数あるチェックの中で最も伝統的で、かつ多くの人々に愛されている柄といえば“タータンチェック”。メンズファッションのあらゆるアイテムに見られ、取り入れれば途端に親和性が高い着こなしが完成することうけあい。今回はそんな「タータンチェック」にフォーカスして、アイテム別にメンズコーデを紹介!
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タータンチェックとは?
タータンチェックとは、多色な糸を使用して綾織りにした格子柄の織物のことで、海外では“タータン(tartan)”と呼ぶ。スコットランドの伝統的な織物であり、16~17世紀頃にハイランド地方の衣装として定着したと考えられている。タータンチェックが他のチェック柄と異なるのは様々なジャンルがある点で、最も古いとされる地域ごとの“ディストリクト・タータン”や氏族ごとの“クラン・タータン”、企業が作った“コーポレート・タータン”などが存在する。いずれもタータン発祥のスコットランドにある“タータン登記所”に登録された由緒ある柄で、登記所に登録された柄のみがタータンと名乗れるとされている。
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帯の並べ方や色・太さなどの組み合わせで自在にタータンを作れるため、スコットランドのみならず世界中で新しいタータンが生まれている。たとえば日本で著名なものだと、伊勢丹のショッピングバッグに使われている“マクミラン・イセタン”や、ラグビースコットランド代表のユニフォームに使われた“長崎タータン”など。他のチェック柄と異なり、色数や格子の数に制限が無く、カラフルなものからシックな印象のものまで選択肢は多岐に渡るため、自分の気に入ったデザインが見つかりやすいのもタータンチェックの魅力だ。
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タータンプレイドとの違いは大きさ!
シャツやマフラー(スカーフ)などに良く見られる“タータンプレイド”とは、大判のタータンを指す言葉だ。タータンチェックよりも大柄でカジュアル感や存在感が強いのが特徴。ちなみに本来は“プラッド(praid)”と呼ぶのが正式な発音のため、海外などでショッピングする際には気をつけたい。
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