしておく必要がない。2〜3本あれば十分に使い回しが可能だ。

シューキーパーの正しい使い方③「シューキーパーのテンションかけすぎ、入れっぱなしには要注意」

コードバン素材の革靴や繊細な作りの革靴といった「伸びやすい革靴」に対して、シューツリーを長時間差し込みっぱなしにしていたり、必要以上に強いテンションをかけ続けてしまうと、革が想定以上に伸びてしまうことがあるので注意が必要だ。(とあるブランドのスウェードローファーにやってしまい失敗した経験者が男前研究所の編集部にも存在する。伸びすぎてサイズが緩い状態に変化していた。)

シューキーパーの正しい使い方④「時にはスニーカーにも使うと◎」

革靴に限らず、スニーカーの形状維持のためにシューツリーを活用するのも有力な選択肢だ。また、アシックスのゲルライトIIIなどタンが分厚いスニーカーやアッパーがレザーやエナメル製のスニーカーなどは、通常のスニーカーに比較して蒸れてイヤな臭いがつきやすい。そんなスニーカーにシダー製ムク仕上げのシューキーパーを差し込むと、驚くほど臭いが除去できる。シワ伸ばしにも一定の効果があるので、一度試してみるのはいかがだろうか。

シューキーパーの注目アイテムを紹介!

最後に、シューキーパーのオススメアイテムをピックアップ!

DASCO(ダスコ) シューツリー サンデッドライム

1946年、ロンドンにて設立されたダンケルマン&サン社が展開するシューケア用品ブランド「DASCO(ダスコ)」。シューツリーのトップメーカーとしても知られている。ノーサンプトンに工場がある英国の靴メーカーの大半は、ダンケルマン&サン社との取引があると言っても過言ではない。例えば、チャーチ、クロケット&ジョーンズ、エドワード・グリーン、ジョン・ロブ・ロンドンの純正シューツリーを手がけるなど、名だたる高級紳士靴ブランドから絶大な信頼を受けている。サイドスプリットが施されたロングノーズに適したこのシューツリーは、幅広い革靴にフィット。

詳細・購入はこちら

A CORDONNERIE ANGLAISE(コルドヌリ・アングレーズ) シューキーパー

1885年にパリで創業した保管用シューツリー専業メーカー「A CORDONNERIE ANGLAISE(コルドヌリ・アングレーズ)」。品質の高さと卓越したノウハウにより、世界中の高級靴メーカーや一流ブランド靴の木型を生産しているだけでなく、 それらの靴のためのシューツリーにおいても、機能性と美しさで、常に高い評価を得ているブランドだ。木型を生産しているため、幅広い革靴に適したシューツリーのラインナップを誇る。さらに、汚れの付着や経年劣化を予防する特殊水溶性ニス仕上げにより、 美しい艶と除湿性を同時に叶え、大切な靴の履きジワや型崩れも防ぐ。こちらのシューツリーは、サイドスプリットのツインチューブ式であるため、様々な革靴の形状をしっかりとキープしてくれる優れものだ。

詳細・購入はこちら

BootBlack(ブートブラック) シューキーパー COLLECTION SHOE TREE

高級感を重視するなら、ニス塗りのシューキーパーも有力な選択肢になるだろう。すべての皮革関連業態に90年以上の間、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきた株式会社コロンブスが、その知識と開発力を結集して作り上げた、ジャパンメイドのブランド「Boot Black」シリーズのシューキーパーをご紹介。高級家具などに使用される英国製のウォルナット材を採用しているため、他のシューキーパーには無いラグジュアリーな雰囲気を演出してくれる。形状維持の役割もしっかりと果たすツインチューブ式。

詳細・購入はこちら

RooLee シューツリー 木製レッドシツダー

天然シダー製でパイプ式を採用しながらも、低価格を実現したシューツリー。大手通販サイトでもベストセラーを獲得しているシューツリーだ。足先には、横方向にもバネのテンションが加わる仕組みのため、様々な形の革靴に対して形状維持の効果が期待できる。かかとにループ紐を採用することで、取り出しやすさを向上させている点も嬉しい。

詳細・購入はこちら

FOLLOW US

Related post