テーラード ジャケット メンズ ブランド特集

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テーラード ジャケット メンズ ブランド特集

テーラードジャケットといえば、ビジネスからカジュアルスタイルまで幅広い場面で活躍してくれる高い汎用性が魅力のビジネスパーソンのマストアイテムだ。しかしながら、心の底から好きなスタイルのテーラードジャケットに出会えている方は、意外に少数派なのでは?今回は”テーラードジャケット”にフォーカスして注目のディテールやおすすめブランドを紹介!

テーラードジャケットの種類とは?

多くのブランドから様々な種類のテーラードジャケットが展開されているが、テーラードジャケットのスタイルは「ゲルマン系」「ラテン系」「アメリカ系」の3系統に分類することができると言われている。ブランドを選ぶ以前に、好きなスタイルのテーラードジャケットを選択するための重要な指標のひとつになるためしっかりおさえておきたい。

テーラードジャケットの種類 1「ゲルマン系」

英国文化を中心とするスタイルだ。人体のラインに沿った構築的なラインに、絞り込まれたウエスト、直線的な肩の傾斜と角ばりといった「構築的なシルエット」に加え、威厳のあるワイドラペル、美しいドレープ(シワの寄り)などが大きな特徴だ。サヴィル・ロウと言われるロンドンのテーラー街で、ロイヤルワラントを持つテーラーの仕立てるジャケットをはじめ、英国系のブランドの作り出すジャケットが代表格である。ビルドアップショルダーやコンケープドショルダーといっためりはりのあるディテールも、主にゲルマン系のジャケットに見られる特徴だ。

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テーラードジャケットの種類 2「ラテン系」

フランスのクラシックなスタイルが基本だ。肩幅が広めの丸みを持たせたライン、ほどよく絞られたウエスト、腰回りが吸い付くような裾が特徴だ。元々英国式スタイルから独自のスタイルに変化させて生まれたものである。角ばったシルエットで堅い印象の英国スタイルを、女性らしいフェミニンな要素を付け加えることで男の色気を引き出すのがラテン系のスタイルだ。またラテン系の中にも、イタリアとフランスで特徴に多少の違いが存在する。イタリアは、フランスと英国のスタイルの間に位置するデザインが多く、英国スタイルに華やかさをプラスしたデザインが多い。

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テーラードジャケットの種類 3「アメリカ系」

ジャケットの種類の中で最もスポーツテイストの強いスタイルだ。基本は英国式のスタイルで構築されているが、動きやすさを重視したアメリカは、肩の角ばりを無くし、ウエストもあまり絞らないボックスシルエットのスタイルを確立した。伝統や見た目の美しさだけにとらわれることのない実用的でスポーティーなジャケットは、アメトラ好きの男性をはじめ幅広い層から好まれる。

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テーラードジャケットを選ぶ際に注目したいディテール

どのような仕様がどの場面に適しているのかは把握しておきたいポイントだ。フォーマル寄りかカジュアル寄りかを基準にジャケット選びの際に注目したいディテールを紹介!

テーラードジャケットの注目ディテール 1「生地の質」

上質なものであり、基本と言われる生地はウール100%のものだと言われている。スーツスタイルに使用されるテーラードジャケットの生地は、ウール100%の薄い厚みで目の詰まったものが一般的だ。一方カジュアルテイストの強いテーラードジャケットはツイードや綿素材の生地、ものによってはストレッチ性能を高めるために化学繊維が使用されている。クラシックでフォーマルテイストの強いテーラードジャケットを購入する場合は、ウール100%生地を選ぶのが基本だ。
ちなみにウールに対してシルクが混紡されている生地については、光沢があり生地にコシがあるのが特徴。ウールに比べて直線的なシルエットが作りやすい反面、シワがついた場合の復元性は弱いので用途やスタイルに応じて選びたいところ。

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テーラードジャケットの注目ディテール 2「フロントデザイン」

