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エレガントかつ色気を感じさせる“イタリア”の革靴
イギリスやアメリカに比べると靴文化の歴史は浅いイタリア。だが、美しいフォルムや手染めによる色彩の豊かさなど、イタリアのラテンのエッセンスを取り入れたデザインに定評がある。また、マッケイ製法が主流となっており、軽快で返りの良い履き心地を実現しているのも特徴だ。
イタリアの革靴ブランド①「SANTONI(サントーニ)」
一流とされる革靴ブランドの多くが100年以上の歴史を重ねているなか、創業からわずか40年余りでトップブランドの仲間入りを果たした“サントーニ”。靴のデザインによってマッケイ製法、グッドイヤーウェルト製法、ベンティベーニャ製法を使い分けるなど、 その革靴に最も適した付き合い方を履き手に提示してくれるスタンスこそ、サントーニの革靴が愛される理由のひとつ。同ブランドを代表する木型は多いが、なかでも「ジョージ」や「ボリス」は人気が高い。
イタリアの革靴ブランド②「Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)」
いまやイタリアを代表するラグジュアリーブランドとして世界的にその地位を確立した“サルヴァトーレ・フェラガモ”。創業者のフェラガモは弱冠15歳で渡米し、多くのハリウッドスターのビスポーク靴を手掛けた稀代の靴職人であった。創業者が掲げた、手作業へのこだわりや上質なフィッティングという志は現在でも確かに受け継がれており、紳士靴にもその-意匠は随所に見られる。ちなみにメンズシューズは5つのラインに分かれており、最上ラインから「TRAMEZZA」「ORIGINALE」「STUDIO」「TUBOLARE」「FREEDOM」で展開している。
イタリアの革靴ブランド③「A.TESTONI(ア・テストーニ)」
1929年創業、イタリア・ボローニャ発の革靴ブランド。独自の底付け技法“ボロネーゼ”製法を生み出した他に、“フィレットーネ”や“スパイラル”など、このア・テストーニだけが持つ数々の意匠で唯一無二の革靴を手掛ける。また、年代によって異なるテイストで作り上げているのも特徴で、イタリアらしい気質をデザインから感じ取ることができる。ちなみに、トップブランドに名を連ねる「ステファノ・ブランキーニ」や「エンツォ・ボナフェ」の創業者たちもア・テストーニ門下で修行を積んだという。
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