保温性を高める効果だけでなく、コーディネートにスポーツ感をプラスしたり、ハズしとしても使えたりと、冬コーデのアクセントとして使いやすいインナーダウン。今回はダウンアイテムをインナーに着たメンズコーデ事例を紹介!
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インナーダウンとは?
インナーダウンとは、通常のダウンジャケットよりも薄く軽い仕様でインナーとして着込めるダウンのこと。ここ数年、クライミングメーカーをはじめユニクロもウルトラライトダウンをリリースするなど、各ブランドが展開を始めている注目カテゴリーだ。カジュアルコーデに取り入れればスポーツテイストをプラスでき、ドレススタイルに合わせればハズしとしても使えるなど、保温性を高めるだけでなく、着こなしの幅を広げられるアイテムとして幅広い層から人気を集めている。また、あらゆるブランドから登場しているだけあってデザインも様々。襟や袖の有無、素材の違いによって与える印象も変化してくるため、購入する場合は自分の納得のいくアイテムを選びたい。
インナーダウンとして使いやすいダウンアイテムは主に3つ。それぞれの特徴を見ていく。
インナー向きのダウンアイテム1ダウンベスト
インナーにするダウンジャケットは薄手ものを着るのが一般的とはいえ、アウターの中に着込むとかなり暖かいため、そこまで寒さが厳しくない地域ではオーバースペックになる可能性も。その点、ダウンベストは身体の中心だけを防寒できる設計になっているため、ちょうどいい暖かさで使いやすい。アームホールや肘まわりなど、着膨れすると突っ張りやすい可動部分がすっきりするというメリットも。汎用性の高いインナーダウンをお探しなら、まずはダウンベストから見てみてはいかがだろうか。
インナー向きのダウンアイテム2袖がニットやジャージのハイブリッドダウン
動きやすさと暖かさを両立したゴルフなどのスポーツ需要もあって、ここ数年で人気を伸ばしているのが、袖がニットやジャージで切り替えられたハイブリッドダウンだ。アウター使いできるのはもちろん、ダウンベストのように袖をすっきりさせながらインナーに着込むのにも向いている。暖冬であればこれ系のダウンジャケットでも十分と言う人も多いため、毎年暖冬傾向が強い今の時代にマッチしたダウンアイテムだと言えるかもしれない。
インナー向きのダウンアイテム3薄手のノーカラーダウンジャケット
一般的なダウンジャケットはスタンドカラーやフード付きのものが多く、それらをインナーとして着るとアウターのデザインと干渉してバランスが取りづらいことも。そんな干渉を無くしたのが、ノーカラータイプのダウンジャケットだ。クルーネックのように首に沿うネックデザインで、アウターの前を閉じてしまえば中にインナーダウンを着ていることも分かりにくくなる。ベストでこのタイプを出しているブランドも多いため、インナーダウンレイヤードを隠したい場合はこういったものを選ぶのがおすすめだ。
続いては、インナーダウンを使ったメンズコーデ事例を紹介!
着膨れせずスマートにキマるのがインナーダウンの魅力!
冬の本格的な寒さを凌ぐために多く重ね着した結果、着膨れして不格好に…なんて事態を防ぐのにインナーダウンは適任のアイテム。こちらのスナップのように、タイドアップした着こなしのスマートな佇まいはキープしつつも、しっかりと保温性を高められるのが他には無い魅力だ。オフスタイルにはもちろん、このようなビズスタイルにもピッタリなので、ぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。
フード付きインナーダウンが洒脱なアウトドアミックススタイルを叶える!
もはや主流となった着こなしといえばミックススタイル。現在はアウトドアブームの全盛ともあって、アウトドアミックスは高感度な印象を与えることうけあいだ。こんな風にフード付きインナーダウンを差し込むだけでもオシャレ度がグンと高まり、しかもインナー使いゆえバランス良くキマるというのも嬉しいポイント。
インナーダウンによる独特の光沢感が着こなしのアクセントに!
インナーダウンの表地には高機能なファブリックが使われているとあって、基本的に化繊が多め。ゆえに独特の光沢を持っているのも特徴で、大人っぽさ満天のウールのロングコートと合わせればアクセントとしても活用できる。また、同色でまとめた着こなしでも素材感の違いによってニュアンスを演出できるなど、ファッション面でも頼もしい味方となることうけあいだ。
襟無しのインナーダウンで首回りスッキリな好印象コーデ
インナーダウンとはいえ首回りのボリュームが気になる…という方には襟なしデザインがオススメ。比較的、主張も控えめなのでレイヤードに取り入れやすく、しかも首回りをスッキリと見せられて重たい印象を与えないといった効果も。また、マフラーやスヌードといった防寒具を合わせたときにシルエットのバランスを整えやすいのも◎
フーテッドコート×スタンドカラーインナーダウンで首回りに立体感をプラス!
次なるトレンド候補として注目を集めるミリタリーウェアにインナーダウンを合わせたコーディネート。インナーダウンはスタンドカラーをチョイスすることによって首回りに立体感を演出している。モノトーン×カーキでシックにまとめた色使いも参考にしたい。
インナーダウン×デニムオンデニムスタイル
ラギッドな印象を与えるデニムオンデニムスタイルに、フード付きインナーダウンを合わせて都会的な雰囲気を高めたスタイリング。絶妙なレイヤードの丈感やレッドソックスによる差し色など、細やかな配慮が着こなしの完成度を高める。
インナーダウンの取り入れによって違和感のないスポーツミックススタイルが完成
チェスターコートやグレーパンツなどのウールアイテムのチョイスによって、落ち着きのある印象を演出したスタイリング。足元のハイテクスニーカーとも馴染みの良い雰囲気に仕上がっているのは、インナーダウンの取り入れによってスポーティなテイストが加わっているため。
スーツにもマッチするインナーダウン
スーツスタイルにもインナーダウンは絶妙にフィットする。ドレス感を残したい場合は、Vネックのインナーダウンをチョイスしてジレのようにスタイリングするのがオススメ。下記のスナップでは、Tシャツとスニーカーを合わせてスーツをカジュアルに着崩しているが、あえてタイドアップシャツと合わせてドレッシーに仕上げるのもアリだ。
柄物のインナーダウンでスパイスを効かせる
インナーダウンに迷彩柄デザインを取り入れることでスパイスを効かせたスタイリング。柄アイテムを着こなしに取り入れる場合は、他のアイテムと色味をリンクさせることで色数を抑えるのが好ましいと言われているので、参考にしたい。下記の着こなしでは、タートルネックのグリーンやコートのブラックのカラーが迷彩柄とリンクし、統一感のあるスタイリングに仕上がっている。