ボタンの数とシングルブレステッドかダブルブレステッドかに注目したい。スーツの基本仕様は、2Bのシングルブレステッドと言われている。一般的に過剰な装飾が施されている場合を除けば、どの仕様も幅広い用途に使用可能だ。ちなみに、シングルジャケットは2Bの場合は上のボタンのみを、3Bの場合は真ん中のボタンのみを留めて着用するのが正しい着用方法。

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テーラードジャケットの注目ディテール 3「ラペルのデザイン」

一般的にラペルの「きざみ」というディテールには、ノッチド・ラペル(ひし形襟)とピークド・ラペル(剣襟)が存在する。(タキシードジャケットにはショールカラーが採用されることも多い。)また、このきざみは首筋から8〜9cmの位置に存在し、ラペルの剃り返りの線と上襟との切り替え線の角度が50度のラペルが最もエレガントの基本形と言われているので注目しておきたい。ラペルの幅は注目されがちなディテールだが、流行により左右されるためにカジュアル、フォーマルとの関係性は薄い。ジャケットの見え方で美しいものとして、胸ポケットの3分の1ないし4分の1程度をラペルが覆うような幅のデザインが理想的だ。

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テーラードジャケットの注目ディテール 4「ポケットの種類」

ポケットの種類は、どのテイストに適したテーラードジャケットなのかを判断する基準の一つになる。一般的に用いられているポケットの種類を、フォーマル寄りのディテールから順に紹介!

両玉縁ポケット

玉縁が上下に出来たポケット。主にフォーマルジャケットに用いられる。室内での使用を前提に上品に仕立てられたポケットだ。タキシードなどに採用されることが多い。

両玉縁フラップポケット

両玉縁ポケットにフラップ(蓋)が取り付けられたポケット。室外にいる場合にゴミなどが入らない役割を果たす。現在のスーツなどのジャケットに最も多く採用されるディテールである。

パッチポケット

パッチワークのように生地を表から貼り付けたポケット。両玉縁ポケットに比較するとカジュアルなディテールなので、フォーマル服には使用されず、ビジネススーツ、ビジネスジャケットやカジュアルジャケットに採用されることが多いディテールだ。

フラップパッチポケット

パッチワークのように生地を表から貼り付けてポケットにしたディテールにフラップ(蓋)を付けたポケット。ハンティングジャケットなどに採用されることが多く最もスポーティー、カジュアルなディテールだ。

 ※胸ポケットは箱ポケットかパッチポケットが一般的。箱ポケットの方がフォーマル寄りのディテールだ。

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テーラードジャケットの注目ディテール 5「ベント」

バックスタイルに入った切れ込みを「ベント」という。センターバックに1つ入ったものをシングルベント、サイドに2つ入ったものをサイドベンツ、切れ込みのないものをノーベントという。シングルベントは乗馬する際に、運動量を確保するため施されたディテールのため比較的スポーティーな印象だ。サイドベンツは騎士が剣の抜き差しをしやすくするために生まれたディテールと言われており威厳や風格を備えた印象だ。ノーベントが最もフォーマルなディテールで正統なタキシードなどに採用されることが多い。関連ページ:スーツは後ろ姿で魅せる「ベントの起源と与える印象の違い」

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テーラードジャケット ブランド 特集

テーラードジャケットに定評のあるブランドをピックアップ!

ジャケットブランド「LARDINI(ラルディーニ)

「イタリアファクトリーブランドの雄」

1978年、ルイジ・ラルディーニ(Luigi Lardini)氏がイタリアのアドリア海に面するアンコーナという港町にて創業したブランド。最初は仕立て工房として家族経営による事業を活動していたが、OEMとして30年近く世界の名だたるメゾンブランドを担当して得た高い縫製技術を生かし、1993年に自社名でオリジナルブランドを展開。イタリアにファクトリーを持ち、伝統的な仕立てとデザイン性の高さが世界から注目を集めている。ラペルに取り付けられたフラワーブートニエールが特徴。既製服を始めオーダーメイドも行い、ファッショニスタとして知られるニック・ウースター氏との共同ブランドを立ち上げるなど、マーケティング力の高さも高評価される理由の一つだ。︎ラルディーニの詳細記事はこちら

