最も装飾的な紳士靴「ウィングチップ」の歴史や定番モデルを紹介

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最も装飾的な紳士靴「ウィングチップ」の歴史や定番モデルを紹介

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ウィングチップは大きく分けて3種類!

ウィングチップの種類①「フルブローグ」

ウィングチップの別称でもある“フルブローグ”。つま先が「W」状にブローギングされており、メダリオン(穴飾り)やピンキング(ギザギザの切り替え)のような装飾が施されているのがスタンダードなフルブローグの特徴だ。また、フルブローグは内羽根と外羽根のどちらも見られ、スーツスタイルに合わせられるものからカジュアルなモデルまで様々。

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同じようにメダリオンなどの装飾をあしらった”セミブローグ”や”クォーターブローグ”などの靴は、つま先が「W」状ではなく一文字なのでウィングチップではない。そしてクォーターブローグ、セミブローグ、フルブローグ(ウィングチップ)を総称して「ブローグシューズ」と呼ぶこともある。ちなみに、ブローグというのはゲール語で「靴」を指す言葉だ。

ウィングチップの種類②「アメリカンブローグ(ロングウィングチップ)」

フルブローグを米国流にアレンジすることで誕生したアメリカンブローグ。つま先の「W」の両端がバックステイまで一直線に伸びているのが特徴。日本の革靴好きのあいだでは「おかめ」と呼ばれることも。アメリカ発祥だけあって、アメリカントラッドファッションを始めとした、デニムやチノパンなどカジュアルライクなパンツとの相性もよい。

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ウィングチップの種類③「ブラインドフルブローグ(ステッチドフルブローグ)」

メダリオンやパーフォレーションなど華やかな装飾を全て排除し、ピンキングを施さずにシンプルなステッチで仕上げているのが“ブラインドフルブローグ”だ。端正な佇まいでインパクトが強すぎない中庸なバランスが魅力。一昔前まではイタリアやスペインのシューズブランドに見られたが、現在では国境を越えて様々なブランドから展開されている。フォーマルな装いには適さないが、ウィングチップシューズの中では最もドレッシーといっても過言ではないだろう。

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