
シャープでクールな印象を与えられる直毛ヘア。今回は「直毛を生かしたヘアスタイル」をテーマに、おすすめの髪型やスタイリング術を紹介していく。
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直毛を活かしたヘアスタイルはシンプルにまとめるのが吉!
直毛は汗や湿気による髪のうねりや広がりなく、天気や季節にも左右されにくいため、うねりやボリュームに悩まされないのがメリット。一方で、直毛は髪型をアレンジすることが難しいというデメリットも。そのため、基本的に直毛のヘアスタイルはシンプルにまとめるのがベターだ。男らしい印象を与えたい場合はオールバック、さわやかな印象ならアップバング、ナチュラルで柔らかい印象を与えたい場合はセンターパートなどの髪を部分的にスタイリングする髪型がおすすめ。もしパーマ以外の方法で動きを出したい場合は、レイヤーを入れる、毛流れを意識してブローでクセを付ける等のヘアスタイルを勧めたい。
直毛に動きを出すには?「動きが出ない問題」を解決するスタイリング術
直毛のヘアセットはブローが9割を握っていると言っても過言ではない。例えば、前髪を分けてふわっと立ち上げたい場合は、タオルドライの後に理想の分け目を見定めてから、手で前髪を上へ持ち上げながら斜め下から温風を当てる。この後すぐに手を離してしまうのではなく、形をキープしたまま熱を冷ますとクセが付きやすい。一度髪が乾いて形がベースができてしまうと、スタイリング剤を付けても髪型がなかなかキマりにくいので、ブローの時点で髪型のベースを作るように意識しながらセットしよう。
直毛の男性が選ぶべきスタイリング剤
直毛は動きが出にくいため、セット力・キープ力・まとまりやすさを重視したスタイリング剤選びがポイント。そのため、ある程度セット力のあるワックスや毛流れを作れるバームなどのスタイリング剤で動きをキープすることが基本となる。
【しっかりと動きをつけたいならハード系ワックス】
束感やボリュームを出すなら、セット力のあるハード系ワックス一択。軽いワックスだとスタイルが崩れやすいので注意。
【ショートヘアで立ち上げをキープするならジェル】
スパイキーショートなどの直毛を活かしたショートヘアなら、立ち上げをホールドできるジェル系のスタイリング剤を選ぼう。固まった後は手直しがきかないので、ガッチリ髪型をキープしたい場合に。
【ナチュラルに仕上げるならソフト系】
もし動きを抑えて自然な雰囲気にしたいなら、ヘアクリームなどのソフトな仕上がりのスタイリング剤でもOK。ただし、ペタッと押さえつけないようある程度のボリュームは出るようにスタイリングするのがポイント。
【ストレートの美しさを活かすならヘアバーム】
髪のまとまり感やツヤ感を重視するなら、ナチュラルな束感を演出できるヘアバームがオススメ。立ち上げには向いていないので、センターパートでサイドから後ろへ流すような髪型を作る際に使おう。
仕上がりをしっかりホールドしたいならハードスプレーをプラス。ナチュラルに仕上げたいが、ペタッとするのを防ぎたい!という方はボリュームアップスプレーを活用するのも手だ。
ここからは、おしゃれで今っぽい直毛の髪型を紹介!