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ジャケットブランド「BOGLIOLI(ボリオリ)

「アンコンジャケットブームの火付け役」

サルトリア(仕立屋)として「モダンとクラシック」をコンセプトに掲げ、100年以上も続く老舗ブランド。Piero Boglioli(ピエロ・ボリオリ)が19世紀末、及び1890年代にメゾンを立ち上げ、第二次世界大戦後の1950年半ば、息子のGiuseppe Boglioli(ジュゼッペ・ボリオリ)が後を継ぎ、当時の最先端技術を導入したアトリエを開設。後の1972年に3代目のMario Boglioli(マリオ)が世界的に名を広めた。お下がりを着る若者のくたっとした風合いを表現するため、肩パッドの資材などを取り除いたアンコンジャケットを発表し、世界から注目を集めている。︎ボリオリの詳細記事はこちら

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ジャケットブランド「TAGLIATORE(タリアトーレ)

「ショップのオーナーからデザイン・縫製まで務めるこだわりのイタリアンテーラー」

1960年代に創業したLERARIO(レラリオ)社のサポートの元、二代目Pino Lerario(ピーノ・レラリオ)氏が1998年に立ち上げたイタリアンテーラーブランド。大胆にウエスト部分が絞られた独特なシルエットのジャケットの制作から、ジレに付けるチェーンのコーディネートの提案まで行なうオリジナリティのあるブランドだ。タリアトーレには、イタリアンテーラーの技術と思想が根底にあるため、既製服ながらもオーダーメイドのような快適な着心地を実現。モダンとクラシックの要素を兼ね備えたブランドとして、イタリアのファッション業界で話題を独占するほどの人気を集めている。︎タリアトーレの詳細記事はこちら

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ジャケットブランド「GABRIELE PASINI(ガブリエレパジーニ)

「革新的デザインを生み出す”モデナの怪人”率いるブランド」

“モデナの怪人”との異名をもつガブリエレ・パジーニ氏とラルディーニがジョイントベンチャーという形で、ナポリの伝統的サルトリアーレの技術に英国の風合いを取り込んだ革新的なコレクション。今までのジャケットの概念を覆すファブリック、柄、カラーを取り入れ、クラシコを挑発的に解釈したデザインが特徴的だ。ヴィンテージタッチのウール生地や、ビッグラペルに絞られたウェストラインがセクシーな中にもモダンな印象をたずさえるブランドだ。

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ジャケットブランド「THE GIGI(ザ ジジ)

「元老舗ブランドオーナーによるニュークラシックスタイルの提案」

2014年、イタリアのブレーシャにて、元ボリオリのデザイナー、ピエルイジ・ボリオリ氏と兄のマリオ・ボリオリ氏が兄弟で手掛けるブランド。 ピエルイジ氏が長年温めてきたクリエーションの集大成を表現している。ラグジュアリーな素材と絶妙なパターニングが織りなすハーモニーは、新たな次世代のダンディズムを体現。“ニュークラシック” をコンセプトに、生地開発とリサーチに多くの時間を費やし、一見シンプルだが素材にこだわり、エレガントでリラックスした新しいスタイルを提案している。

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ジャケットブランド「ISAIA (イザイア)

「最高級生地のみにこだわるナポリブランド」

1957年にイタリア・ナポリで創業したテーラードブランド。エンリコ、コッラード、ロザリオのイザイア兄弟によって設立された。イングランドやスコットランド、イタリア北部ビエラ地区の生地メーカーから取り寄せた、良質の布地のみを使用し、オーストラリアやニュージーランド産のメリノウール、世界各国からモンゴリアンカシミア、シルクといった最高品質の製品を寄せ集め、高品質なアイテムを提供している。インナーボタンや縫い糸、ラベルに採り入れた“地中海のコーラルレッド”と呼ばれる赤色が特徴だ。現代的なシルエットと洗練された布地により、着る人の本質を表現することをコンセプトに掲げる。

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ジャケットブランド「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)

