底知れぬマニアも存在するシューズの世界。まるでスーツの仕立てのように、生産国によって製法やデザインに違いが出る、面白みを持ったアイテムだ。そこで今回は、主な革靴の名産地ごとに大人が選ぶべきブランドを紹介!
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質実剛健を体現する“イギリス”の革靴
ドレスシューズの本場といえば、やはり英国。“世代を超えて通用する”と形容されることが多く、伝統的な製法を踏襲して作られており、クラシックな見た目と高い耐久性を備えているのが特徴だ。ちなみに、靴のサイズという考え方が生まれたのもイギリスが起源と言われている。
イギリスの革靴ブランド①「Church’s(チャーチ)」
1873年、イギリス・ノーサンプトンにて創業された“チャーチ”。250もの工程をかけて作られる革靴のクオリティは世界的に定評がある。1999年にプラダに買収されて以降は、伝統的なモデルを残しつつ、ファッション性を意識したモデルの展開も。同ブランドといえば「CONSUL」「SHANNON」「Diplomat」が名作シューズとして人気が高い。
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イギリスの革靴ブランド②「JOHN LOBB(ジョンロブ)」
1866年、ジョン・ロブにより創業された老舗の名門シューズブランド。長らくはビスポーク靴を作るブランドとして有名だったが、1976年よりエルメスの傘下へ。それ以降は既製靴の取り扱いも増え、完成度の高いラストを採用した優美なフォルムの革靴で今も高い人気を誇る。内羽根ストレートチップの最高峰と称される「City 2」を筆頭に、「william 2」や「Lopez」など名靴が揃う。
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イギリスの革靴ブランド③「EDWARD GREEN(エドワードグリーン)」
1890年、靴職人のエドワード・グリーンがノーサンプトンの小さな工場で紳士靴を手掛けたことから始まったシューズブランド。靴作りにおいて彼ほど繊細な技術と美を追究した者はいないと評され「英国でも稀代の才気煥発な靴職人」として名声を上げた。多くの英国革靴ブランドが大手ファッションブランドの傘下に入るなか、エドワードグリーンは今なお独立ブランドとして活躍。不朽の名作として愛されるモデルが多く、「CHELSEA」や「DOVER」「BERKELEY」が有名だ。
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