直毛を活かしたおしゃれな髪型1毛流れ重視のナチュラルセンターパート
ドラマ『愛の不時着』の大ヒットで世界中に名を知らしめた、韓国俳優のキム・ジョンヒョン氏。この時の髪型は、ナチュラルな毛流れが印象的なセンターパート×ツーブロック。サイドをツーブロックにすると顔周りがすっきりと見え、前髪〜トップの髪にキレイな毛流れを作りやすい。セットの際は、まずドライヤーでセンターパートを作りながら後ろへ流すように乾かし、トップはふんわり、サイドは抑えめに整える。仕上げに、前髪の分け目を意識しながらソフト系ワックスやヘアバームを付け、根元をふわっと立ち上げればOK。前髪が伸びて下ろすと重たい印象になりがちな方は、ぜひ挑戦してみてほしい。
直毛を活かしたおしゃれな髪型2イカつすぎないオールバック気味の爽やかな七三分け
“国民の男友達”というキャッチフレーズを持つ好感度抜群の韓流俳優 パク・ソジュン氏。こちらの髪型は、七三分けを後ろへ流したオールバック気味のヘアスタイル。オールバックは完全に後ろ方向で固めすぎるとイカつさが出てしまうが、立ち上げはオールバック気味に、毛先はサイドから斜め後ろに流すことで、ほどよい男らしさを演出できる。セット方法は、根元を持ち上げながらしっかりドライヤーで作りたい分け目を作って乾かす。その後、ハード系ワックスで斜め後ろへ掻き上げるようにスタイリング。毛先の動きを出したい方は、毛先に熱でクセ付けをすると、より動きのあるニュアンスヘアスタイルに。
直毛を活かしたおしゃれな髪型3おろした前髪でも明るさと清潔感を出せるシースルーバングマッシュ
こちらは韓国人俳優のアン・ボヒョン氏。マッシュカットは一見重ために見えるかもしれないが、前髪をシースルーバングで軽めにカットし、スタイリング剤で束感を作ることでアップヘアでなくとも顔全体に明るい印象をプラスできる。セットの際は、タオルドライをした後にドライヤーで全体を乾かしながら左右に毛流れをつけていく。その後軽いヘアバームやヘアオイルで前髪に束感を作ろう。スタイリング剤を付けすぎると前髪がべっとりと不潔な印象になってしまうので注意。サイドは長めに残しておくことで顔の余白を埋めることができ、面長でも丸顔でも顔の形をカバーできる。
直毛を活かしたおしゃれな髪型4好感度バツグンなナチュラルアップスタイル
人気俳優 柳楽優弥氏の七三分けのアップバングスタイル。サイドから襟足を短くカットし、前髪からトップをふわっと立ち上げた動きのある七三分けで、重たさを感じさせない直毛ヘアの一つの正解と言って良い髪型だ。セットの際は、ドライヤーで根元に指を入れてグッと立ち上げながら七三の分け目を作る。ベースをブローで作り込むことで、ナチュラルなアップスタイルをキープ可能だ。ブローでしっかり土台を作った後は、ある程度セット力が強いヘアワックスでスタイリングし、立ち上げた部分・毛流れを作った部分にヘアスプレーを付けて完成。目鼻立ちがはっきりしている、額がやや広い、卵型や丸顔の顔型をしている方にぴったりのヘアスタイルだ。
直毛を活かしたおしゃれな髪型5スマートさを演出する大人ショート
言わずと知れた世界的人気を誇るBTSのジン氏をピックアップ。こちらの髪型はサイドは短めにカットされており、トップ部分は少し長めに残し、全体的に軽やかなボリューム感を演出。毛先は軽めに切って、毛先に動きが出るように仕上げられている。短髪だと少年っぽさが拭えないといった心配も、このヘアスタイルであれば長さを若干残したショートヘアなので大人の余裕を漂わすことが可能。セットの際はドライヤーを使って、髪の根元に少しボリュームを持たせるように前から後ろに向かって乾かす。ポイントはトップの部分は軽くふんわりと乾かし、サイドは少し抑えるのが良い。その後、軽くワックスを手のひらで温めてから、毛先に動きをつけるように指で軽く揉み込む。束感を調節すれば下の画像ヘアスタイルに近づける。長髪に飽きた方、短髪にしたいが幼い印象を与えたくない方にぴったりのショートスタイルだ。
直毛を活かしたおしゃれな髪型6ビジネスやカジュアル両方イケるミディアムレングスセンターパートスタイル
こちらは人気俳優、中村倫也氏。こちらのヘアスタイルは、トップ部分は少し長めで、襟足に段を入れることでミディアムレングスでも重たい印象を与えず髪全体が軽やかなイメージになっている。セットの際は、ドライヤーで前髪を立ち上げながら乾かし、軽めのワックスで毛流れを整えるのがポイント。画像のようにツヤ感をプラスしたい場合は、ヘアオイルをごく少量つけると良いだろう。直毛のかたでここまで根本が立ち上がらないという方はハード系ワックスを少量とって、立ち上げたい根本を摘んで上に引っ張るのも一つの手だ。この髪型は、自然な動きと柔らかさを活かしたカットで、ビジネスやカジュアルどちらにも合わせやすいスタイル。セット方法はシンプルだが、直毛の方のナチュラルな毛流れとツヤ感の良いとこ取りが実現できるヘアスタイルだ。
以下は2022年頃のスタイル。数年経つだけで、ヘアスタイルのトレンドがかなり変わったことがわかるだろう。
直毛を生かしたおすすめメンズヘア1
レイヤーカットで軽さを出した大人スマートマッシュ
襟足とサイドをさり気なく刈り上げたツーブロックと、マッシュスタイルを合わせた爽やかヘア。直毛の毛流れとアシメバングのデザイン性で、シャープな印象に仕上がっているのが特徴だ。それに知的な雰囲気と清潔感が十分なので、オフィススタイルにも合うこと間違いなし。直毛の男らしさと合わせてデキる男の風格を醸そう。