「スーツと言えばゼニア」

1910年にエルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)氏が立ち上げたイタリアを代表するファッションブランド。イタリアのトリヴェロに毛織物工場を設立したことがブランドの始まり。「世界で最も美しいファブリックを作る」というコンセプトのもと、現在に至るまで、原産国のオーストラリアやニュージーランドから最高級の天然繊維を買い付けを行い、自社工場で生地から既製品まで全て生産し続けている。︎ゼニアの詳細記事はこちら

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ジャケットブランド「Canali(カナーリ)

「高品質を全てに最優先させた至高のブランド」

1934年に、イタリアで設立され名門紳士服ブランド。ジョバンニ・カナーリ氏と、ジャコモ・カナーリ氏の兄弟によってデザインされている。テイラーの伝統を忠実に守りつつ、「メイド・イン・イタリー」にこだわりをもち、実用性と高級感を兼備した高品質な仕立てが特徴だ。アメリカのオバマ大統領が就任式に着用していたことでも有名。「高品質は全てに優先する」という創業当初からの信念を受け継ぎ、最先端のデザインと最高級の素材を用いた最高級な製品を生み出し続けている。

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ジャケットブランド「SOLIDO(ソリード)

「イタリアと日本のタッグによる洗練されたブランド」

イタリアと日本のデザインチームにて設立されたブランド。独自の素材・染色・加工技術のノウハウを活かした物作りをするパンツ専業ブランド。世界でもトップクラスの染色、加工、縫製、ブランド自身で生地開発を行う。細身でスマートに見える縦長のシルエットが特徴としている。

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ジャケットブランド「PAUL SMITH(ポールスミス)

「ひねりのあるクラシックの提案」

1970年、イギリスのノッティンガムにマーガレット・ハウエルやケンゾーを扱うセレクトショップとしてスタートしたブランド。70年代半ばあたりからポール スミスのロゴ入り、オリジナル・シャツを販売を開始している。「ひねりのあるクラシック」というコンセプトのもと、イギリスの伝統的なスタイルを継承しつつ、機能性、実用性を重視した仕様。カラフルで派手なプリントを配したものが多く、全体的に優しい印象を与える。ジャケットにはパイピング素材にビビッドなカラーリングを施すなど、見えない部分に遊び心溢れるデザインになっている。

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ジャケットブランド「Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)

「モード界の帝王によう真の男性美への追求」

1975年にGIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)氏と建築家のSERGIO GALEOTTI(セルジオ・ガレオッティ)が手を組み、ミラノを拠点に展開を始めたイタリアを代表するファッションブランド。コンセプトに「素材の良さ」「シルエットの良さ」「着心地の良さ」を追求した機能性重視なデザインを掲げている。また装飾的なデザインや過剰に目立つ配色を行わないクールでダークトーンなブランドイメージを徹底しているため、その一貫性のある姿勢が世間に高く評価されていることでも有名なブランドだ。「スーツの解剖」により生まれた本当の男性の美しさを表現するアンコンジャケットは、当時のファッション業界に衝撃を与えている。︎ジョルジオアルマーニの詳細記事はこちら

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ジャケットブランド「MAN1924(マン1924)

「古き良き英国がコンセプト」

スペインで創業された老舗ブランド。古き良き英国をイメージさせるデザインが特徴で、英国の生地を使用しスペインで仕立てている。肩パッドや芯地を省いたアンコン仕立てにより、クラシカルながら軽い着心地を実現。今の時代に適したクラシック感を表現している。

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ジャケットブランド「Brioni(ブリオーニ)

「世界最高の既製服ブランド」

1945年に、イタリアのローマにてテーラーのナザレノ・フォンテコリ氏とフィッター兼セールスマンのガエターノ・サビー二氏の2人でテーラーとして創業。オーダーメイドが一般的だった時代に、卓越したハンドテーラーリングと最高級生地のチョイスによって、軽くしなやかな既製服の生産により、誰にでもフィットする新しいアパレルの完成系を生み出したブランドと言われている。ブリオーニの既製服は、誰が着用してもブリオーニ独自のシルエットを表現すると言われ、スーツ界のパイオニアとして世界から人気を集めている。

