
継続するオーバーサイズのブームは、ボトムスにも通ずる。今回は「ワイドパンツ」にフォーカスして、その注目すべき歴史から着こなしテクニック、参考にしたいスナップ、おすすめアイテムまで一挙に紹介!
CONTENTS
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ワイドパンツで得られるメリットとは?
ワイドパンツのメリット①「着こなしのシルエットバランスが取りやすい!」
ワイドパンツはその特有の幅広シルエットからファッション上級者向けと思われがちだが、実は初心者でも取り入れやすいパンツとして知られている。丈感の調整こそ必要なものの、そこさえクリアできれば着こなしの土台となる下半身がずっしりと安定感のある見た目に仕上がり、あらゆるテイストのコーデをおしゃれな印象へと導いてくれる。
ワイドパンツのメリット②「脚のシルエットを拾わないからストンとしたキレイな直線シルエットを演出できる!」
たっぷりとしたゆとりのあるワイドパンツは、脚のシルエットを拾わないため、足元にストンと落ちるような直線的な美シルエットを表現しやすい。キレイめコーデを演出する目的はもちろん、下半身のシルエットを隠したいとお考えの方にもおすすめだ。
ワイドパンツは1920年代に「オックスフォードバッグズ」という名で英国男性の間で流行した歴史を持つ!
ワイドパンツは1920年代に世界的に流行した歴史を持つ。当時は、ジャストサイズが男性着こなしの常識。それを打破するようにワイドシルエットのパンツを穿きだしたのが、オックスフォード大学の学生グループだった。禁止されていたニッカーボッカーズを隠せるように太いシルエットをあえて穿きだしたのが始まりと言われている。そんな歴史にちなんで、ワイドパンツは「オックスフォードバッグズ」「オックスフォードバッグズトラウザーズ」とも呼ばれている。
2022年はワイドデニムも人気カテゴリーのひとつに。その特徴は?
2022年はデニム生地を採用したワイドパンツも人気を集めている。カジュアルスタイルの王道であるデニム生地を採用したワイドパンツは、あらゆるカジュアルトップスと相性が良く、コーデがバランスの良いAラインやIラインのシルエットに仕上がりやすくなるため、簡単に洒脱な着こなしを演出できる。ワイドデニムはリーバイスの550やシルバータブといったオーセンティックなモデルから、セリーヌやバレンシアガが展開しているファッショナブルなバギーパンツまで幅広い選択肢が存在するため、ぜひ自分のスタイルにフィットするモデルを探してみて欲しい。
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ワイドパンツのちょうどいい丈は?着こなしの印象は丈感で大きく変わる!
幅広のシルエットが特徴のワイドパンツは、コーディネートが重厚な印象に仕上がりやすいため、足元のクッションはなるべく溜め過ぎないように調整するのがおすすめ。着こなしやすさを重視するなら、ワンクッション〜ノークッション程度の丈がちょうどいい。
ロールアップでちょうどいい丈感に仕上げるのも一手!
少し丈が長いと感じる場合は、ロールアップのテクニックを駆使するのも◎ OTOKOMAEではロールアップの種類別にやり方を動画でレクチャーしているため、ぜひ合わせてチェックしてみて欲しい。
【関連記事】ロールアップのやり方は無限大!種類別に注目の着こなし事例を紹介
続いては、注目のワイドパンツコーデとおすすめアイテムを紹介!
まずは秋冬のワイドパンツコーデをまとめて紹介!
春夏と比べて組み合わせるアイテムが多い分、幅広い着こなしバリエーションが存在する秋冬のワイドパンツコーデ。まずはそんな秋冬のワイドパンツの着こなしと共におすすめのアイテムを紹介!
ワイドパンツのボリューミーなシルエットを活かして存在感をひと際放ったコーデ
数年前から流行している着こなしといえばアイコニックなアイテムを使い主張を強めたスタイリングだが、ポップすぎてワードローブに加えるのは抵抗感が…と感じている御仁も少なくないのでは?そんなときはワイドパンツを使ってインパクト大に仕上げてみるのはいかがだろうか。ボリュームあるシルエットがひときわ存在感を放ち、人目を引くことうけあいなコーデが完成する。シルエットが重見えしすぎないように、アンクル丈にロールアップし軽快さをプラスしてバランスを微調整した御仁の着こなしも、ぜひ参考にしたい。
Jil Sander(ジル・サンダー) ワイドパンツ
ワイドパンツとカーディガンで作るモノトーンコーデ
ホワイトからブラックにグラデーションしていくカーディガンに合わせ、ボトムスにブラックのワイドパンツをセットしてスマートに仕上げたモノトーンコーデ。間延びしないように、開襟シャツをフロントオープンで着こなして白Tをしっかり見せているのがポイントだ。
Acne Studios(アクネ ストゥディオズ) ワイドパンツ
ワイドパンツの太って見えない着こなしをマスターせよ!
