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エルメスの特注から定番モデルへ!パラブーツのロングセラー「ミカエル」
ミカエルは、パラブーツが手がけるアイテムの中で一番のロングセラーを誇る一足。初めて登場したのは70年以上も前で、エルメスがパラブーツへ特注したのが生産のきっかけと言われている。第2次世界大戦終結と同年でもある1945年に誕生したミカエルは、創業者レミー・リシャール・ポンヴェール氏の孫が生まれた年でもある。「ミカエル」というモデル名は、その創業者の孫で現会長を務めるミッシェル・リシャール・ポンヴェール氏の名前(ミカエルはミッシェルのラテン語読み)が由来だ。
山岳民族の靴であるチロリアンシューズやチロルダンスシューズが原型で、デザインや製法などのあらゆる要素が取り入れられている。通常のカーフよりもオイル含有率の高いリスレザーを採用し、ノルヴェイジャン製法によって登山靴に匹敵するクオリティの撥水性と堅牢性を持つ。インソールには通気性に優れた上質なコルクが敷き詰められており、履けば履くほど自分の足の形にフィットしていく。天然ゴムによる自社製のソールは溝が深く、悪路でも地面をしっかりつかむことから、長時間の歩行も苦にならない。
パラブーツの母国フランスでは人気ナンバーワンの「ミカエル」
ぽってりとしたトゥと大胆なモカによって足元にボリュームを持たせることができるため、パンツの丈や裾幅を選ばず、ジャケットスタイルからミリタリー、スポーツまで幅広いコーディネートにフィットするのも魅力的。デザイン、機能性ともにハイレベルであることから、フランス本国では昔も今も全パラブーツ製品の中で人気ナンバー1の売り上げを誇る。日本においても、Uチップのシャンボードに次ぐ人気作だ。
さまざまな特徴を持った独特のデザインであるため、ビジネスシューズとしてはシーンを選ぶものの、タウンユースのアイテムとして重宝することは間違いない。スニーカーほどカジュアルにならず、キャップトゥやプレーントゥほどかしこまりすぎない絶妙なバランス感を備えている。軽登山までこなせる機能性も秀逸だ。革靴ながら気取った印象にならないため、ジャケットスタイルなどのハズしアイテムとしても重宝することうけあいだ。
▶︎パラブーツ「ミカエル」を取り入れたコーディネート事例①
白Tシャツに、裾が切りっぱなしになったブラックデニムを合わせて足元にアクセントをプラスしたコーディネート。アンクル丈にカットオフされたラフなブラックデニムに、カジュアルな革靴 パラブーツのミカエルがよく似合っている。
▶︎パラブーツ「ミカエル」を取り入れたコーディネート事例②
オリーブグリーンのシャツジャケットにグレースラックスを合わせた着こなし。足元にセットしたのはパラブーツのミカエルだ。カジュアルアイテムとドレスアイテムを組み合わせたミックススタイルに、ほどよくカジュアルな革靴であるミカエルが絶妙にマッチしている。
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