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ジャケットの種類⑤「ミリタリージャケット」
ミリタリージャケットとは、その名の通り軍人が着用するジャケットのこと。軍における活動を助けるために開発された機能的なディテールが豊富で、現在ではメンズアウターの定番として不動の人気を確立。軍用服としての歴史的背景も相まって、“意味のあるディテール”がたっぷり詰め込まれたモノが好きな男性から絶大な支持を得ている。ミリタリーとはいっても普段使いしやすいデザインが多いのも魅力で、デニムなどのカジュアルなアイテムからきれいめなアイテムまで幅広いスタイリングを楽しめる。そしてミリタリージャケットと一口に言っても、かなり種類が多いので、その中から自分のお気に入りのデザインやシルエットを探すのもまた一興だ。ちなみに、先のフライトジャケットもこのカテゴリに含まれる。
主なミリタリージャケットの種類①「MA-1ジャケット」
爆撃機の乗員用に開発され、“ボンバージャケット”とも呼ばれる「MA-1」は、ジェット機の開発に伴って1954年に誕生したアイテム。当時レザー製のフライトジャケットが多かった中、ナイロンを使用することで動きやすさを向上し、中綿を入れることで-10度にも及ぶ上空の寒さに耐えうるアウターとして重宝された。動きやすさは素材だけでなく、そのシルエットにも隠されており、太めの身幅とスリーブが特徴。首元、袖、裾には風の侵入を防ぐためのリブが配されており、防風性も高い。代表的なMA-1は、パイロットが緊急脱出した際に救助隊から発見されやすいよう裏地がオレンジになっているのが特徴。これは通称“レスキューオレンジ”と呼ばれている。シンプルなデザインとアメリカ軍でも認められる本格的な機能性を備えたMA-1ジャケットは、秋冬に欠かせないメンズ定番ジャケットとして人気を誇っているミリタリーアイテムだ。
MA-1 おすすめ「AVIREX(アビレックス) コマーシャル MA-1」
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主なミリタリージャケットの種類②「M-65 フィールドジャケット」
MA-1がフライト用に開発されたジャケットだったのに対し、「M-65 フィールドジャケット」は、その名の通り軍隊が野戦用(フィールド)に着用するアイテムとして開発されたもの。森など風景に溶け込み、敵の目を欺き発見されにくいようにするために生まれたカモフラージュ柄が採用されているものも多い。2008年まで実際に米軍の現役戦闘服として活躍していたアイテムで、ミリタリーファンからの人気も非常に高い。デザインは基本的にミディアム丈で、フロントに4つの大型フラップポケットを配置し、コーデのアクセントにもなるデザインが魅力。正式なものは着脱式ライナーが付き、保温力を調節できるのもM-65の特徴と言える。また、首元をすっきり演出するスタンドカラー仕様で、防風対策も万全。袖口には手の甲を保護する三角ストラップが付くなど、ミリタリーの要素をしっかりと感じられる機能的なディテールがふんだんに詰め込まれたアイテムだ。
M-65 フィールドジャケット おすすめ「HOUSTON(ヒューストン) M-65 フィールドジャケット」
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主なミリタリージャケットの種類③「ファティーグジャケット」
「ファティーグ=fatigue」とは「働き続けて消耗する」という意味を持ち、軍にとって作業服的な立ち位置にあったジャケット。最近人気となっている薄手タイプの「ファティーグジャケット」は、1960年代のベトナム戦争の際に使用された亜熱帯地仕様のミリタリージャケット「コンバットトロピカルコート(ジャングルファティーグジャケット)」がモチーフとなっていることが多い。ボディにはコーデのアクセントにもなる4つの大きめポケットが配され、収納力が非常に高いため手ぶら派にもおすすめ。しっかりとした襟を備えることで、ミリタリー感がありつつも品のある印象を演出できる。
ファティーグジャケット おすすめ「EMPIRE&SONS(エンパイア&サンズ) ジャングル ファティーグジャケット」
主なミリタリージャケットの種類④「CPOジャケット」
ここ数年で注目度を高めてきているのが、胸元の大きめポケットとゆったりとしたシルエットが特徴の「CPOジャケット」。「CPO」とは「Chief Petty Officer」の頭文字で、アメリカ海軍下士官の兵曹長のことを指し、彼らがかつて着用していたシャツ型のアウターがモチーフとなっている。本来は「CPOシャツ」が正式名称だが、ライトアウターとしての十分な厚みを持っていることから、日本では「CPOジャケット」というアイテム名で親しまれている。シャツ感覚で気軽に羽織れるため、ロングシーズン活躍するのも魅力。品のあるミリタリースタイルを楽しみたい方におすすめのアイテムだ。
CPOジャケット おすすめ「LARDINI(ラルディーニ) CPOシャツジャケット」
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ジャケットの種類⑥「デニムジャケット」
アメカジコーデに欠かせない「デニムジャケット」は春や秋のアウターとしてはもちろん、冬はコートの中にも着込めるミッドインナーとしてロングシーズン活躍するアイテム。デニムブランドの王様と称される「Levi’s(リーバイス)」が、ジーンズに合わせる作業上着として開発したのが始まりとされる。デニム素材ならではのこなれた風合いや、アイテムによって異なる加工、ヴィンテージ具合など、着込むほどに味わいを増すのがデニムジャケットの魅力。様々なデザインのアイテムが登場しているが、大人っぽく着回すのであれば名作モデルをベースにしたスタンダードモデルをチョイスするのがおすすめ。
デニムジャケット おすすめ①「LEVI’S(リーバイス) 557XX」
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