▶︎スタイリングのポイント
毛流れに逆らうように乾かしてボリュームを出すのが基本。スタイリング剤は馴染ませやすいハードワックスを使って全体に揉み込むように馴染ませよう。最後にトップを中心にして細かい毛束を軽く散らせば完成だ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「FIOLE(フィヨーレ) クリエイティブデザイン スーパーハードワックス」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア2ボブのウエイト感を直毛の躍動感でエアリーに仕上げる
重量を感じたりフェミニンな雰囲気に仕上がりやすいボブスタイルを、直毛の質感で爽やかヘアに。ストレートな質感の毛束を細かく散らしてシャープな印象にまとめているのがポイントだ。また、束感が出やすいようにカットが工夫されているのでスタイリングが楽な点も魅力の一つ。男らしさと柔らかさを兼ね備えたヘアスタイルが希望の方にピッタリだ。
▶︎スタイリングのポイント
乾かす時はしっかりと頭皮をさするようにして髪を立てるように意識しよう。スタイリング剤は柔らかめのワックスを使い、全体に揉み込んでふんわりと仕上げるのがポイント。スタイリング剤で固めるというより、ツヤと適度なまとまりを加えるイメージで。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「AXE(アックス) ブラック スタイリングクリームワックス」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア3直毛×アップバングベリショでクリーンな男らしさを演出
サイドと襟足を潔く刈り上げたシンプルなベリーショートスタイル。クセがないシルエットは直毛を最大限に生かし、力強さだけではなく清潔感もあふれさせる。それに直毛の立ちやすいという性質によってスタイリングが楽というメリットも。全体的にハツラツとした躍動感を感じるヘアスタイルは、スポーティーなファッションやスーツスタイルにマッチすること間違いなしだ。
▶︎スタイリングのポイント
スタイリングは軽く濡らした髪にヘアジェルを馴染ませるだけ。直毛の性質によって根元が立ち上がりやすいのでアップバングも容易に作れるだろう。数分もあれば仕上げられるので、朝のスタイリングにあまり時間をかけたくない方にもおすすめだ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「nAplA(ナプラ) エヌドット オム ジェルバーム」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア4品の良さと爽やかさが融合したエアリーマッシュスタイル
直毛のクールな印象を残したまま、マッシュスタイルの柔らかさも感じられるトレンドヘア。レイヤーによって軽さと束感の作りやすさをプラスしているのがポイントだ。また、ブラウン系のカラーを施して温かみを出しているのも直毛のシャープさを和らげるのに役立っている。パーマでボリュームと動きを加えた王道のマッシュもいいが、一味違ったマッシュで洒落感をアピールするのはいかがだろうか。
▶︎スタイリングのポイント
カットによって動きが出しやすくなっているのがポイント。髪を8割程度乾かしたら操作性が高いワックスを根元中心に揉み込んでシルエットを整える。毛束は前側に流すように散らして躍動感を出すのがカギだ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「MANDOM(マンダム) ギャツビー ムービングラバー ルーズシャッフル」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア5下ろしバングと刈り上げで作るメリハリが決め手のワイルドベリーショート
ハチの辺りまで豪快に刈り上げてサイドをスッキリさせ、そこに長さを残した前髪を合わせたメリハリヘア。シンプルなデザインだからこそ、長さの差を生み出すことで個性をアピールできる。また、長さを短く量感を少なくすることで、髪質を無視してコントロールしやすくしているのも見どころ。サイドをタイトにしたシルエットは縦のラインを強調するので丸顔の方に特にピッタリだが、逆に面長の方は注意しよう。
▶︎スタイリングのポイント
おすすめのスタイリング剤はしっかりと動かせてホールド力が高いハードワックス。全体をドライしたらスタイリング剤を根元から馴染ませて一度立ち上げる。そしてボリュームを落ち着かせるようにシルエットを調整したら完成だ。雰囲気を変えたい時はアップバングにしてソフトモヒカン風にしても似合うだろう。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「ナカノ スタイリングタントN ワックス6 ウルトラスーパーハード」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア6コンマバングをさり気なく魅せる落ち着いた大人の韓流スタイル
