スキンケアの要である“化粧水”と“乳液”の役割と、その違いとは?

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スキンケアの要である“化粧水”と“乳液”の役割と、その違いとは?

スキンケアの必須アイテムである化粧水と乳液。どちらも肌を保湿するために使うものだとは理解しつつも、その詳しい役割や違いなどは知らないメンズが多いのではないだろうか。そこで今回は知っているようで知らない、化粧水と乳液の違いを徹底解説していく。

監修
美容皮膚科医、日本抗加齢医学会専門医三輪 菜つ美さん

2013年北里大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて研修終了後、都内クリニックにて内科・皮膚科として勤務。2017年5月から2020年6月まで院長として、都内美容クリニックにて勤務。2020年7月より「LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)」院長就任。講演、TV、ラジオ、雑誌、webなど幅広く活躍中。

まずは化粧水と乳液、それぞれの役割をチェック!

まず初めに化粧水・乳液それぞれの役割を見ていこう。実はどちらも複数の役割を担っているので、意外と知らない効果があるかもしれない。

化粧水の役割と肌に与える効果とは?

成分のほとんどが水や水溶性の美容成分で構成されている化粧水。肌にどういった効果をもたらすのかを紹介していく。

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化粧水の役割①「肌にうるおいを与える」

化粧水の大きな役割として挙げられるのが、肌へのうるおい補給だ。洗顔後などは肌のうるおいを保つための皮脂膜が取り除かれており、かなり乾燥しやすい状態にあるため、化粧水を使うのはマスト。また、ただの水とは異なり保湿成分なども配合されていて、うるおいが持続するのも魅力だ。

化粧水の役割②「肌のph値を整える」

人間の肌はもともとは、ph4.5〜6の弱酸性。洗顔やシェービングの刺激により一時的にアルカリ性へ傾くことがあるものの、基本的にはすぐに弱酸性へと戻る。しかし、肌が乾燥した状態では弱酸性に戻りづらく、アルカリ性に傾きニキビや肌荒れを起こすことも。化粧水で肌を整えることで、肌のph値の安定へと繋がるのだ。

化粧水の役割③「肌を柔らかくし、その後のスキンケアアイテムの肌馴染みを良くする」

化粧水を使った後は、美容液や乳液などを使用するのがスキンケアの基本の流れ。実はそういったアイテムの肌馴染みを良くするのにも、化粧水は一役買っている。肌の一番外側にある角層が乾くと固くなり美容液や乳液の浸透が悪くなるため、化粧水でうるおいを与えて柔らかくしてから使うのが一般的だ。間違ったスキンケアとして、化粧水を塗布せず、いきなり美容液や乳液を使用するという方もいると思うが、スキンケアアイテムの効果を半減させている可能性があるので必ず化粧水は使うようにしよう。

乳液の役割は大きく3つ!肌に与える効果もチェック

乳液は7~8割ほどが水分、1~2割ほどが油分で構成されたスキンケアアイテムだ。化粧水より油分量のあるアイテムだが、一体どういった役割を果たすのか。ここからは肌に与える効果とともに紹介。

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乳液の役割①「肌の水分の蒸発を防ぐ」

乳液は油分で肌表面を覆い、角質層の水分が蒸発するのを防ぐ役割を持つ。これは本来、天然のクリームとも呼ばれる皮脂が行う役割だが、皮脂膜だけでは空気やエアコンの乾燥から肌を守れない。そのためオイリー肌のメンズでも乳液は必須なのだ。

乳液の役割②「肌を柔らかくする」

油分には硬くなった肌を柔らかくする効果も期待できる。化粧水の場合は「乾燥で硬くなった肌」のみを柔らかくするのに対し、乳液は乾燥・角質肥厚・キメの荒さなどあらゆる原因にアプローチできるのが特徴。とくに男性は肌が硬くなりやすいので、乳液でしっかりケアするのが◎

乳液の役割③「肌を外敵刺激から守る」

スキンケアの最後に使う乳液は、肌を保護し外敵刺激から守るという役割も。素肌では摩擦や大気汚染の影響を受けやすく、肌荒れや敏感肌を引き起こす可能性がある。そのため乳液は夜だけでなく、日中のスキンケアにも取り入れよう。

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