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財布 40代のメンズならではの選び方の視点とおすすめブランド

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財布 40代のメンズならではの選び方の視点とおすすめブランド

「財布」と言えば、男性が所有するモノの中で最も使用頻度が高く、最も選定眼やセンスが問われるアイテムと言っても過言ではない。今回は40代の男性が持つべき財布をテーマに選ぶべき財布を厳選紹介していく。

40代メンズの財布の選び方の視点①実用面で適切な財布の型を見極める

長財布、二つ折り財布、ミニ財布のほか、お金を携帯するツールという意味ではマネークリップなど、様々な選択肢がある。現金派で紙幣や硬貨も使うし、ポイントカードや病院の診察券なども収納したい場合は、収納力に優れたラウンドジップ型の長財布がおすすめだ。クレジットカードやスマホ決済がメインなら、小銭入れが無いタイプの薄マチの長財布や二つ折り財布、ミニ財布、マネークリップが良いだろう。実用面でしっかりと自分のスタイルに合う財布を選ぶのが賢い。

40代メンズの財布の選び方の視点②長財布=イケてるというデマに振り回されない

「お金持ちや成功者は、例外なく長財布を持っている」と、まことしやかに語る人物もチラホラいるが、事実として全くそんなことはない。妙な長財布信仰とは距離を置くのが吉。特に長財布をパンツの後ろポケットに入れるのは、防犯上も良くないし、そのまま座ってしまえば財布も痛みやすい、そしてそもそもスタイルとしてもイケてないことは認識しておきたい。長財布は、カバンを普段から持ち歩いておりカバンに長財布を収納できる人、もしくは常にジャケットを着用しており胸ポケットに薄マチの長財布を収納できる人であれば選択肢に含めて良いと思うが、逆にそれ以外の人は絶対に選ぶべきではないカテゴリと言っても過言ではない。

40代メンズの財布の選び方の視点③購入予算と買い換えサイクルのバランス

直接肌にまとい洗濯の頻度が高いTシャツなどに比べて、財布の寿命は長いとは言えるが、消耗品であることを強く意識すべきだ。いくらデザインやステータス性に優れた財布だとしても傷んだ状態で使い続けるのはイケてない。日常生活のなかで、どれほど財布を大切に扱っているかにもよるが買い換えサイクルは3年程度に設定するのが標準だ。そのサイクルを念頭に置き、財布に無理のない予算を振り分ける姿勢を持つべし。

40代メンズの財布の選び方の視点④自分にとって最適なブランドか精査する

「ルイ・ヴィトンとかボッテガとか、とにかく人気のあるハイブランドの財布を持てば良いでしょ!」「エルメスはハイブランドの中でも別格らしいからエルメス!」といった発想も決して悪く無いが、40代ともなれば良い大人なのだから、そのようなスタンスを卒業しても良いかもしれない。そのハイブランドが打ち出すスタイルや世界観が好きというケースや、財布のデザインが好きでたまたまそれがハイブランドだったというケースは、もちろんアリ!一方で、世の中一般に知られていないが、革製品専門の英国ブランドでとにかく革質や縫製、コバの仕上げ処理の質が高いといった理由でその手のブランドを選ぶのも◎ 自分にとって最適なブランドを選ぶという視点を大切にしたい。

40代メンズの財布の選び方の視点⑤その財布を使う理由を説明できるか?

40代であれば、人生が選択の連続なのを体感しているだろう。自身の選択によって人生は変わるし、他人からの見られ方も変わる。財布ひとつとってみても、それは同様だ。願わくば、自分の生活がより良いものになる財布を選びたいし、なによりその財布を持つ理由を自分のなかで説明できるような選択をしていきたい。「自分の決済スタイルに合うミニ財布を大好きなグッチで探して買った」「予算3万円のなかで最も革の質が良いファクトリーブランドの財布を選んだ」「スマホ決済が多く、手ぶらが多いからマネークリップを選んだ」など、自分なりの理由付けをベースにその時点でのベストな選択をしよう。一方で、例えばミドルブランドのCOACHのブランドイメージやデザインが好みでなく、自分のライフスタイルに合わなかったとしても、大切な家族や恋人が自分のために選んでくれたコーチの財布なら、それこそが愛用すべき理由になりえるし、胸を張って堂々と使うのが格好良い。

