スーツの流行りを象徴する7のトレンドキーワード

スーツは男性服の中でも、男を最も魅力的に見せてくれる完成されたアイテムである。ビジネスパーソンとしての風格や存在感を示すことはもちろん、一人の男として異性に魅力をアピールする意味でもスーツスタイルほど有効な着こなしは存在しないと言っても過言ではない。今回はそんなスーツスタイルの見逃せないトレンドを紹介!

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魅力的なスーツスタイルの条件は「クラシックとトレンドのバランス!」

トレンドを紹介する前に、どの時代においても理想とされるスーツスタイルは、クラシックを基礎としつつも時代の変化を柔軟に取り入れたものであることをおさえておきたい。ダンディズムの基礎を築いたブランメルも、完璧なスーツスタイルで知られる英国のプリンスオブウェールズも、いつの世も男性の憧れである歴代のジェームズボンドも「クラシックを大事にしながらも時代の空気感を取り入れたスタイルを大切にする」という共通点を持つ。「クラシック、基本とは何かを理解した上で、その時代の流行や自分のキャラクター、顔立ち、体型を考慮してスーツを選び着こなす」という姿勢が理想だ。

ダニエルクレイグの着ているトムフォードのスーツはややモード寄りデザインだがシャツのデザインは極めてクラシック。彼のようにあえてクラシックとモードのコントラストを楽しむのもよし、クラシックスーツと合わせて王道を極めるのもまた良しだ。

日本でも絶大な人気を誇る007シリーズ。ダニエルクレイグは2015年に公開された...

続いては、スーツのトレンドを象徴するキーワードを紹介!

スーツの流行キーワード①「ラペル幅は太く変化」

クラシックの対抗軸としてモードが挙げられるが、少し前のメゾン系モードブランドの細身スーツに見られたラペル(下襟)が細いスーツの流行は徐々に過去のものに。よりクラシックなラペル幅のスーツが多くリリースされており、感度の高いビジネスマンの間にも浸透している。幅広ラペルが基本のダブルブレステッドのスーツやジャケットも定着の傾向を見せている。流行テイストの影響を強く受けるセレクトショップに並ぶスーツにも当然その流れ、すなわちワイドラペル仕様が目立ちはじめている。

スーツの流行キーワード②「プリーツ仕様のパンツが主流に」

スーツのパンツにおけるトレンドを象徴するディテールのひとつが「プリーツ(タック)」だ。昨シーズン、各セレクトショップに並ぶスーツのパンツはノープリーツとプリーツ入りのデザインが半々程度の割合で展開されていた印象が強いが、今シーズンになってプリーツパンツがメインストリームに。よりクラシックな表情のツープリーツ仕様や深いプリーツデザインも増加傾向にある。もちろんスーツのパンツだけではなく、スラックス単体においても数多くのプリーツパンツがリリースされている。

 

プリーツパンツといえば、テーラードパンツの原型とも言えるクラシックなメンズファッ...

スーツの流行キーワード③「スーツの原点”スリーピーススーツ”が復権」

そもそもヨーロッパで誕生したスーツは「ジャケット」「スラックス」「ベスト」の3つがそろったスタイルのみが存在していたことは理解しておきたいポイントである。「スリーピーススーツの男性に惹かれる」という女性も少なくないためスーツ購入を検討するならぜひスリーピーススーツも検討候補に加えておきたい。

スーツの流行キーワード④「ブリティッシュとイタリアの要素をイイトコ取りしたテーラリング」

しばしば鎧のようであるとも形容される構築的な英国のクラシックスーツに対して、南イタリア地方で発祥したアンコンジャケットに代表される非構築的でソフトな仕立てのスーツ。近年においては、ジャケット単体においてもスーツにおいても後者が世界的な主流となってきた(ブランドや価格帯にもよるが)。一方で、今シーズンはそんなソフトな仕立てのジャケットをベースに、英国スーツに見られるような構築的なシルエットを作り出すための肩パッドや芯地を用いたジャケットやスーツが存在感を高める。例えば、胸増し芯や肩パッドなどの芯地を用いながらも、ナチュラルショルダーを採用するなど。

 

ちなみに、クラシックな英国スーツにおける象徴的ディテールのひとつとしてビルドアップショルダーが挙げられる。昨今は、ビルドアップショルダーが採用されたスーツは少なくナチュラルショルダーが採用されることが多い。

スーツの流行キーワード⑤「ゴージラインの位置高め、傾斜角浅めはデフォルトに」

クラシックスーツ、つまりは伝統的で完成されたデザインをもつスーツのゴージラインはデザイナーズスーツに比較すると起点が高い位置にあるのが基本。ゴージラインは首筋から8〜9cmあたりに存在し、ラペルの剃り返りラインと上襟切り替え線の角度が50度に設計されたラペルが最もクラシックでエレガントと言われている。これによって視点を高い位置に集めることができ、スタイルアップに効果を発揮するので「スタイルを魅力的にみせる」という意味でも理にかなったデザインといえるかもしれない。昨今のビジネススーツのディテールとしては王道となっている。

スーツの流行キーワード⑥「ドレッシーな印象を与える”ピークドラペル”」

フォーマルなスーツや貫禄のある表情を与えるダブルスーツによく採用されるピークドラペル。シングルブレストのスーツジャケットにも、このディテールを取り入れるブランドが今シーズン多く見られる。ちなみに、ピークドとは「先のとがった」という意味。優雅さや華やかさを演出できるディテールであるため、ノッチドラペルと一味違うアクセントをVゾーンにプラスしたい場合、ピークドラペルは有力な選択肢になるだろう。

スーツの流行キーワード⑦「英国クラシックの要素を打ち出す”チェンジポケット”」

クラシック回帰のトレンドキーワードの影響も相まって、各ブランドが多く取り入れている”ブリティッシュテイスト”。もともとは、お釣りを入れる小銭入れとして採用されていたと言われているディテールである「チェンジポケット」も、ブリティッシュテイストを演出できるディテールのひとつだ。実用性もありながら、ウエストにさりげないアクセントを加味してくれるのも嬉しいポイント。

 

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