ポイント②スーツ・ジャケット用ハンガーは同じ形をまとめ買いして使う
別のメーカーであればもちろんのこと、同じメーカーでも型式が異なればハンガーの形状も異なる。複数着のスーツをベストな状態で保管するなら、同じメーカーの同じ型番のハンガーを使うのがおすすめ。クローゼットのスペースを節約しながら美しく収納できるだけでなく、ジャケット同士が触れ合うことによる、生地への摩擦が軽減されるのが大きなメリットだ。セット売り割引されていることも多いので、お気に入りのハンガーを見つけたらぜひまとめ買いを。
ポイント③スラックス用の吊るし式ハンガーがあれば、穿きジワともおさらば!
俗に「スーツハンガー」といえば、ジャケットとスラックスを一緒に掛けられるハンガーを意味する。収納スペースを節約できる上に、ジャケットとスラックスがバラバラにならないため利便性に優れている。しかし、一方で「スラックスの穿きジワが取れない」というデメリットも。吊るし式のスラックス専用ハンガーがあれば、収納している間にスラックスのシワを伸ばせるのでぜひ入手しておきたい。裾を挟んで逆さ吊りにしておくことで、スラックス全体の重みでシワが伸びるというからくりだ。「クリップで2点留めするタイプ」と「裾全体を広い面で留めるタイプ」があるが、挟んだ跡が残りにくい後者がおすすめ。
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