続いては筆者が40代男性におすすめする財布を紹介していく。

40代メンズにおすすめのイケてる財布①ETTINGERの三つ折り財布 BH2199

1934年創業の英国王室御用達レザーグッズブランド「ETTINGER (エッティンガー)」から、コンパクトながら収納力に優れた三つ折り財布(BH2199)をピックアップ。ちなみにETTINGERのなかで最もコンパクトなモデルで、やや厚みはあるもののポケットに収まるサイズ感でありながら、カード、紙幣、硬貨を収納できるので、現金もクレジットカードも使うけど、カバンを持ち歩きたくないというメンズにも自信を持っておすすめできる。同ブランドが強みとしているブライドルレザーは、堅牢性や耐水性に優れており、使い込むうちに表面のブルームが薄くなっていきツヤが増していき経年変化を楽しめるのも魅力だ。あからさまにブランドのステータスをアピールすることなく良いブランドの財布を使いたいという、アンダーステートメントの美学を知る40代メンズにイチオシ!

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編集部 三井
ETTINGERの特徴として、ダークな色味のブライドルレザーを表革として採用し、内側には鮮やかな色味のパネルハイドレザーがあしらわれていることが挙げられます。実は私が30代半ばの時に二つ折りタイプを3年間にわたり愛用していたのですが、財布を開くたびに心躍りますし、他人から「それどこの財布ですか?」と興味を持たれることも多かったです。今回紹介した「イエロー」と並んで、イギリスの紙幣スターリング・ポンドに使用されているインクカラーである「パープル」も人気。

40代メンズにおすすめのイケてる財布②Comme Des Garçons Walletのラウンドファスナー長財布

1994年に展開をスタートした コム デ ギャルソン ウォレットは、財布をメインに展開するレーベルだ。スペイン製の革が使われており、フランスの生産部門が製造に関わるディレクションを行なっている。同レーベルの財布は、原色や蛍光色などのカラフルなラインナップが目を引くが、40代男性が選ぶなら今回ピックアップしたような落ち着いた色味を推したい。今回ピックアップした長財布は、外観はオーソドックスなラウンドジップウォレット型だが、内側のコインポケットの配置が独特でComme Des Garçonsらしい遊び心のきいたギミックとなっている。

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編集部 三井
お洒落な老若男女から愛されるComme Des Garçonsと言えば、他のブランドでは絶対に代替できないオリジナリティ溢れるデザインと世界観が魅力。そんな同ブランドらしさが財布にも反映されていながら、いわゆるハイブランドの財布に比べるとかなりリーズナブルな価格設定なのも◎

40代メンズにおすすめのイケてる財布③LOEWE バイフォールド コインウォレット(シルクカーフ)

皮革製品に強みを持つスペイン王室御用達の老舗ラグジュアリーブランドと言えば、ロエベだ。そんなロエベの男性向け財布の中でも最も売れ筋という二つ折り財布の形をベースに、ロエベの服にも度々採用される「Loewe Patch」の意匠が施された本作をピックアップ。少しポップな雰囲気の意匠だが、シルクのような繊細で上品な光沢感が特徴のシルクカーフを用いることで落ち着いた雰囲気を付加し、ミドル世代のメンズもなんら抵抗なく使える範疇でありながら、確かな遊び心を感じさせるデザインに仕上がっているのが嬉しい。今回ピックアップしたブラック以外にも、ウォームデザート、ディープネイビーの2色も展開されているが、いずれも発色がすこぶる美しく、抗い難い魅力を放っている。

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編集部 三井
ロエベと言えば、ドイツの革職人がスペインで始めた皮革工房に起源を持っていることもあり、クラフツマンシップをベースにした確かなモノづくりに共感する事情通が愛用するブランドというイメージが強く、どちらかと言えばコンサバティブなデザインが多い印象でした。しかし、2013年にジョナサン・アンダーソン氏がクリエイティブディレクターに参画してからは特に急速にプレゼンスを高め、今やファッション通ではない人も含めて、誰もが知る人気ファッションブランドに。職人技とデザイン性、そして知名度までもが共存した財布は、多くの40代男性の琴線に触れること間違いなし!

