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ジャケパン特集!着こなしのセオリーからコーデ事例、注目アイテムまでを一挙紹介

ジャケパン特集!着こなしのセオリーからコーデ事例、注目アイテムまでを一挙紹介

「ジャケパン」は、ドレスファッションのなかで最も組み合わせのバリエーション・自由度が高いスタイルだ。オンオフ問わず男性にとって欠かせない着こなしの定番として、幅広くスタイルが提案されており、コーディネートによって印象に大きく差が出る。今回はそんなジャケパンスタイルに着目して、注目すべき着こなしセオリーやポイントを海外スナップの着こなしを通じて紹介する。

そもそもジャケパンスタイルとは?

そもそもジャケパンスタイルとは、スーツ(セットアップ)ではない単品として提案されたテーラードジャケット(ブレザー)とパンツの組み合わせ。スラックスをはじめとするドレスパンツはもちろん、ジーンズやチノパン、ワークパンツなどボトムスのオプションが幅広く、スーツスタイルよりもカジュアルで個性を反映した着こなしが表現できる。ちなみに『ジャケパン』は日本独自の呼称。海外では『suit separates combinations(スーツ セパレーツ コンビネーション)』と呼ばれている。

王道のジャケパンスタイルはネイビージャケット×グレースラックス!

品性や知性、信頼をイメージさせる端正なネイビーブレザーとグレースラックスによるジャケパンスタイルは、ビジネスシーンに相応しい保守的なイメージでありながら洗練さとこなれ感を併せ持ち、クラシックなスマートカジュアルの王道とされてきた着こなしだ。これは1800年代初頭のケンブリッジやオックスフォードなど英国の学校にて、ブレザーがクラブ活動やソサイエティのなかで使われるようになったことが起源と言われている。ドレスの文脈で最もフォーマルなブラックに次ぐネイビーとグレーを使ったジャケパンスタイルは、幅広いシーンに対応可能。現代でもネイビーブレザーとグレーのフランネルパンツの組み合わせは多くの学校で制服に採用されている。

そして1930年代にはブルックスブラザーズがネイビーブレザーを発売し、スタイリングの一つのオプションとしてダークウールトラウザーズとの組み合わせを提案。タイドアップすることでビジネスシーンやセミフォーマルでも通用するカジュアルな装い、スーツよりも堅苦しさのないアメリカントラッドなスタイルのステータスを確立した。

ブルックスブラザーズのブレザー

ネイビージャケットとグレースラックスのジャケパンスタイルが王道と呼ばれることの最大の理由は、この組み合わせがお互いに美しく機能しながら年齢や肌の色に関係なく常に精悍さと知的な印象をもたらし、清潔感を醸しながら洒落感を底上げしてくれるからに他ならない。しかも、テーラードワードローブの基礎を形成するためにメンズファッションにとって最も重要な色がネイビーブルーとグレーであり、すでにビジネスシーンではネイビースーツとグレースーツが万国共通の絶対的な定番として広く認知されていることも王道のイメージを強固なモノにしていると筆者は考えている。

BREAKFAST AT TIFFANY’S, from left: Audrey Hepburn, George Peppard, 1961

テーラードジャケットでドレッシーな印象を担保しながら、パンツで個性を打ち出す

ジャケパンスタイルの根幹にあり、その最も顕著な特徴と言えるドレッシーな雰囲気は主役となるテーラードジャケットによって醸され、シルエットや丈感、素材感によって大きく印象が異なるパンツで個性を打ち出すのが洒落者たちの常套テクニック。ジャケットのデザインで勝負するのももちろん良いが、ボトムスに関しては選択肢がジャケットと比べて圧倒的に幅広いため、パンツのチョイスで個性を打ち出すのが他と差別化するのに有効だ。

着こなしポイント①「上下で色柄・テクスチャーにメリハリをつけ抑揚のある着こなしに」

昨今はワントーンやトーンオントーン、トーナルカラーでまとめたジャケパンスタイルも人気だが、おしゃれでメリハリの効いた着こなしを表現するなら、上下で色柄・テクスチャーに変化をつけるのも良い。さらにスタイリングの輪郭をはっきりとつけるために、コーデアイテムの色数を3色程度に絞ること。この2つのポイントを押さえておけば、ジャケパンコーデ初心者でも洗練度の高いすっきりとした印象のスタイリングが組めるはず。

着こなしポイント②「ボトムスのシルエットで差別化を図る」

キレイめなルックを狙うならアンクル丈のスリムテーパードスラックスを、今っぽい動きのあるシルエットで差をつけるなら、足元にクッションができるようなフルレングスのワイドパンツ・バギーデニムを合わせるのがおすすめ。もちろんテーラードジャケットも色柄・素材感によって差別化を図れるが、前述の通りパンツはスタイルの選択肢が幅広く、シルエットや丈感、素材感によって大きく印象が異なるパンツの方がより積極的に差別化を図れ、個性を打ち出すにもうってつけだ。

着こなしポイント③「アウターをプラスしてジャケパンの印象をリフレッシュ」

ジャケパンの印象をリフレッシュするなら、ジャケットの上にアウターを羽織るのも一手。秋本番から冬真っ盛り、寒さの残る春先ならば、テーラードジャケットと相性の良いオーバーコートはもちろんのこと、アウトドア顔の防寒アウターなどプラスしたレイヤードでこなれ感のある着こなしやスタイルミックスを表現するのも面白い。

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最後にOTOKOMAE編集部が注目ブランドの展示会や有力セレクトショップでのヒヤリング、主要ファッション都市での定点観測から得た情報を元に、読者にオススメしたい「テーラードジャケット&スラックス」を紹介!

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