上質な素材と圧巻の機能美で、エグゼクティブが使うスーツケースの代表とも言えるゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)。デザイン、耐久性ともに最高峰で、もはや手にすること自体がステータスである究極のラゲージブランドだ。今回は「ゼロハリバートン」にフォーカスし、その魅力と定番モデルを紹介!
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ゼロハリバートンとは
ゼロハリバートンは、1938年創業のアメリカのトータルラゲージブランド。主にスーツケースやアタッシェケースを展開している。航空設計エンジニアたちの協力を得て、当時画期的だったアルミニウム素材のアタッシェケースを完成させ、世に広めた。アポロ計画に使われた「月面採取標本格納器」もゼロハリバートン製である。スーツケースやアタッシェケースには”ダブルリブ”や”Xリブ”といった独自の凹凸が施されており、これにより耐久性を高めている。伝統のアルミボディモデルは外からの衝撃に極めて強く、密閉性も非常に高い為、あらゆる環境でケースの中身を保護する。近年では、持ち運びが快適な軽量のポリカーボネート製モデルも展開。今年2017年より、全てのプロダクトの生産拠点をブランドの自国であるアメリカへ完全回帰し、原点の追求と本物志向をさらに刺激している。機能美はもちろん、ステータス性も抜群のラグジュアリーケースブランドだ。
ゼロハリバートンの歴史
革新的なアルミニウムケース製造で創業
ゼロハリバートンの設立は1938年。創業者のアール・P・ ハリバートン(Erle P. Halliburton)氏は、オイル事業に携わるビジネスマンだった。仕事で世界中を飛び回る中、航空機エンジニアの助言を得て頑丈な鞄の制作に取り掛かり、アルミニウム合金を使用したアタッシェケースを完成させた。そして米カリフォルニア州バーバンクにハリバートンケース社を設立し、本格的に販売を開始したのが始まりである。バッグの製造は、Zierold Metals Corp.(ジラルドメタルコーポレーション)が担った。1946年、ブランドの象徴ともいえる「ダブルリブ」のアタッシェケースが完成。そして1952年、”ゼロコーポレーション”に改名したジラルドメタル社の傘下に、ハリバートンケース社が入るかたちで「ゼロハリバートン」のブランドが誕生した。
アポロ計画や核のフットボールなど、ゼロハリバートンの耐久性を証明する逸話
1968年、ユタ州のソルトレイクシティに工場を移転。翌1969年はアポロ計画が行われた年だが、このとき月から石と砂を持ちかえるためのケースにゼロハリバートンの鞄が採用された。アメリカ航空宇宙局(NASA)の依頼により「月面採取標本格納器」と呼ばれるケースを製造。しかし、宇宙用として特殊な加工を施すというようなことはなく、一般向けに市販されているモデルの内側のみを改造しただけであったという。その頑丈さを物語るかのように、テロの爆発に遭っても中身が無事であったなどの逸話も多い。1974年、レバノンのベイルート空港でハイジャックされた飛行機が人質解放後に爆破されるという事件が起こったが、その残骸の中で発見されたゼロハリバートンのケースは外側こそ変色していたものの中身は全く損傷がなかった。多くの映画作品にも登場し、ハリウッド女優・歌手のマレーネ・ディートリヒらが愛用。また、アメリカ合衆国大統領のみが所有を許され、核兵器に関する重要機密事項が入った有名な黒いブリーフケース(核のフットボール)も、ゼロハリバートン製といわれている。
高品質とステータス性でスーツケースの代名詞的ブランドに