ワイドパンツの太って見えない着こなしには、ノープリーツのデザインをチョイスするのがオススメだ。とりわけぽっちゃり体型の場合、ウエストのプリーツが広がりやすく、パンツ本来の設計以上にシルエットが膨張してみえてしまう可能性があるため、避けるのがベター。またスタイリッシュな印象にみせるならダークトーンをチョイスして引き締めるのも良いが、輪郭が強調されるのを避けたい場合はあえてトーンの明るい淡色を選んでぼかすというテクニックも。
DICKIES(ディッキーズ) 85283 ワークパンツ ダブルニー
ベージュのワイドパンツにオリーブグリーンのフィールドジャケットを合わせコーデにミリタリーエッセンスを注入
ポケットのフラップにスタッズをあしらったオリーブグリーンのフィールドジャケットと、アーバンコロニアルなベージュのワイドパンツを合わせたスタイリング。ジャケットのギミックとカーキ系の色合いでミリタリーエッセンスをリンクさせた着こなしだ。イマドキのストリートテイストを取り入れたインダストリアルな蛍光グリーンベルトのアクセントも見逃せない。
白のワイドパンツにインディゴブルーのデニムシャツを合わせコーデに骨太感と爽やかさを両立
期待通りの清潔感をもたらす白のワイドパンツとインディゴブルーのデニムシャツを合わせ、夏コーデに骨太感と爽やかさを両立。ワイドパンツの裾をくるぶし上までロールアップしてブラウンのワークブーツとの間からボーダーソックスをチラ見せし、マリンな気分を足元から取り入れている。ワイドパンツに限らず白ボトムスはレザーベルトやレザーブーツが色移りしがちなので、コーデの際にはご注意を。
Société Anonyme(ソシエテ アノニム) ワイドパンツ
オリーブグリーンのワイドパンツと迷彩柄小物の色味を同調させてジャケパンコーデのスパイスに
ミリタリーなムードを醸すオリーブグリーンのワイドパンツと迷彩柄小物の色味を同調させ、スパイスを効かせたジャケパンコーデ。あざとさやこれ見よがしな感じのないギミックの効かせ方が心憎い。キメ過ぎず野暮過ぎないスタイリングの落とし込みにもご注目を。
エッジのきいたアイテムと馴染みの良いワイドパンツを使ってビジュアル映えするコーデを構築
シンプルな装いの中に個性的なアイテムを1点差し込みこなれ感を演出するのは常套テクニックだが、エッジのきいたアイテム同士を組み合わせて作ったビジュアル映えするコーデも乙なもの。こちらのコーデでは、カットオフ加工が施されたワイドパンツをセットして他アイテムとテイストを合わせつつ、淡い色味でほどよくアク抜きすることで上手く調和させている。相性の良いブラウン×ブルーを主体に構築しているのもキーポイントだ。
INSCRIRE(アンスクリア) Wide Denim
ギンガムチェック柄コートにカットオフ加工のワイドパンツを組み合わせてコーデにエッジをきかせる
ベージュベースのギンガムチェック柄ステンカラーコートに同系色のワイドパンツを組み合わせ、統一感を演出しながらも温和な印象に仕上げたコーデ。カットオフされたワイドパンツをワンロールで着こなしディテールを目立たせることでエッジを強調し、温和なテイストとのコントラストを表現。インナーにレイヤードしたフーディーや、ボルトカラーのニットキャップも温和なイメージにアクセントをつけるための重要なアイテムだ。
ミックススタイルを極めて武骨に仕上げたワイドパンツコーデ
スタジャンの上にミリタリージャケットを羽織り、コーデュロイのワイドパンツをセットしてアメカジ・ミリタリー・ワークをミックスしたスタイルを構築。カーキのジャケットに馴染みの良いブラウンのワイドパンツをチョイスし、スタジャンはクリーンな印象のホワイトにすることで異なるスタイル同士でもゴチャ感が出ないように仕上げ。足元はワークブーツで武骨なイメージを底上げし、とことんラギッドなコーデに。
チェック柄のワイドパンツで英国エッセンスをプラスしたコーデ
今季はビジネススタイルにおいて”ブリティッシュ”がホットワードとなっているが、スーツのみならずカジュアルウェアにも取り入れることで感度の高いコーデが構築可能だ。こちらのスナップでは、幾重にも細いラインを重ねたチェック柄のワイドパンツを使い、カジュアルの中にもそれとなくノーブルな雰囲気を醸す旬度高めなスタイリングに仕上げている。グレーベースのインナーやパンツに対し、彩度の高いアウターを羽織ってしっかりとコントラストをきかせているのも抜け目がない。
ワイドパンツとスイングトップを組み合わせてコーデを軽やかなスポーツテイストに
肩が落ちたデザインが特徴的なスイングトップと、ほどよいボリュームのワイドパンツを組み合わせてゆるっとしたスポーティスタイルに仕上げ。スイングトップの特徴である短い丈を利用し、レイヤードされたプリントシャツを大胆に見せることでブラックパンツとのコントラストを巧みに表現。遊びのきいたプリントシャツが浮きすぎないように、スニーカーは厚底ソールを取り入れているのが肝だ。
BEAMS HEART(ビームス ハート) バルーン ベイカー パンツ
マウンテンパーカーにワイドパンツを合わせて都会的に仕上げたアクティブコーデ
春に使うシーンが増えるマウンテンパーカーはジーンズを合わせてアウトドアテイストに仕上げるのもアリだが、ワイドパンツを組み合わせて都会的なエッセンスをプラスするのも有効な手段のひとつ。アクティブな印象をプラスするだけでなく、ほどよい抜けも取り入れられるなど、大人コーデに必携のアイテムといっても過言ではない。
BEAMS(ビームス) 1プリーツ ワーク パンツ
光沢感あるワイドパンツを使ってベルテッドコートのノーブルなイメージを強くしたコーデ
ベルテッドコートの上品なイメージを強めるなら、ほどよい光沢を放つパンツの選択肢は外せない。さらにワイドシルエットともなれば、クラシック感もプラスされ、より品格あるコーデに仕上がることうけあいだ。ピックアップした御仁のように、キャップを取り入れて絶妙にハズしをきかせたテクニックもイイ感じだ。
モダンなニュアンスとストリートテイストを取り入れた良いとこどりなワイドパンツコーデ
ボアコートとワイドパンツでブラック×ブラウンを構築しモダンに仕上げ、ニットキャップやAir Jordan1の取り入れでストリートテイストをチョイ足しした良いとこどりなコーデ。インナーにはブラウン、ブラックどちらとも色馴染みの良いビタミンイエローをチョイスして新鮮なエッセンスをプラス。ワイドパンツのシルエットを活かしつつ、ロールアップでAJ1を引き立てているのも見逃せない。
ワイドパンツをしっかりロールアップしてダッドスニーカーのシルエットを強調したコーデ
ワイドパンツをしっかりとソックスが見える位置までロールアップすることで、ボリュームあるダッドスニーカーのシルエットを強調したコーディネートを実現。さらにブラックで統一することでスニーカーの蛍光色が際立ち、ひときわ存在感を放つスタイリングに仕上がっている。色合わせや丈感、シルエットなど細部に至るまで計算しつくされたバランス感が見事だ。
Raf Simons(ラフシモンズ) ワイドパンツ
ワイドパンツ×ダウンベストで作るAラインコーデ
