歳を重ねてテーラードジャケットの着こなしが馴染んでくる40代。一方で年相応のアイテムを見極めて正しく取り入れないと、ジャケットを羽織っていても品位に欠けた着こなしになる恐れも。今回はそんな「40代メンズのジャケットコーデ」に着目し、ジャケット選びのポイントやコーディネートを成功に導くテクニック、参考となるメンズコーデとおすすめアイテムを紹介!
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40代メンズがジャケット選びで絶対に見るべきポイントは?
40代メンズがジャケット選びで見るべきポイント①「サイズ感」
昔から「スーツ(=テーラードジャケット)は肩で着る」といわれるように、ジャケットの肩幅が自分の肩に合っていないと一気にシルエットが崩れてしまう。他にも「ウエストをシェイプし過ぎてフロントボタンが留められない」「ヒップどころかモモの中間まで覆うような長過ぎる着丈」など、一箇所でもサイズが合っていないと一気にジャケット着こなしに違和感が生まれてしまうため注意したい。昨今ではオーバーサイズのトレンドが注目を集めているものの、ジャケット着こなしにおいては自分の身体の寸法と同じジャストサイズで正しく着こなすのが基本だ。
「肩幅」の適切なサイズ感は?
肩幅は自分の身体と同寸のものを選ぶのが基本。ハウススタイルによって肩周りの見え方には違いがあるので、その選定はお好みで。例えば、軽く柔らかい着心地にこだわるナポリのジャケットは、肩パッドを薄く、裄綿(ゆきわた)を取り入れずに肩先をストンと落として丸みのあるシルエットを作ることが多い。
「バスト」の適切なサイズ感は?
バストの寸法が窮屈過ぎると、ジャケットの生地が上に持ち上げられて後ろの首まわりにツキジワが出てしまう。タイトなシルエットでスマートに見せたいという場合でも、最低限のゆとりを意識することを忘れずに心掛けたい。好みによって適切な寸法は変わるものの、バストはヌード寸法+12cmほどゆとりを持たせるのが標準とされている。
「着丈」の適切なサイズ感は?
着丈はヒップが全て隠れるか隠れない程度の長さが好ましい。カジュアルスタイルに合わせやすい軽やかさを出すために、あえて着丈を短めに仕立てているジャケットの場合は、ヒップの中間ラインまで許容範囲を広げても良いだろう。いずれにせよヒップが丸出しになる短い着丈のジャケットは避けるのがベターだ。
「袖丈」の適切なサイズ感は?
袖丈は親指の先からジャケットまでの袖口の距離が10.5~11cm程度が目安。手のひらと床が水平になるよう手首を外側に曲げて、袖口が手の甲に軽く触れるくらいの長さだとスマートな印象となる。インナーにシャツを着用する場合は、ジャケットの袖口から1cmほど出すのがセオリーだ。
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