
アウトドアブランドを台頭に、アウター専業メゾンブランドからファストファッションブランドまで幅広く展開されている「インナーダウン」。保温性を高める効果はもとより、ジャケパンなどのドレススタイルに合わせれば着こなしをほどよくスポーティに味付けしてくれる。今回は「インナーダウン」にフォーカスして、注目のアイテムや着こなしを紹介!
インナーダウンとは?
インナーダウンとは、通常のダウンジャケットよりも薄く軽い仕様でインナーとして着込めるダウンのこと。ここ数年、クライミングメーカーをはじめユニクロもウルトラライトダウンをリリースするなど、各ブランドが展開を始めている注目カテゴリーだ。テーラードジャケットなどのインナーに合わせてスポーツテイストをプラス出来るなど、保温性を高めるだけでなく、着こなしの幅を広げられるアイテムとして幅広い層から人気を集めている。襟や袖の有無、素材の違いによって与える印象も変化してくるため、購入する場合は自分の納得のいくアイテムを選びたい。
はじめに、インナーダウンを使用した注目の着こなしをピックアップ紹介!
フーテッドコート×スタンドカラーインナーダウンで首回りに立体感をプラス!
次なるトレンド候補として注目を集めるミリタリーウェアにインナーダウンを合わせたコーディネート。インナーダウンはスタンドカラーをチョイスすることによって首回りに立体感を演出している。モノトーン×カーキでシックにまとめた色使いも参考にしたい。
チェスターコートにインナーダウンをセットしてメリハリを表現
チェスターコートにインナーダウンを合わせたコーディネート。Vネックをチョイスすることで、白シャツをチラ見せし、抜け感を演出している。ナイロンベースのインナーダウンがプラスされることによって、素材感のメリハリが生まれている点にも注目だ。
光沢感のあるステンカラーコートと合わせて馴染みの良いインナーダウンスタイルを構築
ナイロンなどの化繊をミックスすることによって、光沢感がプラスされたステンカラーコートに、同系色のインナーダウンをセット。生地の表情と色味がリンクしているため、馴染みの良いスタイリングに仕上がっている。色落ち加工が施されたジーンズライクなスラックスをボトムスにチョイスしたさりげない遊び心が洒脱な雰囲気を醸す。
インナーダウン×デニムオンデニムスタイル
ラギッドな印象を与えるデニムオンデニムスタイルに、フード付きインナーダウンを合わせて都会的な雰囲気を高めたスタイリング。絶妙なレイヤードの丈感やレッドソックスによる差し色など、細やかな配慮が着こなしの完成度を高める。
切り替えデザインのインナーダウンでアクセントをプラス
バストラインを境に切り替えデザインが施されたインナーダウンをチョイスすることでアクセントをプラス。フリースのような起毛感のある素材感が加わることによって、ローゲージニットのソフトな雰囲気とほどよくマッチしている。
インナーダウンをアクセントとして活かす
ブルーの鮮やかな発色が特徴的なインナーダウンをチョイスすることでアクセントをプラス。ソフトな印象を与えるベージュのステンカラーコートにブラックのパンツやキャップを合わせることで、都会的クラス感漂うスタイリングに。
インナーダウンの取り入れによって違和感のないスポーツミックススタイルが完成
チェスターコートやグレーパンツなどのウールアイテムのチョイスによって、落ち着きのある印象を演出したスタイリング。足元のハイテクスニーカーとも馴染みの良い雰囲気に仕上がっているのは、インナーダウンの取り入れによってスポーティなテイストが加わっているため。
カーキのインナーダウンをチョイスして、トレンドコンシャスな装いに
次なるトレンド候補としても注目を集めるミリタリーカラーのカーキをインナーダウンで取り入れ。メンズのベーシックカラーはもとより、類似色であるブルーのアイテムとも好相性なカーキカラー。一点投入のアクセントとして、カーキのインナーダウンを購入するのも有力な選択肢だ。
キルティングベストをインナーダウンのように着る
インナーダウンよりもステッチのデザイン性が高いアイテムが多い印象のキルティングベスト。着こなしにスパイスを与えたり、他とは一味違うスタイリングを楽しみたいという方にオススメだ。ダウンジャケットと比べて、保温性に少し物足りなさを感じるという点はあるものの、厚みが少ないため着膨れの心配も少ない。
モノトーンベースでシックにまとめたインナーダウンスタイル
全身をモノトーンアイテムでまとめることでシックな雰囲気を演出したスタイリング。カラーに変化が少ない分、ステッチデザインが入ったインナーダウンの取り入れや素材感の違いでリズムを付けることで、大人の色気を漂わせている。
スーツにも絶妙にフィットするインナーダウン
スーツスタイルにもインナーダウンは絶妙にフィットする。ドレス感を残したい場合は、Vネックのインナーダウンをチョイスしてジレのようにスタイリングするのがオススメ。下記のスナップでは、Tシャツとスニーカーを合わせてスーツをカジュアルに着崩しているが、あえてタイドアップシャツと合わせてドレッシーに仕上げるのもアリだ。
柄物のインナーダウンでスパイスを効かせる
インナーダウンに迷彩柄デザインを取り入れることでスパイスを効かせたスタイリング。柄アイテムを着こなしに取り入れる場合は、他のアイテムと色味をリンクさせることで色数を抑えるのが好ましいと言われているので、参考にしたい。下記の着こなしでは、タートルネックのグリーンやコートのブラックのカラーが迷彩柄とリンクし、統一感のあるスタイリングに仕上がっている。
次の項目では、インナーダウンのおすすめアイテムをピックアップ!
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