ビビッドな紫のダウンベストにダークトーンのデニムワイドパンツを組み合わせてコントラストを表現したコーデ。パンツはアンクル丈をチョイスして、紫のソックスをチラ見せすることで洒脱な印象に。ダウンベストはフロントボタンの上側のみを留めることで首元から足元までAラインを構築している。
Société Anonyme(ソシエテ・アノニム) ワイドパンツ
ワイドパンツコーデを素材感の違いと小物使いでリズミカルに仕上げる
全体の大半をブラックで占めたコーディネートは、素材感の違いでさりげなくメリハリをつけると退屈な印象を与えることなく適度なリズムが生まれる。たとえば、スニーカーのソール以外をブラックで固めたこちらのスタイリングでは、ナイロン製のパデッドコートに布帛のワイドパンツをセット。仕上げに大判のストールを垂らし巻することで、素材の質感と小物の立体感によるリズミカルな黒コーデに仕上がっている。
Yuiki Shimoji(ユイキ・シモジ) ワイドパンツ
クリーンな白ダウンにリンクするホワイトペイントが特徴的なワイドデニムパンツを取り入れたメンズコーデ
チャンピオンのホワイトダウンに、色味や柄の主張が強いアイテムを添えて個性的に仕上げたコーディネート。ダウンジャケットの色味とリンクするようなホワイトペイントのデザインが取り入れられたワイドデニムパンツは、ほどよくテーパードしたシルエットで全体を好バランスへ導いている。セーターとソックスのイエローによるスパイスもイマドキで◎
ワイドパンツにインナーをタックインしてスッキリとした印象に仕上げたコーデ
冬の大定番アウターであるチェスターコートは、ウェストがほどよく絞られた色気のあるシルエットが魅力のひとつ。そんな特徴を活かしつつワイドパンツを着こなすなら、インナーをタックインしてスッキリとまとめるのが吉だ。ウェストから足元まで優雅なAラインを描くことでキレイ目かつ好印象に仕上がることうけあい。更に精度を高める場合、御仁が着用しているようなもたつき感のないジャストレングスのワイドパンツがオススメだ。
Jacquemus(ジャックムス) ワイドパンツ
ワイドパンツとチェスターコートで奥行き感あるトーンオントーンコーデに
ブラウンベースのロングチェスターコートに、トーン違いのブラウンワイドパンツを組み合わせて深みのある表情に仕上げたコーデ。インナーとスニーカーにはホワイトをチョイスして、洗練度を増しつつ重見えを回避。モノトーンカラーとブラウンで色味を3つに絞ることで調和させているのもグッドだ。
ワイドパンツとオーバーサイズのMA-1でエフォートレスなテイストをマッチさせたコーデ
ゆったりとしたシルエットのワイドパンツに、ドロップショルダーのMA-1を羽織ってエフォートレスなテイストをマッチさせたコーデ。股上深めのワイドパンツをあえて腰元で履き、タックインすることでこなれ感を演出。ブラックの装いをポップに彩るビビッドピンクのスウェットもさることながら、インナーの白Tやホワイトスニーカーなどで抜けを作っているのも◎
ワイドパンツで都会的エッセンスを取り入れたアメカジコーデ
デニムジャケットやタータンチェックシャツ、ペニーローファーなどアメカジ要素を持つアイテムを組み合わせながら、ワイドパンツで都会的なエッセンスを注入したコーデ。ジャケットからボトムスで流れるようなシルエットを作りながらも、足元にローファーをセットすることでメリハリ感をバツグンにきかせている。
トーンに差をつけてメリハリをきかせたモノトーンのワイドパンツコーデ
ワイドパンツにヘリンボーン柄のチェスターコートを合わせて英国テイストをプラスすることで、トレンドコンシャスな装いが完成。グレーコートにグレーニットという同系色レイヤードにブラックのストールを挟むことでメリハリのきいたモノトーンコーデを表現している。
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ワイドパンツとプレミアムスニーカーで最旬ストリートスタイルに
ユルすっきりなテーパードシルエットのワイドパンツとオフ-ホワイト×ナイキのプレミアムなコラボスニーカーでコーデしたトレンドコンシャスなストリートスタイル。ダメージ加工を施したパッチワークデニムジャケットの上に、Pコートをケープ感覚でルーズに肩掛け。あざとさを感じさせない個性的な着こなしで魅力的なコーデに仕上げている。
MARNI(マルニ) ワイドフィットパンツ
ネイビーのトーンオントーンでシックにまとめたワイドパンツスタイル
ネイビーのトーンオントーンでシックにまとめたワイドパンツのコーディネート。微妙にトーンの異なるネイビーアイテムをレイヤーし、ゆったりとしたシルエットでいまどきストリートスタイルにチューニング。ドロップショルダーのロングトレンチコートと、ハズしを効かせこなれ感にレバレッジをかけた白スニーカーもいい感じだ。
ブラックのワイドパンツで締まりのあるコーディネートに
ミリタリーテイストの強いフーテッドコートにブラックのワイドパンツを合わせることで締まりのある雰囲気を表現したコーディネート。インナーダウンやスニーカーの取り入れによって、着こなしをほどよくスポーティに味付けしている。
MARNI(マルニ) ワイドストレートパンツ
ワイドパンツはテーパードシルエットが旬
ミドルゲージの黒ニットにチャコールグレーのアルスターカラーコートを合わせて、男の重厚感を演出したコーディネート。ワイドパンツは、裾に向かって細くなるテーパードシルエットが今の気分。足元がスッキリとした印象に仕上がるため、コードバンの外羽根プレーントゥが際立ち、ラギッドな雰囲気を高める。
Maison Margiela(メゾンマルジェラ) ルーズフィットパンツ
黒スニーカーと白ソックスの足元でストリートに馴染ませたクロップドワイドパンツのオールブラックコーデ
白ソックスでハズしを効かせたオールブラックのクロップドワイドパンツコーデ。黒スニーカーと白ソックスのスケーターライクな足元で、いまどきストリート感覚に馴染ませた着こなしだ。
クラシックとワークスタイルをマッシュアップしたブルーワイドパンツコーデ
ネイビーステンカラーコートとチェックジャケット、ネップツイードのウエストコートでクラシックな雰囲気を演出し、レトロなワーキングクラスイメージの白バンドカラーシャツとブラウンワークブーツでワークスタイルに仕上げたブルーのワイドパンツコーディネート。アイテムの色柄でコーデにメリハリを付け、クラシックスタイルとワークテイストをいまどき感覚にアップデート。
ネイビーとのコントラストを効かせた白ワイドパンツのコーディネート
ネイビーロングコートとのコントラストを効かせた白ワイドパンツのコーディネート。コートのフロントボタンのしっかり留めた首元がストイックな雰囲気を演出し、黒レザーのアンクルブーツで足元をスタイリッシュに仕上げている。
アズーロ・エ・マローネを表現した洒脱なワイドパンツコーデ