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ジャケットブランド「L.B.M1911(エルビーエム)

「老舗ファクトリーが提案する次世代のイタリアンテーラー」

1911年にイタリアのマントバで創業された老舗ファクトリーのルビアム社が手掛けるブランド。次世代に向けたカジュアルなジャケットとパンツを中心としたスポーツカジュアルラインとして2006年に誕生している。100年を越える歴史と伝統的な技術力から生産されたジャケットは、男らしさと洗練を兼ね備えている。

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ジャケットブランド「Thom Browne(トム・ブラウン)

「爆発的人気を誇るニューヨークブランド」

2001年にトム ブラウン氏が自身の名前を冠にして立ち上げたファッションブランド。ラルフローレンの展開するブランドのデザイナーとして活躍した経験も持つ。デザインのベースは50年代後半~60年代前半のスタイルとの繋がりが特徴。アメリカ黄金時代と言える時期のファッションスタイルにインスピレーションを受けたコレクションが、アメトラをベースにした、カジュアルとは異なるややゆったりとしたドレススーツスタイルを表現し、各国で爆発的に受け入れられた。スポーツとアメリカのカラーリングを思わせるトリコロールが特徴的だ。

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ジャケットブランド「BRUNELLO CUCINELLI (ブルネロクチネリ)

「カラーカシミヤで有名なニットブランドが手掛けるジャケット」

1978年、イタリアにて創業したニットを得意とするブランド。コンセプトはスポーツラグジュアリー。カラーカシミヤが有名で、メイド・イン・イタリーにこだわったものづくりの品質の高さが世界中から高く評価されている。ニットウェアが有名だが、ジャケットを始めとする他アイテムも多数展開しており、人気を集めている。

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ジャケットブランド「De Petrillo(デペトリロ)

「機能性の高い構築的なジャケット」

ベネデット・デ・ペトリッロ氏が2006年に設立した、ナポリのフラッタマジョーレにあるファクトリーブランド。マシンメイドながら、人体にフィットする立体感のある仕立てが特徴。コンパクトなサイジングでありながらも、機能性の高い仕上がりが人気を集めている。以前のブランド名はGAiOLA(ガイオラ)だ。

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ジャケットブランド「finamore(フィナモレ)

「手縫いによって生み出される高品質メーカー」

1925年、カロリーナ・フィナモレがイタリアのナポリにアトリエを開いたことが始まりのシャツメーカー。当時は、ハンドメイドオンリーの仕立てシャツを顧客のために製造していた。今では同じくナポリ創業のバルバ(BARBA)やルイジボレッリ(Luigi Borrelli)、ボローニャ創業のフライ(FRAY)などとともにドレスシャツメーカーとして高い評価・人気を得ている。ハンドメイドの仕立てによりソフトで快適な着心地を実現している。そんな手縫い技術を活かしたジャケットは人気が高いアイテムの一つだ。

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ジャケットブランド「ernesto(エルネスト)」

「喜劇作品のような遊び心溢れるデザインがコンセプト」

ジルサンダー・hLamを手掛けた経験を持つジャンフランコ・ボメザドリ氏と、イタリア・リミニの名店「LACERBA」オーナー、ヴィンツェンツォ・レッジャーニ氏が共同で立ち上げたブランド。独特な素材や生地のチョイスがイタリアのモダンクラシックを体現するコレクションが特徴だ。オスカー・ワイルドの遊びに富んだ喜劇作品「エルネスト」が名前の由来。ジャケットはカーディガンのような芯地のない一枚仕立てで、ウィメンズのコレクションに用いられる素材を使用し、高いクオリティーで仕立てている。

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ジャケットブランド「altea(アルテア)

「4世代にもわたり続く伝統と革新を追求するカンパニー」

1892年にジュゼッペ・サルトーリ氏がミラノにネクタイ個人商店としてオープンさせたイタリアのファッションブランド。ネーミングはギリシア神話の「癒す人」を意味するヨーロッパのハーブの名前から由来する。1980年より、アパレル部門への進出を果たしている。現在、4世代に渡り引き継がれる伝統に加えて、常に新しいアイデアを取り入れている。プリントや鮮やかなカラーリングを得意とする。

