
CPOジャケットは合わせ方次第で、都会的な軽やかさとミリタリー由来の武骨さのどちらにも触れる優れモノ。今回は、U.S. Navy発の作業着として生まれ、現代においてはカジュアルアウターの定番となったその歴史や特徴、そしておすすめモデルを紹介する。
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CPOジャケットとは?米海軍の上等兵曹向けに1930年代から支給されたウール製のシャツジャケット
CPOジャケットは、Chief Petty Officer(チーフ・ペティ・オフィサー)と呼ばれる米海軍の上等兵曹向けに1930年代から支給された、厚手ウール製の作業シャツが原型となっている。濃紺のメルトンウール、手袋越しでも扱いやすい大ぶりのボタン、胸元のフラップポケット、厚手ニットの上に羽織ることを前提としたボクシーなシルエットが基本仕様である。初期モデルは左胸に1つのポケットのみを備えており、これが後年「CPOシャツ」と呼ばれる起源となった。
戦後になると民間向けに左右2ポケット型が増え、日常着としての汎用性からこちらが「CPOジャケット」と呼ばれるようになる。ウールの厚みや裏地の有無によってシャツ寄りにもジャケット寄りにも解釈できる点が特徴であり、現在でも“シャツ”、“ジャケット”、“オーバーシャツ”と複数の呼称で流通している。
CPOジャケットの歴史第二次大戦後、米国にて量販店が大衆向けモデルを展開し、スティーブ・マックイーンなど名優が映画にて着用!
第二次大戦後、米軍の余剰品としてCPOシャツが市場へ流出し、まずワークウェアやアウトドア用途で再利用されるようになった。1960〜70年代には Sears、J.C.Penney、Montgomery Wardといった米国の大手量販店が、裏地付きやチェック柄などのモデルを展開し、大衆向けとしても定番に。1966年公開の映画『砲艦サンパブロ』では、スティーブ・マックイーンが、1973年には『スケアクロウ』にてアル・パチーノがCPOジャケットを劇中でまとった。
La canonnieere du Yang Tse
The Sand Pebbles
1967
Real Robert Wise
Steve McQueen.
Collection Christophel / RnB © Robert Wise Productions
現代では、ミリタリーウェアに強みを持つ老舗ブランドが当時のスペックを忠実に再現したモデルを展開している。その他にも、日本や欧州のカジュアルブランドは、オリジナルをベースに素材やシルエットをモダンかつ都会的にアレンジしたモデルを打ち出しており、普遍的なカジュアルウェアとして定着している。
CPOジャケット着こなし事例ミリタリー由来の武骨さをほどよくシンプルなコーデにプラス!
ミリタリージャケットの中では、際立ってシンプルなデザインのCPOジャケット。秋冬シーズンにシンプルなミリタリーMIXコーデを実践したいという方にオススメだ。シャツジャケットのようなシンプルな佇まいでコンテンポラリーな雰囲気を醸しつつ、ミリタリー由来の武骨さをほどよく付与できる。
ここからはおすすめのCPOジャケットを紹介!
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