ワイドシルエットのパンツを使用した装いに定評があるダニエレ・ビアジョーリ氏の着こなし。ブラウンで構築されたジャケパンスタイルに、ネイビーのアイテムをミックスすることでアズーロ・エ・マローネを表現している。ワイドパンツは絶妙なテーパードシルエットをチョイスすることで、足元がすっきりとした印象に仕上がり、軽快な雰囲気に。テーパードシルエットのワイドパンツは、オーソドックスなスニーカーとの相性も良いため、初めてワイドパンツの着こなしに挑戦するという方にもオススメだ。
PT01(ピーティーゼロウーノ) フェザーパンツ
ルーズな丈感のワイドパンツでつくるメンズコーデ
あえてワイルドな雰囲気やラフなテイストを演出する場合は、ワンクッションできる程度の丈感に仕上げられたワイドパンツの取り入れが有力だ。下記のスナップでは、パンツ丈にクッションがある分、太さの幅をセミワイド程度のシルエットに設定することによって他アイテムとのバランスをキープしている。
Acne Studios(アクネステュディオス) フレアパンツ
クロップドタイプのワイドパンツでいまどきストリート感覚の足元を際立たせる
クロップドタイプのワイドパンツでいまどきストリート感覚の足元を際立たせたスタイリング。ロングのチェック柄コートとストールでコーデの重心を低めにしもっさりとした雰囲気に。黒ソックスと黒のローカットスニーカーのレトロな足元を、もっさり感にシンクロさせた着こなしだ。
サルエルタイプのサイドロゴワイドパンツでコーデしたアスレジャー感覚のトラベルスタイル
サルエルタイプのサイドロゴワイドパンツとフューチャリスティックなスニーカーでコーデしたアスレジャー感覚のトラベルスタイル。さり気ない着こなしとゆったりとしたシルエットで、シックな色使いのコーディネートに軽快感とリラックス感を同時に演出。荷物の多い旅先の移動に適したクールな着こなしだ。
デニムシャツとワイドパンツでワークテイストを演出
ウエスタンスタイルのデニムシャツにグラフィック白Tシャツ、ベージュのワイドパンツを合わせ、ワークな雰囲気を演出したコーディネート。アイテムチョイスからシルエット、着こなし方まで、いまどきストリート感覚にチューニングすることなく個性的にスタイリング。そこはかとなく漂うミスマッチ感は、タックインによるキレイめな着こなしでなくラフな着こなしで軽減したい。
AMI Alexandre Mattiussi(アミアレクサンドルマテュッシ) ワイドチノ
グレーと白のコントラストを効かせたワイドパンツのセットアップコーデ
インサートした白シャツのフローラルプリントを際立たせた、グレーワイドパンツのセットアップスーツとグレーコートのコーディネート。グレーと白のコントラストを効かせ、エレガントでシックなモノクロのフローラルプリントをフィーチャー。マスキュリンなテーラードにロマンティックな花柄がモードな雰囲気を漂わせている。
Maison Margiela(メゾン マルジェラ) ワイドパンツ
グレーワイドパンツでスタイリッシュに仕上げた冬のモノトーンコーディネート
重量感のある黒ムートンのジップコートに黒のハイネックセーター、グレーワイドパンツを合わせ、スタイリッシュに仕上げた冬のモノトーンコーディネート。軽やかな2プリーツディテールのワイドパンツでアウターの重見えを軽減している。
クロップドタイプのワイドパンツで足元のギミックを際立たせる
クロップドタイプのワイドパンツでストライプディテールのハイソックスを際立たせた、モードなオールブラックのストリートスタイル。素材感でメリハリを利かせたブラックのトーンオントーンのレイヤーに、スニーカーとソックスの白ディテールが軽やかな色使いのリズムを刻む。
原色カラーを取り入れてスパイスのきいたワイドパンツコーデを表現
原色カラーを取り入れることで、若々しさやスパイスのある着こなしを表現。重い印象を与えやすいワイドパンツだが、原色カラーのアイテムの組み合わせによって、軽快な雰囲気のコーディネートに仕上がっている。それぞれのアイテムの素材感に違いを持たせているのも、こなれ感を与えるポイントのひとつだ。
ブラックワイドパンツは幅広いコーディネートにフィットする汎用性の高さが魅力
昨今トレンドとして注目を集めているミリタリーウェアとブラックのワイドパンツを合わせたコーディネート。無彩色であり、ボトムに程よいボリュームをプラスできるブラックのワイドパンツは、様々なコーディネートにフィットする汎用性の高さも魅力のひとつだ。
FUMITO GANRYU(フミト ガンリュウ) windbreaker pants
ワイドパンツでつくる旬な”ブラック×ブラウン”のコーディネート
ブラックのワイドパンツにキルティングが施されたブラウンコートを合わせて旬な”ブラック×ブラウン”のコーディネートを構築。キャップやオフホワイトとのコラボモデルであるナイキのスニーカーを取り入れることによって、ストリートテイストを漂わせている。
【関連記事】メンズトレンドカラーの最右翼!”ブラック×ブラウン”の着こなし特集
ワイドシルエットのデニムパンツで武骨なメンズコーデに
数年前までメインストリームとして人気を集めていたスキニージーンズに代わり、昨今存在感を高めてきているのがストレートやテーパードシルエットの「非・スキニージーンズ」。世界規模のメンズファッション見本市であり、世界中のファッションバイヤーが集まる場としても知られるピッティウオモでも、ワイドシルエットのデニムパンツを履いている姿が散見された。ワイドパンツを野暮ったく見せないポイントは、クッションを作りすぎないこと。裾上げのお直しはもちろん、ワンロールなどのアレンジを加えてこなれ感を演出するのも有力な選択肢だ。
SUGARHILL(シュガーヒル) CLASSIC DENIM PANTS
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ワイドパンツ×オーバーサイズコートでボックスシルエットを構築
ボリューミーなシルエットが特徴的なワイドパンツに、ドロップショルダーのオーバーサイズコートを合わせてボックスシルエットを構築したコーディネート。上下でシルエットにメリハリをつけたAラインシルエットやYラインシルエットが定番として知られているが、昨今ではあえて上下ともワイドなシルエットをチョイスすることでボックスシルエットを表現するスタイリングが注目度を高めてきている印象を受ける。
ホワイトのクリーンなワイドパンツで抜け感溢れる冬コーデに
ロング丈のチェスターコートやオーバーサイズフーディ、ワイドパンツといったボリューミーなアイテムを多く取り入れながらも、パンツとフーディにホワイトをチョイスすることによって抜け感を演出し、コーディネートを軽快な雰囲気に。足元には、ブラックシューズをチョイスして全体を引き締めている。
Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン) オーバーサイズパンツ
ワイドデニムパンツでジャケパンコーデをカジュアルに
テーラードジャケットにタートルネックニットを合わせたキレイ目ジャケットスタイルに、ワイドシルエットのデニムパンツを合わせてカジュアルダウン。チェック柄コートの取り入れなど、ドレスアイテムをカジュアルに着こなす絶妙なバランス感覚に注目だ。
