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機能美を追求した“アメリカ”の革靴
英国靴やイタリア靴において多く用いられているグッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法といった技法を生み出した国として知られるアメリカ。靴作りの機械化に多大な貢献をもたらし、今日のドレスシューズの発展は、この国なしにはあり得ないと言われるほどだ。フォルムの特徴としては、つま先の高さに余裕をもたせたり底面に丸みを持たせたりと、歩きやすさを重視したモデルが多い。
アメリカの革靴ブランド①「Alden(オールデン)」
1884年、チャールズ・オールデンによって創業されたブランド。今なおメイド イン アメリカを貫く稀少なメーカーのひとつで、アッパーに上質なコードバンを用いた革靴としても有名だ。伝統的な製法を用いて作っているだけでなく、抜群のフィット感と快適な履き心地を備えているのも人気が高い理由だ。オールデンでは豊富にラストを揃えているが、名作シューズ“990”に採用されている「バリーラスト」や、土踏まずが吸い付くような感覚の「モディファイドラスト」が特に人気が高い。
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アメリカの革靴ブランド②「Allen Edmonds(アレン・エドモンズ)」
1922年に創業された“アレン・エドモンズ”。現在も純アメリカ製にこだわっているのは、オールデンとアレン・エドモンズの2ブランドのみだ。同ブランドの革靴はロナルド・レーガンやジョン・F・ケネディ、ジョージ・ブッシュなど歴代大統領が愛用していることでも有名。「PARK AVENUE」や「MACNIEL」などが定番モデルとして愛されている。
アメリカの革靴ブランド③「JOHNSTON&MURPHY(ジョンストン&マーフィー)」
1850年、イギリスから渡米してきたウィリアム・ダッドリーによって立ち上げられたシューズブランド。同ブランドもリンカーンやオバマなど歴代大統領の靴を作り続けてきた歴史があり、いわばアメリカントラッドシューズの正統というべき存在だ。ジョンストン&マーフィーには日本人の足型に合わせて作られた「Traditional Line」があり、その優れた履き心地から日本でも人気が高い。
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