元々はゼロコーポレーションの1事業部門として運営していたゼロハリバートンだが、2007年に独立。新たにゼロハリバートン社としてスタートした。翌2008年には創業70周年を記念して、デザイナーのティム・フェントンをエグゼクティブデザインコンサルタントに招き、限定モデルを発表。さらに、当初主流だったアルミニウム製品に加え、軽量で強靭なポリカーボネート素材を採用した新モデルを発表した。ナイロン素材やカーボンファイバーを用いるモデルもラインナップに加わり、現在では牛革を使用した小物シリーズなども展開。ゼロハリバートンのケースは進化を遂げながら、最高クラスの耐久性と象徴的なデザインで世界中のエグゼクティブから愛用され続けている。
ゼロハリバートンのアイコン的意匠とも言える”ダブルリブ”が登場したのは、第二次世界大戦直後の1946年。名前のとおり2本のリブを施すことによって、従来のケースに比べて外装の強度が飛躍的に上がることとなった。それ以降70年以上に渡り、ダブルリブはゼロハリバートンのプロダクトの信頼性を表すシンボルとして、確固たる堅牢性を世に証明してきたのだ。
2013年にはブランドの創立75周年を記念し、”Xリブ”が登場。伝統あるダブルリブを、より美しく魅力あるラインに改良することで、耐久面だけでなくデザイン的にも進化を遂げた。このXリブは、今までとは全く異なるベンダー加工(折り曲げ加工)を用いた工法で、ダブルリブに幾何学的な三次元の変化をもたらしている。ゼロハリバートンの次世代を担うプロダクトとして新しいリブの形状を実現し、現代的で美しいフォルムへと生まれ変わったのだ。
ゼロハリバートンのバッグに使われている素材
堅牢で高級感に溢れるアルミニウム
アルミニウムは、ゼロハリバートンというブランドの”始まりの素材”だ。あらゆる衝撃から内容物を守るだけでなく、高級感のある質感も大きな魅力。アルミニウムを採用したアタッシェケースの「P」シリーズは、伝統のダブルリブが施された王道モデルであり、完璧な実用性とラグジュアリーさが融合するプレミアムラインでもある。
フラッグシップモデルの「Geo Aluminum 3.0」は、アルミニウムボディのスーツケース。ダブルリブを進化させた「Xリブ」が高い剛性とデザイン性を兼ね備える。使い込むほどに味わい深くなるのもアルミボディの特徴。
圧巻の軽さを誇るポリカーボネート
西暦2000年ごろからスーツケースに適した最先端素材として注目されてきたポリカーボネート。高級感こそアルミボディにはやや劣るものの、トラベルケースには不可欠な要素でもある圧倒的な”軽さ”を実現できる素材だ。ゼロハリバートンでも2008年のモデルから使用を始め、年を追うごとに品質がアップデートされている。最新の「ZRL」シリーズは、美しいフォルムや堅牢性、機動力というゼロハリバートンの遺伝子を受け継ぐと同時に、軽さも両立させたブランド最軽量モデル。身軽に、そしてスタイリッシュに旅をするモダンなトラベラーに向けた次世代スーツケース。
アタッシェケースモデルの「Classic Polycarbonate AT」では、ポリカーボネート特有の軽い使い心地はもちろん、傍目からは金属製と見紛うような重厚な輝きを宿している。耐久性と握り易さを兼ね備え、持ち運びの際のストレスを緩和するハンドル部分も特徴だ。
安心の長期保証もゼロハリバートンの魅力
ハイレベルなアフターサービスも、意外と知られていないゼロハリバートンの魅力。アルミ製品においては10年もの保証期間が設けられ、ポリカーボネートなどの樹脂製品でも5年保証が受けられる。これは、他の代表的なスーツケースブランドであるリモワの5年間保証、グローブトロッターの2年と比べても、より手厚いアフターケアだと言えるだろう。
「ZERO グローバルトラッキングプログラム(ZGT)」で紛失時のトラブルにも対応
ZERO グローバルトラッキングプログラム(ZERO GLOBAL TRACKING PROGRAM)は、置き忘れや紛失、 盗難にあったゼロハリバートンのスーツケースを所有者の元に戻すための独自プログラムだ。空港、 列車、 タクシーなど、毎日何万もの貴重で高価な物が置き忘れられており、そのほとんどが持ち主に返還されないままという現状への対策としてスタートした。製品購入後、外側に取り付けられたプレートに刻印されているUID(Unique Identification Code)を登録しておくことで、 2200以上の遺失物事務所のネットワークとリンク。これにより、空港でのロストバゲッジを始めとするスーツケースの紛失が起きたときに、手元に戻る確率が飛躍的に上がるのである。(2017年3月以降発売のアメリカ製モデルが対象。)
