日本の革靴ブランド9選【メイドインジャパンが熱い!】

革靴ブランド国産

革靴といえば、英国やイタリア、アメリカといった海外ブランドに目が行きがちですが、実は日本が誇る革靴ブランドも負けていません。今回は、日本における革靴産業の発展の概要、メイドインジャパン革靴の特徴、そして最後に上質な既製靴を手がける実力派の国産ブランドを厳選して紹介していきたいと思います!

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日本の革靴ブランドの起源「明治初期から軍靴製造を基盤に発展」

メイドインジャパンブランド靴madras

日本の革靴の誕生は、幕末・明治初期まで遡ると言われており。明治3年3月に旧佐倉藩士の西村勝三が築地に「伊勢勝造靴場」を開いたことが日本の革靴産業の幕開けとされています。(実は伊勢勝造靴場こそが、日本を代表する「リーガル」の前身。)日本陸軍の創始者である大村益次郎の要請をうけて軍靴の製造のために設立されました。(当初、輸入で調達しようとしていたところ日本人に全くサイズが合わず国内製造に踏み切ったと言われています。)日本の革靴産業は、戦前まで安定した軍靴需要に支えられて発展していきます。民間の需要が大きく増えたのは終戦後の1950年代から1970年代。西洋の革靴が輸入されると共に、民間向けの日本製革靴が大量に生産・供給されました。

日本の革靴ブランドの特徴「確かな技術と丁寧な作りにデザイン性の高まり」

三陽山長鷲三郎三陽山長のブローグシューズの名作「鷲六郎」

日本の職人ならではの丁寧な仕事や技術こそがメイドインジャパン革靴ブランドの真骨頂。コバの側面をくの字にすることでソールを薄くシャープに見せることのできる「ヤハズ仕上げ」などは分かりやすい例です。それだけではなく、いわゆる製造メーカーとしての生産技術面でも強みを発揮しています。大量生産対応のパターンメイドの導入などは世界に先駆けています。
しかし、日本独特の「靴を脱ぐ文化」が影響して「上質な靴」というよりも「脱ぎやすい靴(=スリッポン・ローファーや、いきすぎた幅広甲高の靴など)」が日本市場においては求められてきたため、成熟した文化として革靴が根付いてこなかった経緯がありました。しかし1990年以降は徐々に、上質な革靴を自分の足になじませながら長年履き続けるスタイルが浸透しはじめてきたこと、日本の革靴ブランドのデザイン性の向上などが相まって上質な国産革靴に注目が集まりつつあります。

リーガル「明治創業の日本を代表する革靴ブランド」

リーガルREGAL

ビジネスマンから学生まで広く愛される日本を代表する革靴ブランド。軍靴の製造にはじまり、アメリカのライセンスブランドの商標を獲得して「リーガル」に。2万円台から入手できるリーズナブルな価格と品質が人気の秘密。

SHETLAND FOX「2009年に復活を遂げたリーガルのアッパーブランド」

こだわり派の男性は、リーガルのアッパーブランドである「SHETLAND FOX」をチョイスするのもオススメです。「イギリス靴にどこまで迫れるか?」というコンセプトをベースに1980年代にREGALのブランド名を使わずに英国調にこだわり抜いた逸品シリーズが2009年3月に復活。

シェットランドフォックスSHETLAND FOX BRIGHTONシリーズ

大塚製靴 OTSUKA M-5「皇室御用達ブランドが放つ既製革靴ライン」

大塚製靴M-5 大塚製靴 OTSUKA M-5

明治5年創業以来、本格的なレザーシューズを作りつづけている老舗。明治22年パリ万国博覧会において出品した靴が銀牌の栄誉に輝くなど創業からすぐに頭角をあらわしました。皇室向けのビスポークシューズを手がけることでも知られる実力派の老舗「大塚製靴」の既製靴ラインが「OTSUKA M-5」。

三陽山長(さんようやまちょう)「2000年に創業の実力派新鋭ブランド」

三陽山長三陽山長

長嶋正樹氏が2000年に立ち上げた「山長印靴本舗」を三陽商会が商標取得したことが、このブランドのはじまり。日本人の足にフィットする木型とドイツの名門タンナー「カール・フロイテンベルグ社」から継承した技術を駆使した革質の良さが魅力。そして特筆すべきは、革靴のモデル名が「勘三郎」「友二郎」「弥三郎」「友之介」など、日本人の名前が命名されていること。「日本の革靴が見直されるきっかけになったブランド」と各メディアが口をそろえたように報じる実力派。

ユニオンインペリアル「マッケイのユニオン。イタリアの雰囲気をまとった日本ブランド」

ユニオンインペリアル

ユニオンインペリアル

ユニオンロイヤル社が手がけるプライベートブランドは1952年に始動。日本で初めてイタリアンマッケイ製法を導入したことから「マッケイのユニオン」とも言われています。また、イタリア高級靴メーカー「マレリー社」と技術提携するなど、英国というよりはラテンの雰囲気を漂わせるブランド。グッドイヤー式の重さや硬さ、返りの悪さといった点を改良した、世界的にも珍しい「ボロネーゼ式グッドイヤー製法」を採用することでも知られています。

スコッチグレイン「日本人の足に馴染むグッドイヤーにこだわり」

スコッチグレインスコッチグレイン

グッドイヤー製法にこだわるヒロカワ製靴のオリジナルブランド。スコッチグレインレザーにちなんで名付けられたブランド名からもわかる通り、革に対するこだわりも強い。また創業から1万足分以上つくり続けてきた木型はコンマ数ミリ単位で削り出されており、日本人の足に馴染むと評判。「スタンダード」「プレミアム」「エクスクルーシブ」と大きく分けて3段階のグレードがありますが最上位グレードも4万円台から6万円台とリーズナブル。

MIYAGI KOGYO「宮城興業の放つ既製靴ライン。入手がやや困難」

MIYAGI KOGYO

宮城興業といえば、数々のOEM生産とパターンメイドシステムを採用して全国展開する「謹製誂靴」で知られています。そんな宮城興業の放つ既製靴のフラッグシップブランドが「MIYAGI KOGYO」。各地の百貨店を中心に徐々に取り扱いが広がっていますが、まだまだ入手困難。取り扱い店舗など詳細はMIYAGI KOGYO公式ブログで確認ください。

ペルフェット「ヨーロッパ的な色気あるデザイン」

ペルフェット

queenclassico

百貨店などのOEM生産を手がけてきた「ビナセーコー」が2007年スタートさせたブランドが「Perfetto(ペルフェット)」です。「Perfetto」とはイタリア語で完璧を意味しており「完璧な靴作りを目指す」というブランドの表明が含まれています。ヨーロッパ的な色気のある革靴です。

セントラル「職人技術の光るメイドイン浅草!」

セントラル靴

1949年の創業以来浅草で紳士靴を作り続ける老舗ファクトリーメーカー「セントラル靴」。職人技術を蓄積しながら三陽山長などのOEM製造のみを手がけてきましたが、2012年に初の自社ブランド「CENTRAL」を始動。セントラル靴の若手社員が進行役となり、ワールドフットウェアギャラリーとのコラボレーションにより誕生しました。

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