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日本の革靴ブランド①「スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)」日本人の足に馴染むグッドイヤーウェルトにこだわり
スコッチグレインは日本のヒロカワ製靴が展開するブランド。”スコッチグレインレザー”という革の工法にちなんで名付けられたブランド名からもわかる通り、レザーの素材はもちろん糸の1本にいたるまで品質の追求に妥協がない。創業から1万足分以上つくり続けてきた木型は、日本人の足の形状はもちろん、歩行の癖までも研究しつくし、コンマ数ミリ単位で削り出されているため、日本人の足によく合うと評判。また、スコッチグレインの革靴はすべてのモデルがグッドイヤーウェルト製法を採用しており、”直し続けながら大切に長く使い続けてほしい”という思いが込められている。様々なニーズに応えるように多くのシリーズを展開しており、最上位グレードでも6万円台とリーズナブルなのも嬉しいポイントだ。
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日本の革靴ブランド②「三陽山長(さんようやまちょう)」2000年に創業した気鋭の実力派
三陽山長の始まりは2000年、長嶋正樹氏が靴メーカー「山長印靴本舗」を創業。ちょうど1年後に三陽商会が商標を取得する形で、紳士靴を中心にレザーアイテムを取り扱うブランド「三陽山長」としてスタートした。「技」「粋」「匠」を理念に掲げ、徹底した品質主義のもと日本人の足型に合ったラストを制作し、日本人のための革靴づくりを行っている。顧客からフィードバックを得ることでラストは進化を遂げており、伝統的な仕様と現代のディテールを見事に融合させた革靴は、海外ブランドの革靴をも凌駕するクオリティだ。モデル名が「友二郎」「勘三郎」「弥三郎」「友之介」など、和名でつけられているのも面白い。
三陽山長(さんようやまちょう) 友二郎
創業時から三陽山長のアイコニックモデルとしてブランドの人気を支える「友二郎」。”品質本位”からなる三陽山長の理念は、このオーソドックスな内羽根ストレートチップから充分に感じ取ることができる。堅牢なグッドイヤーウェルト製法やキメの細かい一文字のステッチのレベルは、世界的に見ても最高のレベル。2010年からはラストもR2010へと進化し、オーセンティックな空気感を放つ。
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日本の革靴ブランド③「ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL)」ラテンの雰囲気をまとった”マッケイのユニオン”
1952年にスタートした、ユニオンロイヤル社が手がけるプライベートブランド「ユニオンインペリアル」。日本で初めてイタリアンマッケイ製法を導入したことから「マッケイのユニオン」とも呼ばれている。また、イタリアの高級靴メーカー「マレリー社」と技術提携するなど、ラテン的な要素を多く取り入れているブランドだ。グッドイヤー製法特有の重さや硬さ、返りの悪さといった点を改良した、世界的にも珍しい「ボロネーゼ式グッドイヤー製法」を使用することでも知られている。
ユニオンインペリアル(UNION IMPERIAL) 内羽根ストレートチップ
履き心地とフィット感の良さを実現するため、日本人の足を研究し、独自のノウハウを詰め込んだラストを使用。エレガントで美しいシルエットが特徴の内羽根ストレートチップシューズだ。昔ながらの手作業により、アッパー、中底、ウエルトを縫い付けるハンドソーンウェルテッド製法を採用。リブを使用しないため底の返りが良く、履き心地は非常に軽くてソフト、着用するほどに足になじんでいく。アウトソールはドレッシーな雰囲気漂うレザーソール。
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