40代メンズにおすすめのイケてる財布④Saint Laurentのモノグラム 二つ折り財布

ハイブランドで財布を選ぶなら、ブランド創業者の打ち出してきた幹となる世界観は当然のことながら、現在クリエイティブディレクターを務めるデザイナーの打ち出す世界観やデザインに共感できるかどうかという視点を持つことで、選択の結果がより満足のいくものになる。今回ピックアップしたサンローランと言えば、創業者イヴ・サンローランの死後も各時代を代表するデザイナーをクリエイティブディレクターとして招聘してきたブランドだが、近年ではクリエイティブディレクターが、エディ・スリマンから、アンソニー・ヴァカレロに交代し、ロックンロールを直接的に打ち出してきた前者に比べて、後者はロックやサブカルチャーの影響は受けながらもよりモダンなイメージに落とし込んでおり、多くのミドル世代のメンズが受け入れやすい世界観に変化した。上質なカーフレザーを採用し、ブロンズトーンのYSLメタルパーツが採用されたシンプルで品の良い本作、ぜひ検討候補に入れてみては?

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編集部 三井
ちなみに、財布にコインポケットが基本的に備わっているのは現金主義や消費税の小刻みな変更、お釣りに正確な額を求める文化などの背景をもつ日本市場特有の仕様であり、世界的には紙幣とカードのみが収納できる財布がメインストリームです。海外の通販サイトを見ていると小銭ポケットが装備されていないラインナップが基本なので、小銭ポケットありきで財布を探すなら、日本国内の百貨店やブランド直営店で探すのがおすすめです。

40代メンズにおすすめのイケてる財布⑤Maison Margielaの三つ折り財布 WALLET CLIP 3

マルジェラと言えば、1988年のブランド創業以来、ファッション通を中心に認知され愛されてきたブランドだ。「ブランドネームではなく、服本来の魅力に目を向けてほしい」という想いから生まれた、ブランドロゴを前面に打ち出さないカレンダータグ等が有名で、デザイナー本人もインタビューには書面で回答するなど、ファッション雑誌はおろか、ファッションショーのランウェイにも登場しなかったことで知られる。創業20年を機に引退し、現在はディーゼル擁するOTBグループの傘下になりジョン・ガリアーノをクリエイティブディレクターに迎えたことで、ややその色は薄まったとも言われるがその反面、よりメジャーなブランドとして認知されるようになった。そんな同ブランドからピックアップしたのは、(皮肉にも)同ブランドを象徴しブランド名を認知されるギミックとなっている4ステッチが前面にほどこされたミニウォレット。コンパクトだが、紙幣から小銭、カードまで収納できる便利な仕上がりになっている。

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編集部 三井
自らの顔や、場合によっては私生活をもさらして知名度や影響力を上げることが、成功への一つのルートになった現代ですが、そのような姿勢についていけないというミドル世代も多いのでは?自らのデザインする服だけで勝負してきたマルジェラの哲学は、こんな時代だからこそ輝きを深めます。その人物のことを知りたければ、その人物が何を選ぶか観察せよとよく言われますが、そんな意味でもこの財布を選ぶ意義があると思います。

40代メンズにおすすめのイケてる財布⑥Pradaのマネークリップ付サフィアーノレザー財布

財布のブランド選びについては、色々なベクトルがあり、冒頭の内容からは矛盾しますが、検討している時間や工数が惜しいという方なら、小難しいことを考えずに「イマ一番流行っているブランドを選ぶ!」というのもアリだと思う。ファッションテクノロジー企業「Lyst」が取得したデータに基づいて、2023年の第4四半期における最もホットなブランドの栄冠を勝ち取ったブランドと言えばPradaだ。そんなPradaからピックアップしたのはマネークリップ。マネークリップ自体使っている人が少数派のアイテムなのでちょっとした周囲との差別化が図れるし、同ブランドのレザー商品に多く使われるサフィアーノレザーが採用されており、傷が目立ちにくいのも魅力だ。

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編集部 三井
カード決済やスマホ決済メインで、あまりカバンを持ち歩かない方ならマネークリップという選択肢をぜひ検討してほしいと思います。小銭入れがないという人によってはデメリットに感じる特徴はありますが、その分コンパクトさはピカイチ。パンツのポケットに入れても見栄えが悪くなる心配がないのも嬉しいポイントです。

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