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ジャケットブランド「PAOLONI (パオローニ)

「PITTI UOMO常連のモダンクラシックブランド」

イタリア・アンコーナ近郊発祥のパオローニ。『PITTI IMMAGINE UOMO』には常連ブランドとして出展している。高いテーラリング技術には定評がありモダンクラシックの世界を創り出すのが特徴。フラワーラペルにはテーラーを連想させるハサミモチーフのピンが施されている。

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ジャケットブランド「T JACKET(ティージャケット)

「重衣料ブランドとしての地位を確立するTONELLOが新たにスタートさせたブランド」

重衣料を得意とするTONELLOが生み出したブランド。まるでTシャツを羽織っているかのような軽い着心地を実現させたコレクションが人気を集めている。肩パッドなどの副資材未使用を証明する様な、チューブ状のパッケージに入っている。サルトリアの技術を、Tシャツのようにカジュアルに楽しめる革新的なプロダクトは世界中から注目されている。

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ジャケットブランド「 MANUEL RITZ(マニュエル・リッツ)

「伝統と遊び心を両立させたイタリアブランド」

1980年代に人気を博したイタリアのリニューアルブランド。伝統的なテーラー技術をベースにしながらも、裏地にインパクトのあるプリントを施したり、リラックス感のある生地とウォッシュ加工などの遊びを取り入れている。世界各国からのバイヤー達が集う展示会 「PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・ウォモ)」にも出店し、着実に知名度を伸ばしている注目のブランド。

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ジャケットブランド「eleventy(イレブンティ)

「自分が着たいブランドを作る」

2007年に、マルコ・バルダッサーリとパオロ・ズンティーニの2人のデザイナーによるファッションブランド。二人はもともと、ミラノでショールームを経営しており、ロンバルディア地区でファクトリー系のブランドのエージェントを行なっていた。 ある時、自分たちが着たいブランドがないことに気付き、自分たちの持っているノウハウでEleventyを立ち上げている。面白い単品アイテムの集積がコレクションになっているという考え方の元、個性的なアイテムを展開している。

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ジャケットブランド「KITON(キートン)

「クラシコイタリアを体現するナポリブランド」

1969年にナポリにて設立された、ジャケットを筆頭に最高級の素材と伝統的縫製技術を融合させ、羽織るような着心地と特有の色っぽさを合わせ持つ、クラシコイタリアを代表するブランド。アイロンによる馴らし、袖や肩の付け、ボタンホールのかがりなど、着心地や着易さの為には一切の妥協をしない。伝統的なナポリ仕立てを徹底して守る姿勢はまさにクラシコイタリアと言える。

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ジャケットブランド「Etro(エトロ)

「柄×柄のプロフェッショナルブランド」

1968年に、ジンモ・エトロ氏がミラノに会社を設立したのが始まり。ペイズリー柄をはじめとする大胆なデザインやカラーリングが特徴だ。柄と柄の組み合わせにより生まれるエトロ独特の世界感に魅了され、ファンになる人物も多い。テーラードジャケットにもエトロらしい柄のデザインが随所に取り入れられている。

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ジャケットブランド「Dolce & Gabbana(ドルチェ & ガッバーナ)

「独特のセクシーさを持つイタリアの代表ブランド」

イタリアを代表する世界的なラグジュアリーファッションブランド。イタリアのミラノに本拠地を置き、イタリア人デザイナーのドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏によって創立された。デザインのインスピレーションにはセクシーと強さの象徴である「シチリアの強い女」が存在しており、このインスピレーションより、ドルチェ&ガッバーナ独特のセクシーさ表現している。コンセプトは「自由の肯定形。偽りのない表現に、かつてになく都会的な感性が加えられ、型にとらわれずそこから脱却した洗練のスタイル。」メンズのテーラードジャケットにも、独特のセクシーさが表現されている。

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