ワイドパンツはモードなメンズコーデにも相性◎
通常よりも一味違うシルエットを表現できるワイドパンツは、モードテイスト溢れるコーディネートにも好相性だ。スーパーロング丈のコートにレトロスニーカー、ブラックのワイドパンツを合わせることによって、個性際立つモードスタイルが完成。さりげない小物使いによるアクセントも参考にしたい。
Jil Sander(ジル・サンダー) ワイドパンツ
ワイドパンツ×白ソックスコーデで抜け感を演出
ワイドパンツに白ソックスを合わせることで抜け感を演出した着こなし。ハリのある素材感のアイテムを組み合わせることによって、スポーティな雰囲気を漂わせている。ブルゾンのショート丈を利用したシャツのレイヤードにも注目したい。
今季トレンドのロング丈コートにワイドパンツをセットしたメンズコーデ
今シーズンのコートは、膝まで伸びたロング丈がトレンドとして注目を集めている。そんなロング丈のコートにワイドパンツを合わせたコーディネートをピックアップ。スキニーパンツを合わせた定番のYラインとは一味違うシルエットが今っぽい雰囲気を高める。
Junya Watanabe MAN(ジュンヤ・ワタナベ マン) ワイドパンツ
キャメルのダッフルコートにホワイトワイドパンツを合わせたフレッシュなコーディネート
キャメルのダッフルコートにホワイトのワイドパンツを合わせたコーディネート。モダンな印象を与える注目の”ブラック×ブラウン”のコーディネートに対して、ホワイト×ブラウンの組み合わせはフレッシュな印象を与えてくれる。
Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン) ワイドパンツ
ワイドパンツをロールアップしてコーデに軽快な雰囲気をプラス
ワイドパンツをロールアップによってノークッションに仕上げ、軽快な印象を演出したコーディネート。ブラウン系のアイテムをメインに組み合わせることで、落ち着きのある雰囲気を表現している。
Société Anonyme(ソシエテ アノニム) ワイドパンツ
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ワイドパンツ×ライダースジャケットの重厚感あるコーデに差し色で軽さを演出
レザージャケット、ワイドパンツ、黒コーデという重厚感を与える要素が3点揃ったスタイリングだが、差し色のスパイスを上手に取り入れることによってTOO MUCHな印象を回避。黒が主流のスタイリングであれば、明度の差を利用することで効果の強い差し色を表現できる。
Acne Studios(アクネ ストゥディオス)ワイドパンツ
【関連記事】差し色コーデ メンズ特集「効果的な色使いで着こなしをアップデート!」
ワイドパンツとパイソン柄ジャケットで作る感度高めなストリートコーデ
トレンド真っ只中のパイソン柄ジャケットにワイドパンツを組み合わせ、足元にAJ11をセットすることでストリートコーデを感度高めに仕上げ。ブラックを随所に使いながらも異なるテクスチャで豊かな表情を演出している。スニーカーの抜け感が浮きすぎないように、インナーにもホワイトを取り入れて自然な着こなしに。
エフォートレスなシルエットのポンチョにワイドパンツを組み合わせてコーデを好バランスに
防風・防寒用として誕生し現在ではレインウェアとして使われることも多いポンチョ。そのエフォートレスなシルエットは同じくゆるっとしたワイドパンツと好相性なのをご存じだろうか。裾広がりなデザインでAラインを描くポンチョにワイドパンツを合わせることで、より輪郭を引き立てたバランスの良いコーデが完成する。インナーにイエローを差して色味でメリハリをきかせた御仁の着こなしも見習いたい。
ブラックウォッシュのバギージーンズでいまどきやんちゃスタイルに
Kappaロゴテープをあしらったパッチワークのカモフラージュ柄ジャケットに黒Tシャツ、ブラックウォッシュのバギージーンズをコーデしたやんちゃスタイル。スニーカーライクな黒レザーシューズとロールアップしたバギージーンズでスタイリッシュな足元を演出。ワイドシルエットのバギージーンズが間延びしてだらしなく見えないようレングスにアレンジを加えている。
エフォートレスな雰囲気でまとめたグレーワイドパンツのノームコアスタイル
ハズし過ぎずキメ過ぎない、絶妙な普段着感覚でエフォートレスな雰囲気にまとめたグレーワイドパンツのノームコアスタイル。バーガンディーとグレーのコントラストを効かせながら、グラデーションがかったヘアーカラーにインナーとボトムスをマッチング。白スニーカーにワンクッションさせたグレースラックスの丈感とシルエットが秀逸だ。
ワイドパンツにプルオーバーパーカーを合わせたコーデ
ベージュのワイドパンツにプルオーバータイプのパーカーを合わせたコーディネート。胸元からみせたレッド×ホワイトのボーダーデザインがアクセント。
Dickies(ディッキーズ) 874ワークパンツ
春夏のワイドパンツコーデをチェック!
続いては、春夏のワイドパンツコーデにフォーカス。注目の着こなしと共に、おすすめのアイテムを紹介!
白とネイビーのメリハリを効かせたワイドパンツのキレイめな着こなし
くるぶし丈に設定したネイビーのワイドパンツにオーバーサイズ&ドロップショルダーの白Tシャツ、白ソックスと白スニーカーを合わせ、シンプルでキレイめにまとめた夏の着こなし。白とネイビーの2色使いで爽やかにメリハリを効かせ、上下ともゆったりとしたシルエットでエフォートレスな仕上がりに。野暮ったく見えてしまいがちな白ソックスの足元を、白スニーカーと一体化させることで洗練された印象に仕上げている。
Société Anonyme(ソシエテ アノニム) ワイドパンツ
ネイビーの2プリーツワイドパンツにギミックの多いベージュトップスを合わせた夏の装い
ギミックの多いベージュチェックの半袖プルオーバーシャツとネイビーの2プリーツワイドパンツで、シンプルながらヒネリのある夏の装いに。そこはかとなくレトロなムードを醸す腰ゆる2プリーツのワイドパンツをチョイスして、クラシックモダンなスタイリングを完成させている。ワイドパンツの2プリーツを際立たせ、ほどよくたるみを持たせたトップスのタックインも◎
CLOSED(クローズド) ワイドパンツ
他のボトムスと比べボリューミーなワイドパンツは素材感の際立ちもひとしお
数あるボトムスの中でも、最もボリューミーなワイドパンツは素材感の際立ちもひとしおだ。素材ごとに風合いや光沢が異なるのはもちろんのこと、ドレープの効き方やシルエットの出方も千差万別。それぞれの素材の持ち味を最大限に楽しめるのも、ワイドパンツコーデの魅力と言っても過言ではない。
黒のワイドパンツとボタニカル柄シャツのベースカラーをマッチさせトロピカルなムードをシックに表現
夏の定番アロハシャツをはじめトロピカルな柄シャツは、カラフルな色使いや南国のイメージにより、ともするとチャラ見えしたり浮ついた雰囲気に見えてしまいがち。開放的に気分を上げてくれるのはイイけれど、大人っぽさが損なわれ軽薄なイメージにより痛々しく見えては無粋でしかない。こちらにピックアップしたスナップでは、黒のワイドパンツとボタニカル柄シャツのベースカラーをマッチさせてトロピカルなムードをシックに表現。こんな色使いのコーディネートなら、はしゃいだ雰囲気も軽減され大人の品格を損なわず夏の気分を満喫できる。