韓国発祥のコンマバングを取り入れたトレンド感抜群のヘアスタイル。長さを残しつつトップにレイヤーを施して動きと毛流れをコントロールしているのがポイントだ。それに刈り上げを取り入れないでナチュラル感を出しているのも今時感があってGOOD。動かしにくい直毛でトレンド感を出したい時は、無造作ヘアではなく韓流ヘアを目指すのがおすすめだ。
▶︎スタイリングのポイント
前髪を分ける位置を決め、そこからサイドに分けるようにしっかりとドライヤーの熱を当てながら乾かすのが大切。ある程度乾いて前髪のシルエットが作れたらヘアワックスを全体に馴染ませてツヤと毛流れを生み出そう。決め手の前髪は手に余ったスタイリング剤を最後に馴染ませる程度にして作り込みすぎないようにするのがポイントだ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「LIPPS(リップス) フリースタイルワックス」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア7ハイトーンで力強さを際立たせたワイルドアップバングスタイル
シンプルなデザインに仕上がりやすい直毛で最大限に個性をアピールしたいならカラーを工夫するのがおすすめ。こちらのヘアスタイルは最近のトレンドでもあるハイトーンを合わせて唯一無二のワイルドさを演出したのが特徴だ。ホワイトブリーチの色味によって直毛のシャープな毛先から生まれるクールな印象を引き立てているのが魅力的。それに、あえて根本まで染めずにグラデーション状にして立体的にしているのもラギットな雰囲気を出していてキマっている。
▶︎スタイリングのポイント
ブリーチのダメージによってパサついている場合は、乾かす前にヘアオイルを馴染ませるのがポイント。ドライは乾かしすぎないように8割程度で仕上げるのがコツで、スタイリング剤はツヤがあるヘアワックスを使うのがおすすめだ。ちなみに色味をキープさせるならムラサキシャンプーを取り入れるのがベター。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「OCEAN TRICO(オーシャントリコ) ヘアワックス シャインオーバー ツヤ×キープ」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア8ウエイト感を残したセンターパートスタイルでアンニュイ感を演出
前髪に長さと重さを残してアンニュイな雰囲気に仕上げたヘアスタイル。アンニュイさだけではなく、色っぽさやミステリアスな雰囲気も感じられるのがポイントだ。肝心の直毛を生かした点は美しい毛流れを生かした点で、黒髪の重々しさと合わさって独特の雰囲気を高めている。カジュアルなファッションと合わせてオリジナリティあふれる個性をアピールしよう
▶︎スタイリングのポイント
トレンドのナチュラル感を際立たせるのがポイントなので、自然なツヤを与えるヘアバームを使うのがおすすめだ。前髪をセンターで分けてサイドに向けて乾かしたら毛先中心にスタイリング剤を馴染ませよう。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「Sleek(スリーク) by サラサロン ナチュラルバーム」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア9直毛の力強い男らしさを格上げするならバーバースタイルで決まり!
直毛の性質を生かしつつフォーマルな男らしさを際立てたいならバーバースタイルで決まりだ。こちらのヘアスタイルは七三アップバングでカッチリさせてワイルドさと品の良さを両立させたのが特徴。顔周りはツーブロックでクリーンに仕上げているので、ビジネスシーンはもちろんスポーティーな格好ともマッチすること間違いなし。もし攻めた印象にしたい場合は、ツーブロックの部分をグラデーションさせてフェードカットにするのがおすすめだ。
▶︎スタイリングのポイント
タオルドライをした直後の少しウェットな状態の髪にグリースを馴染ませ、コームを使ってセットしよう。最初に七三で分ける位置を決め、それに沿って粗目のコームで毛流れを引き立てながらシルエットを整える。直毛は根元から髪が浮きやすいので、タイトになるように軽く押さえつけながらスタイリングするのが大切だ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「ARIMINO(アリミノ) メン フリーズキープグリース」
直毛を生かしたおすすめメンズヘア10長さを残した直毛をマンバンアレンジで存在感と個性を演出
最後に紹介するのはアレンジで個性を出したヘアスタイル。マンバンスタイルとは伸ばした髪を束ねて一か所でまとめるアレンジのことで、毛流れを美しく魅せやすい直毛にピッタリだ。こちらの男性はサイドをフェードにして男らしさを前面に引き出し、そこにやや後ろ側で髪を束ねてマンバンスタイルにした。髪を伸ばすまでは手間はかかるが、人と被らない洒落感を求めるなら挑戦してみてはいかがだろうか。
▶︎スタイリングのポイント
髪を束ねやすくし、表面のツヤを綺麗に魅せるために油性のスタイリング剤を馴染ませてから髪を操作しよう。この際にコームを使ってしっかりと髪の毛にテンションを与えながら引き出すのがコツだ。サイドのフェードカットは髪が伸びてくるとデザインが崩れてしまうので、刈り上げのメンテナンス頻度を高めにするのがおすすめ。