ライダースジャケットは、男らしさ溢れるハードなルックスと重厚感が魅力的な秋冬アウターの代表格。デニムに合わせたタフな着こなしはもちろんのこと、タイドアップシャツやスラックスに合わせたキレイめなこなしも様になる。今回はそんな「ライダースジャケット」にフォーカスし、洒脱な着こなし&アイテムを紹介!
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男なら知っておきたい「ライダースジャケットの意外な起源」とは?
ライダースジャケットといえば、その名の通りバイカー用のレザージャケットというイメージが強いが、実はバイクが登場した20世紀初頭にはライダースジャケットは存在しなかった。その起源をたどっていくとフライトジャケットにいきつく。1903年のライト兄弟の初飛行成功をきっかけに、操縦士の防寒用にボタン留めタイプのレザーコートが誕生した。このレザーコートや1930年代に入って開発されたレザー製のフライトジャケットが徐々にバイク乗りに広がったというのが定説だ。つまりライダースジャケットと飛行機操縦士用ジャケットは切っても切り離せない関係であると言えるだろう。
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ライダースジャケットの選び方は?
ライダースジャケットの選び方①スタイル選びシンプルな着こなしで大人っぽくまとめるならシングルを、エッジを効かせた着こなしでワイルドに攻めるならダブルをチョイス
何よりライダースジャケット選びで重要なのは、シングルかダブルかを選ぶこと。シンプルな着こなしで大人っぽくまとめるならシングルを、エッジを効かせた着こなしでワイルドに攻めるならダブルをチョイスするのが常道だ。まずはこのいずれかのスタイルさえ決まっていればチャート式にシングルorダブルから適切なサイズ感が絞られ、さらにハードorキレイめな着こなしによってチョイスすべきブランドも見えてくる。
左:ジェームス グロースのダブルライダース / 右:ショットのシングルライダース
シングルもダブルもタイトめのサイズ感が◎
基本的にライダースジャケットはシングルもダブルもタイトめのサイズ感でコンパクトに着こなすのがサマになるとされている。とりわけシングルに関してはボリューム感のあるアイテムとのレイヤードは無粋とされ、Tシャツやシャツなど薄手のインナー一枚の着こなしが定番だ。しかし、ダブルに関してはスウェットパーカーとのレイヤーはこなれ感を演出する常套テクニックとされており、よりクリエイティブなレイヤードスタイルを表現するのであればゆったりとしたサイズ感が必要なため、オーバーサイズという選択肢もアリとなる。もちろん春・秋・冬と夏以外の3シーズン着回せるアウターだけに、いつの時季に着用するかも考慮するのは言うまでもない。
ライダースジャケットの選び方③スタイル選びハードに着こなすかキレイめに着こなすかでブランドを選ぶ
バイカー系にもロック系にも絶大な人気を誇るブランドをハードに着こなすのであれば、ショットとルイスレザーのライダースジャケットが王道。この二つのブランドのライダースであればファッションアイテムとしての認知度も高く、サイズ展開も豊富なうえ幅広い着こなしが楽しめることうけあいだ。一方、ドレスアイテムとの相性が良くモードやキレイめな着こなしを楽しむならサンローランやセリーヌオム、メゾンマルジェラが断然おすすめ。特にセリーヌオムは2022春夏“COSMIC CRUISER”コレクションに向け、様々なライダースが提案されると思われる。さらに30代、40代、50代の大人が着てもサマになるエンメティやジェームスグロース、エッジを効かせた着こなしでモードストリートに振り切るならリックオウエンスなども外せない。もちろんそれぞれのブランドにはアイコンとなるライダースが存在するので、ショットであれば“ワンスター”、ルイスレザーであれば“サイクロン”か“ライトニング”、サンローランの“クラシックモーターサイクルジャケット”やメゾンマルジェラの“ハの字のライダース”など、定番アイテムから自分好みの一着を探してみるのもいいだろう。
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