Jacquemus(ジャックムス) ワイドパンツ
オーバーサイズやビッグシルエットのトップスを好バランスにまとめるならワイドパンツの取り入れがおすすめ
イマドキのオーバーサイズやビッグシルエットのトップスのコーデを好バランスにまとめるなら、ワイドパンツが選択肢として有力だろう。タックイン・タックアウトにかかわらずイイ感じのシルエットに収まり、これ見よがしな感じのないスタイリングを叶えてくれる。
オリーブグリーンでまとめたカーゴワイドパンツとミリタリーシャツのコーディネート
カーゴポケット付きのワイドパンツと半袖ミリタリーシャツをオリーブグリーンでまとめ、ブラウンのワークブーツを合わせた武骨な着こなし。インディアンテイストの装飾をあしらったレザー小物と赤いバンダナをプラスしてコスプレに見えないよう、ガチ感を回避するハズしのギミックを効かせている。こんな男らしいスタイリングも魅力的だが、決してやり過ぎてしまわないようスタイリングの落としどころの見極めも肝心だ。
PT TORINO(ピーティートリノ) ワイドパンツ
ドレープやシルエットが上品な表情を見せるとろみのあるワイドパンツで夏コーデをスタイルアップ
骨太でタフ顔のワイドパンツとは一味違うとろみのある質感のワイドパンツは、ドレープやシルエットが上品で初心者でも着こなしやすい。やんちゃな着こなしや武骨なコーディネートには不向きだが、キレイめでスタイリッシュな装いには見事にハマる。
OAMC(オーエーエムシー) ワイドパンツ
爽やかな夏のマリンコーデを白のワイドパンツで差別化
白とブルーのコントラストが爽やかな夏のマリンコーデに、白のワイドパンツを採用してヒネりを効かせたこちらの御仁。ネックラインが大きめに開いたバスクシャツとセーラーパンツさながらのワイドパンツを組み合わせ、マリンテイストたっぷりの着こなしに。
ワイドパンツのプリーツから生まれる流麗なドレープでコーデを優雅な印象に
プリーツディテールや生地の柔らかさから生まれるワイドパンツの流麗なドレープは、コーディネートを優雅に見せる。こちらの御仁が着こなしに取り入れたのは、深いシザースプリーツが入ったワイドパンツ。流れるようなドレープがワイドパンツコーデをエレガントに演出している。
ライトトーンで上品にまとめたアレックス・バディア氏によるワイドパンツの洒脱なコーディネート
WWDのスタイルディレクターを務めるアレックス・バディア氏による、洒脱なワイドパンツの着こなし。ライトトーンのアイテムを上品にまとめ、軽やかな大人のジャケパンスタイルを表現している。チェック柄ジャケットにインサートした薄ピンクのブルゾンのレイヤードも無理がなく、いい感じにチカラの抜けたちょいルーズなシルエットもイイ感じだ。
巧みな柄使いの青×白コーデに土色ワイドパンツと渋味靴を合わせ大人顔のジャケパンコーデに
ストライプ、ドット、無地のアイテムを巧みに組み合わせ、青と白のコントラストを効かせたトップスに、土色ワイドパンツと渋味ブラウンのウィングチップをコーデして、大人顔のジャケパンスタイルをコーディネート。爽やかさとナチュラルな雰囲気をミックスし、奥行きのある表情豊かなスタイルを作り上げている。ワイドパンツの裾はラフにロールアップすることで、シューズとのバランスが取れた丈感に。
ワイドパンツコーデをミリタリー・コロニアルカラーで武骨に見せる
男臭い雰囲気になり過ぎないよう、中間色であるグレーのTシャツをかませながら、コロニアル・ミリタリーカラーでナチュラルにまとめたワイドパンツのワークスタイル。シャツ、パンツともにユルめのシルエットでまとめ、ルーズな印象になりすぎないようインナーのTシャツはタックインで引き締めて。
ブラックのワイドパンツに袖が長めの白Tシャツをコーデしてルーズなシルエットでイマ風にチューニング
イマ風カジュアルスタイルに重要なのは、いい感じにチカラの抜けたほどよいルーズな着こなし。こちらの御仁は、袖が長めの白Tシャツにブラックのワイドパンツを合わせ、旬なシルエットとこなれた着こなしを実践。ユル過ぎずぴったり過ぎない絶妙な“ほどゆる”で、魅力的なコーディネートに。
ワイドパンツコーデをキレイめに見せるならテーパードシルエットをチョイスするのが吉!
西海岸テイストのパームツリー柄をプリントしたクレイググリーンの半袖シャツブルゾンに、だぼシルエットの黒ワイドパンツと黒のコンバース オールスターHIを合わせた個性的なコーディネート。ワイドパンツはゆるやかにテーパードがかかっており、どこかキレイめな印象を与える。コーディネート次第ではだらしない印象になってしまうこともあるワイドパンツ、こんなキレイめシルエットで大人らしく着こなしてみるのも一手だ。
AMI ALEXANDRE MATTIUSSI(アミ アレクサンドル マテュッシ) ワイドパンツ
ワイドパンツにチェッカー柄スリッポンをコーデしてポップなハズしを足元に効かせる
ワークな雰囲気を醸すオリーブグリーンのワイドパンツに、ポップなハズしを効かせるチェッカー柄スリッポンをセット。様々なテイストをミックスしたノーカラーのアウターをカーディガン感覚でさらりと羽織り、シンプルなワークスタイルを個性的に仕上げている。散らかりがちなアイテムをしっかりとリンクさせた、白Tシャツ、パンツの白ステッチ、スリッポンの絶妙な配色も要チェック。
ワイドパンツとジャストサイズのシャツでメリハリのきいたAラインコーデを作る
上下ともにビッグシルエットのアイテムでエフォートレスな装いを作るのもアリだが、メリハリをつけた着こなしも捨てがたい。こちらの御仁はワイドパンツにジャストサイズのワークシャツをタックイン。トップスをコンパクトにまとめることで、きれいなAラインのシルエットが完成し、メリハリのきいたコーディネートに仕上がる。
シャツのタックインテクニックと色のコントラストを効かせた着こなしでワイドパンツの存在感を際立たせる
コムデギャルソンPLAYのハートロゴをあしらった茶目っ気のあるストライプシャツと白Tシャツ、ブラウンのワイドパンツを組み合わせたコーディネート。ライトブルーとブラウンのコントラストに加え、フロントのみのタックインがワイドパンツの存在感を際立たせている。
チノクロスのワイドパンツは使い勝手バツグン!一本で幅広いコーディネートを実現する優れモノ
ドレス系からモード系、アメカジ系やワーク系まで、バリエーション豊富なワイドパンツの中で、特に使い勝手が良いのがチノクロスのワイドパンツ。フォーマルやドレスには不向きでも、キレイめなジャケパンスタイルからゴリゴリのワークスタイルまで、様々なスタイルにマッチするチノクロスのワイドパンツは、ワイドパンツのエントリーとしておすすめだ。
ベージュのワイドパンツと同色のジレでセットアップライクなコーディネートを表現