ゼロハリバートンの定番モデルを紹介
ゼロハリバートン「Geo Aluminum 3.0 Trolley」
美しいフォルムと高い性能を誇るゼロハリバートンのフラッグシップモデル。アルミニウム製の頑強なボディに、独自のXリブによってさらなる剛性をプラスしている。アルミ素材のもたらす上質な質感と、アイコニックなリブデザインが融合した外観も実に美しい。デザインは細部までこだわりを追求しており、ラッチやハンドルなどのパーツを本体の色に合わせることで、まとまりのある見た目を演出。極上の移動体験を味わえる逸品だ。
ゼロハリバートン「Classic Polycarbonate 2.0」
Made in USA かつゼロハリバートン伝統のダブルリブを備えたClassic Polycarbonate 2.0。ダイヤル式TSAロックや双輪キャスターなど、現代に必要とされる機能性はもちろん、軽く衝撃に強いポリカーボネートシェルを採用する事で更に使いやすく進化を遂げた。ブランドの象徴であり伝統である2本のプレスライン「ダブルリブ」と優美なフレームがクラシックな印象を醸し出す。ガーメントケースを備えた充実の内装仕様や上品なカラーリングを取り揃え、エレガントで品格あるたたずまいと現代的な使いやすさが共存したスーツケースだ。
ゼロハリバートン「ZRL Polycarbonate」
美しいフォルムや堅牢性、機動力というゼロハリバートンの遺伝子を受け継ぐと同時に、軽さも両立させたZRLシリーズ。浮き上がるような軽さをイメージした新たなリブデザインが、衝撃に強いポリカーボネートシェルと見事に融合した。スムーズな4輪キャスターや利便性を追求した内装を装備するなど、軽さ以外の細部まで妥協しないモノづくりの精神が宿っている。身軽に、そしてスタイリッシュに旅をするモダンなトラベラーに向けた次世代スーツケース。Made in USA.
ゼロハリバートン「Classic Polycarbonate AT Attache」
美しい光沢を放つポリカーボネイト樹脂ボディを採用のアタッシェケース。オートリターン機能搭載のハンドルは、持ち運びのストレスを緩和する握りやすさと耐久性を兼ね備えている。密閉性の高いラッチは、堅牢なだけでなく男心をくすぐるデザインも魅力だ。アタッシェケースの単純な開け閉めさえサマになるのは、ゼロハリバートンならではの醍醐味。
ゼロハリバートン 限定ステッカーセットプレゼントキャンペーン実施!
「ZERO HALLIBURTON」は、2017年9月30日より直営店ならびに全国有名百貨店・専門店の取扱い店舗(一部)において、ゼロハリバートン製対象商品の購入者に、オリジナルステッカーセットをプレゼントする期間限定のキャンペーンを実施する。限定のオリジナルステッカーのデザインは、1940年代にゼロハリバートンで実際に使用していた広告ビジュアルのイラストレーションだ。ユーモアとノスタルジーに溢れたステッカーは、スーツケースやアタッシェケースに独自のオリジナリティを生み出し、新たな旅や冒険旅行へと見るものを誘う。
【キャンペーン詳細】
ゼロハリバートン ビンテージステッカープレゼントキャンペーン
・実施期間 2017年9月30日(土)〜 ※なくなり次第終了
・期間中ゼロハリバートンのスーツケース / アタッシェケース製品の購入者に、オリジナルの限定ステッカーセット(1セット8枚入り)をプレゼント。
・対象店舗 直営4店舗(丸の内店・GINZA SIX店・横浜ランドマークタワー店・ハービス大阪店) 及びゼロハリバートン製品取扱い店舗(百貨店、専門店ほか)
詳細はゼロハリバートン公式サイトでチェック!
ゼロハリバートン カスタマーサービス:0120-729-007