今、オシャレ好きの間でにわかにブームとなっているのがハイトーン系の髪型。個性のあるスタイルを打ち出すにはうってつけで、流行りのストリートスタイルとの親和性も高いので、人と被りたくないメンズには特におすすめ。今回はそんな「ハイトーン系メンズヘア」をテーマに、おすすめの髪型とスタイリング術を紹介していく。
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ハイトーンカラーとは?
ハイトーンの“トーン”とは、髪を染める時の明るさを決める単位のこと。日本人の平均的な地毛のトーンが5前後で、少し色味を感じられるのが7~9。そして10から段々と明るさが強まっていき、15以上になると完全に明るいハイトーンカラーとなる。髪質によって異なるが、15トーン以上にもなるとブリーチ剤を使って脱色するのが一般的になり、髪の色素が強い場合やかなり明るくしたい場合は数回ブリーチをすることも。ちなみに黄色味がある金髪より、完全に色味を抜いて白っぽくしたり別の色味を重ねて透明感あるカラーにするのが流行りだ。
ハイトーンカラーを施すメリットは?
ハイトーンカラーのメリットは何と言っても透明感がある色味を楽しめる点。ヘアカラーには青系のアッシュや緑のマット、それにグレーや赤などの多種多様な色の種類があるが、色素を抜いていない髪にカラーをしてもそこまで色味を感じられないのが現実。しかし、ブリーチした状態の髪に色味を入れるとイメージ通りの仕上がりになりやすいのだ。また色味を入れずに白っぽい髪にすれば、流行りのアンニュイ感や個性的な洒落感を演出できるのも魅力。ハイトーンは若い世代にしか似合わないと思うかもしれないが、色素を抜くことで白髪と同化させられるので大人の男性にもおすすめ。
ハイトーン系メンズヘア8選!ファッション性あふれる髪型をピックアップ
ここでは今が旬のハイトーンヘアをスタイリング術と併せて紹介する。ハイトーンはどうしてもダメージによってパサついた質感になりやすいので、スタイリングや日頃のケアを丁寧に行うようにしよう。
ハイトーン系 メンズヘア①「やんちゃさと品の良さが交わったホワイトルーズアップバングスタイル」
サイドと襟足を刈り上げたツーブロックの前髪を反らせるように立ち上げたアップバングスタイル。ブリーチによってさらに柔らかくなった髪がクセ毛の質感を際立てていてキュート&クールに仕上がっている。こちらのヘアスタイルの見どころは、長さを残している部分をホワイトブリーチで限りになく白に近づけた点。ここまで色素が抜けていると派手さと同じくらいエレガントな品の良さが生まれるものだ。
▶︎スタイリングのポイント
ホワイトヘアはパサつきが目立ちやすいので、タオルドライの後にヘアオイルを軽く馴染ませてから乾かそう。サイドとトップ部分を前に流すように乾かしたら、下からドライヤーの熱を当てながら前髪を立たせる。仕上げにソフトワックスを手の平に薄く伸ばし、クシャクシャと掴むように馴染ませてシルエットを整えよう。色味がない白さが決め手なので、黄色味を抑える紫シャンプーを使うのをおすすめしたい。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「EARTHEART (アースハート) スタイリングワックス ソフト」
ハイトーン系 メンズヘア②「センターパート×ウルフ×ハイトーンを韓流風にまとめて圧倒的なトレンド感を」
今が旬の要素がふんだんに詰まったヘアスタイル。ぱっと見は韓流ヘアだが、センターパートとウルフを合わせたベースカットに透け感が抜群のハイトーンを合わせ、スキがないスタイリッシュな雰囲気に仕上げた。注目してほしいポイントは前髪のリバースカールで、派手で若い印象になりやすいハイトーンヘアを大人っぽくしているのがGOOD。キレイめな格好だけではなく古着mixなどのカジュアルなファッションにも合いやすいのが嬉しい。
▶︎スタイリングのポイント
髪を分ける位置を決めてからドライヤーでボリュームを抑えるように乾かす。前髪のリバースカールはパーマではなくて、コテやヘアアイロンで形作ろう。仕上げはヘアバームを馴染ませてパサつきを抑えれば完成だ。ガラッと雰囲気を変えたい時はウェット系スタイリング剤でオールバックにするのがおすすめ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「nAplA(ナプラ) エヌドット ナチュラルバーム」
ハイトーン系 メンズヘア③「爽やかなショートツーブロックヘアをハイトーンカラーで華やかに仕上げる」
サイドと襟足をサッパリと刈り上げた清潔感抜群ヘアにハイトーンのアッシュブラウンをプラス。しっかりと色味を入れたので透け感があるカラーに仕上がり、品が生まれたのがこちらのヘアスタイルの魅力。また、パーマやクセ毛を活かしてルーズな束感ヘアにしたのもエレガントな雰囲気を際立てる秘訣だ。大きな動きの束感ヘアとハイトーンが合わさって派手になっているので、合わせる服は落ち着いた雰囲気の物を選ぶようにしよう。
▶︎スタイリングのポイント
根本にボリュームをつけるようにドライヤーで熱を当てながら乾かすのが大事。スタイリング剤はツヤが出るハードワックスを使ってしっかりと毛束をコントロールしよう。色味が抜けてくると派手さが際立って品の良さが衰えてしまうので、普段のケアをサボらないように。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「LIPPS(リップス) ウェットブラストワックス」
ハイトーン系 メンズヘア④「個性とワイルドさを合わせて男らしい存在感をアピールさせる」
ハイトーンセンターパートをフェードカットと合わせて存在感あるヘアスタイルに仕上げた。よくあるフェードカットと流行りのヘアスタイルを合わせた男らしさ全開のものではなく、個性的な洒落感が出ているのが特徴のフェードスタイル。ハイトーンセンターパートをしっかりと立ち上げているのでエレガントさよりワイルドさが際立っている。サイドがタイトでトップにしっかりとボリュームがついているので面長の方は注意。
▶︎スタイリングのポイント
ヘアオイルを馴染ませた髪をかき分け、根元から立たせるように乾かそう。ツヤ感があってホールド力があるワックスをしっかりと揉み込み、センターパートのシルエットを整えたら完成。ブリーチ毛はスタイリング剤を多くつけすぎると扱いづらくなるので少量から使い始めよう。