ベージュのワイドパンツに同色のジレを合わせることで、セットアップライクなスタイリングを表現。ワイドパンツのプリーツディテールを引き立てるように、インナーのTシャツはフロントのみタックインしている。トーンオントーンの着こなしに、黄色のシューレースがアクセントになった黒のダービーシューズをセットすることでアクセントをプラス。
MARNI(マルニ) ワイドパンツ
ワイドパンツのミリタリカラーとロゴTシャツの迷彩柄を共鳴させジャケパンコーデの統一感を巧妙に演出
ネイビーの2BジャケットにアディダスのロゴTシャツ、ミリタリーグリーンのワイドパンツに白スニーカーを合わせたジャケパンコーデ。ロゴTシャツの迷彩柄とワイドパンツをミリタリーのイメージで共鳴させ、コーデの統一感を高めたアイテム使いが秀逸だ。
OAMC(オーエーエムシー) ワイドパンツ
ストライプ柄ワイドパンツでコーデした優雅な大人のジャケパンスタイル
クリエイティブでインテリな雰囲気を漂わせる、ビームス高田氏の優雅な大人のジャケパンスタイル。ワイドパンツを使ったジャケパンスタイルでも野暮ったく見えないのは、パンツに縦のラインを強調するストライプ柄が入っているため。インナーや小物による絶妙な黒差しも◎
ワイドパンツのワークスタイルに艶色ボストンバッグでリッチ感をプラス
ベーシックなTシャツにサスペンダーボタンを装備したオーセンティックなワイドパンツ、ローテクスニーカーを合わせたシンプルなワークスタイル。そんなシンプルな着こなしに、バーガンディーのボストンバッグを手持ちすることでリッチな雰囲気に。スカーフリングで留めた柄スカーフをバッグのハンドルにあしらい、無骨なコーデに艶やかさを演出している。
クロップドワイドパンツと白スニーカーをジレ×シャツスタイルに合わせて洒脱なミックスコーデを表現
ジレ×タイドアップシャツのドレッシーなスタイルに、クロップドワイドパンツとディアドラスニーカーをセットしてカジュアルダウン。かっちりとした装いに、ラフな丈感のワイドパンツとスニーカーを合わせることで洒脱なミックススタイルに。
ストライプ柄ワイドパンツでモノトーンコーデにリラックスしたムードを加える
クールさゆえにキメ過ぎ感が漂いがちなモノトーンスタイルを、ストライプ柄のワイドパンツを合わせてリラックス感のあるコーデにクールダウン。イマドキな腰ゆるシルエットのトラウザーズをチョイスすれば、モノトーンのシックな雰囲気を損なうことなく旬度の高い着こなしを作ることも可能だ。足元に革靴を合わせる場合には、クロップド丈のワイドパンツで抜け感の演出も忘れずに。
ワイドパンツの流麗なドレープが柄シャツと共鳴してコーデをエレガントな雰囲気に
様々なモチーフを組み合わせたゴージャスな柄シャツにベーシックな白Tシャツ、ドレープを描くベージュのワイドパンツとコンバース 黒オールスターを合わせたコーディネート。さらりと羽織った柄シャツとワイドパンツがエレガントなバイブスで共鳴し、カジュアルコーデをリッチに格上げ。スニーカーの甲部分でクッションさせたパンツの丈感もイイ感じだ。
カーゴタイプの超ワイドパンツで問答無用の個性派コーデを体現
サルエルパンツを彷彿とさせる、超ワイドパンツとロング丈のスプリングコートで問答無用の個性派コーデを体現。インナーに挟み込んだ白Tシャツがクリーンなイメージを注入するとともに、主張の強いアウターとボトムスをコントラストで際立たせる。コートの袖をまくって抜け感を出したアレンジも◎
ベージュのワイドパンツとバンズのオールドスクールでスケーターライクなコーディネートを作る
インパクトのある赤×白のボーダーTシャツにベージュのワイドパンツを合わせ、エフォートレスなカジュアルスタイルをコーディネート。足元にはバンズのオールドスクールをセットして、ワイドパンツとともにスケーターテイストを演出している。
バギータイプのワイドジーンズで重厚感たっぷりのコーディネートに
バギータイプのジーンズはワイドパンツの中でも特に重厚感漂うアイテム。リネンやチノクロスのワイドパンツで軽やかに装うのもアリだが、男らしくどっしりとした着こなしを作るのも◎ こちらのスタイリングで使用しているようなリジッドジーンズなら、コーディネートがより重厚に仕上がる。
和スタイルとストリートをミックスしたワイドパンツのコーディネート
渋色のヴィンテージ半纏ジャケットに浮世絵(春画)グラフィック白Tシャツ、黒のワイドパンツと白×蛍光ピンクスニーカーを合わせ、ジャポニズムとストリートをミックスしたコーディネート。黒のサコッシュを首にチョイ掛けし、和と洋のバランスをしっかりキープ。Tシャツとスニーカーの色使い、白とピンクをリンクさせコーデの統一感を高めている。
オーバーサイズのトラッカージャケットとクロップドワイドパンツでトレンドコンシャスなストリートスタイルに
オーバーサイズの薄グレートラッカージャケットに黒Tシャツ、黒のクロップドワイドパンツと白スニーカーをコーデしたストリートスタイル。ジャケットの内側にフロント斜め掛けしたベルトバッグやトレフォイルロゴの白ソックスなど、トレンドコンシャスなアイテムをプラスしてコーデをいまどきスタイルにアップデート。
デニムシャンブレーのカバーオールとベージュワイドパンツでワークスタイルに
デニムシャンブレーのカバーオールにシアサッカーストライプシャツ、ベージュワイドパンツのワークスタイルにハズしのレオパード柄スニーカーをコーディネート。遊びゴコロ溢れる柄スニーカーと白ソックスをプラスして、ラギッドな雰囲気のコーデをいまどきストリートスタイルへシフトチェンジ。
カーキワイドパンツの取り入れによってトレンドコンシャスなメンズコーデが完成
ショート丈のMA-1にボリューミーなカーキのワイドパンツを取り入れることでトレンドコンシャスなメンズコーデが完成。スポーティな雰囲気を演出できるショート丈のブルゾンとワイドパンツは相性良し。アルファインダストリーズならではのデザインであるシガーポケットに施されたレッドのリボンが差し色として機能している。
ワイドパンツをジャケパンコーデに取り入れてこなれた印象に
デザイン性の高いネイビージャケットにベージュのワイドパンツを合わせてシルエットでこなれ感を演出したコーディネート。インナーのボーダーTシャツやスニーカーでネイビーをリンクさせているため、統一感のある雰囲気に仕上がっている。ラフなタックインやパンツのロールアップテクニックも参考にしたい。
ワイドパンツにベージュジャケットをセットした大人の色気漂うコーディネート
ペールトーンで全身をまとめた大人の色気漂うスタイリング。ルーズフィットのリラックス感ある着こなしながら、インナーのTシャツをタックインすることによって締まりのある印象に。足元にはコモンプロジェクトのレザースニーカーを合わせることでラグジュアリーな雰囲気を演出。
モノトーンでまとめたシックなワイドパンツコーデ
モノトーンアイテムで全身をまとめたシックなワイドパンツコーデ。2プリーツを配してウエストをゆったりさせ、テーパードを強くきかせることによって独特のパンツシルエットを表現している。半袖シャツはジャストフィットで着こなすことによってメリハリを表現。
開襟シャツにブラックのクロップド丈のワイドパンツを合わせてユルいシルエットを表現した着こなし
少し肩がドロップした半袖の開襟シャツにブラックのワイドパンツを合わせたコーディネート。ルーズフィットシルエットのアイテムは、ダークトーンでシックにまとめてダラシなく見せないのが大人にこなすコツだ。重すぎな見た目にならないように、白ソックスで抜け感を演出したバランス感覚も見事。
N°21(ヌメロベントゥーノ) ワイドパンツ
ワイドパンツにデニムジャケットの組み合わせで武骨な男のコーデを表現
ベージュワイドパンツにブラックデニムジャケットを肩掛けで合わせたワイルドな雰囲気漂うスタイリング。胸ポケットにセットしたワインレッドのチーフや腰から垂らしたサスペンダーのアクセントがポイント。足元にはバンズのオールドスクールを合わせて。
ワイドパンツをジャケパンコーデに取り入れたこなれスタイル
イタリアでは、カジュアルジャケパンスタイルにもワイドパンツを取り入れている御仁が散見された。サマー素材のグレーテーラードジャケットに、ベージュのワイドパンツを合わせてソフトな印象に。
ワイドパンツにオーバーサイズの白Tシャツをセットしてボックスシルエットを表現
ベージュのワイドパンツにボックスシルエットの白Tシャツを合わせたコーディネート。ストライプ柄のインナーのレイヤードやストールの取り入れが洒脱な印象につながる。足元にレザーシューズを合わせることで締まりのある表情に。
ワイドテーパードパンツコーデを白Tシャツと白スニーカーで爽やかに
ベージュワイドパンツに白Tシャツとホワイトスニーカーを合わせて爽やかにまとめたスタイリング。ウエスト周りにゆとりのあるワイドパンツは、足先に向かうごとに細くなっていくワイドテーパードシルエットが今シーズンの旬だ。
SHIPS(シップス) GROWN&SEWN インディペンデント 8オンスチノ
コントラストをきかせたワイドパンツコーデ
ブラウンのベストに対して、ワイドパンツはネイビーをチョイスすることでコントラストをきかせたコーディネート。TシャツとコンバースのオールスターHiを合わせることで、ジレパンスタイルをほどよくカジュアルダウンさせている。
プリーツ入りワイドパンツにTシャツをタックインしたコーディネート
プリーツパンツをみせるようにTシャツをタックインしたスタイリング。右袖部分にさりげなく施された切り替えのディテールがポイント。足元に合わせたスタンスミスは、ウェアのカラーリングとリンクするように定番のフェアウェイをチョイスして統一感を演出。
デニム素材のワイドテーパードパンツで武骨なメンズコーデを表現
テーパードのきいたデニム素材のワイドパンツに、ヘンリーネックTシャツを合わせたスタイリング。ブルーのインディゴに合わせるように、トップスはネイビーをチョイスしてグラデーションを表現。ワンロールしてデニムの特徴であるミミのディテールをあえてみせている点にも注目したい。
Bernard Zins(ベルナール ザンス) ワイドパンツ
ワイドパンツにデニムシャツを合わせて武骨なメンズコーデに
ブルーのワイドパンツにデニムシャツを合わせることによって、武骨なムードを高めたコーディネート。黒のスカーフと革靴で、ラフ過ぎる印象を与えないよう着こなしを引き締め。
バンドカラーの青シャツにワイドなリネンパンツを合わせてエフォートレスな着こなしに
サックスブルーのバンドカラーシャツにワイドシルエットのリネンパンツを合わせてエフォートレスな雰囲気に仕上げたスタイリング。ナイキの定番スニーカー エアフォース1 LOWをあえて足元に合わせたハズしのセンスが秀逸だ。
ワイドクロップドパンツの切りっぱなしディテールをジャケットとリンクさせてコーデに統一感を与える
ブラウンのワイドパンツにホワイトジャケット、黒ヘンリーネックシャツを合わせたスタイリング。切りっぱなしのディテールでウェアをリンクさせることで、まとまりのある印象を演出。
AMI ALEXANDRE MATTIUSSI(アミ アレクサンドレ マテュッシ) ルーズフィットパンツ
ストリートテイストをプラスしたワイドパンツコーデ
ワイドパンツでAラインを表現したスタイリングに、ベースボールキャップを合わせてストリートテイストをプラス。インプリーツの入ったパンツは、英国ブランドに多く見られるディテールだ。アクセントとして、足元にはブルーのベルクロスニーカーをチョイス。
黒でまとめたワイドパンツコーデは、素材の違いで色気を演出
全身をブラックでまとめることでシックな印象にまとめたワイドパンツコーデ。着こなしによっては子供っぽい印象を与える恐れのあるワイドパンツだが、ブラックレザーシューズを合わせることで大人の色気漂うコーディネートに。
デザイン性高いプルオーバーシャツにワイドパンツを合わせてシックなメンズコーデに
デザイン性の高いブラックのプルオーバーシャツをチョイスしたコーディネート。全身を同テイストのアイテムでまとめているため、洗練された都会的な印象に。ボトムスにワイドシルエットのクロップドパンツを合わせて表現したボックスシルエットや、シャツの裾あたりに施されたポケットのデザインがモードなムードを高める。
Aラインを表現したワイドクロップドパンツコーデ
ワイドパンツにジャストサイズの白Tシャツを合わせたAラインのコーディネート。モノトーンでウェアを統一しながら、ライトブルーのスニーカーでスパイスをきかせている点に注目だ。
ワイドパンツにタイトな柄シャツを合わせてメリハリのある着こなしに
ワイドパンツと相対するようにシャツは絞りのきいたタイトシルエットのデザインをチョイスしてメリハリのある表情に。シャツの裾は片側だけタックインすることによってラフなニュアンスをプラス。ブルーとブラックをベースにまとめることで、柄を取り入れたスタイリングもまとまりのある印象に仕上がる。
MARNI(マルニ) ワイドパンツ
ワイドパンツはノークッションで軽やかに穿くのがイマの気分
オフホワイトのワイドパンツに白Tシャツを合わせた爽やかな印象溢れるスタイリング。ワイドパンツはノークッション丈で軽やかに履くのが今の気分だ。裾上げがされていないパンツなら、ロールアップを上手に取り入れたい。
アースカラーでワイルドなムードを高めたワイドパンツコーデ
オリーブグリーンのワイドパンツに白Tシャツを合わせたスタイリング。アースカラーのパンツやティアドロップサングラスのチョイスがワイルドな雰囲気を漂わせている。足元にはヴィンテーズ感溢れるスタンスミスをチョイス。
ワイドシルエットのショートパンツもオススメ!
膝上のショートパンツも、ワイドシルエットのデザインが今シーズン各ブランドから展開されている模様。開襟タイプの半袖シャツと合わせてリラックスしたシルエットに。足元にはサンダルをチョイスしたラフなスタイリングだが、モノトーンでアイテムを仕上げることで、締まりのある印象をキープ。
ワイドパンツにプルオーバーシャツをセットしてこなれたコーデに
サンダルにワイドパンツを合わせたコーディネート。ワイドシルエットのパンツも、ノークッションで軽やかに履くのが今の気分だ。トップスにはルーズフィットのプルオーバーシャツを合わせて。