
「BARACUTA(バラクータ)」といえば、スイングトップの元祖である「G9」を生み出したブランドとして有名。そして、その名作ジャケットの兄弟とも呼ばれるドライビングジャケット「G4」も同ブランドを代表する看板アイテムだ。今回はそんな「G4」にフォーカスして特徴から魅力を紹介していく。
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英国を代表する老舗ブランド「BARACUTA(バラクータ)」の歴史とは?
1937年に英国マンチェスター近郊にてミラー兄弟によって設立されたバラクータ。Burberry(バーバリー)やAquascutum(アクアスキュータム)から委託されたレインウェアを製造していた経験を生かし、防風・防水加工を施したゴルフ向けジャンパーを開発するブランドとしてスタートした。その後、1948年には現在のスイングトップの礎となるゴルフジャケット「G9」を生み出し、スティーブ・マックイーンやデビット・ボウイなどの著名な俳優やアーティストが愛用したことから高い人気を獲得。アメリカントラッドスタイルの“アイビールック”やファッションと音楽を愛したイギリスの若者“モッズ”、モッズから派生した“スキンズ”などサブカルチャー集団にもその魅力は広まっていった。今回紹介する「G4」は、G9をベースに着用したまま車を運転できるよう改良を施したドライビングジャケットだ。G9と同様にG4もバラクータの歴史を語る上で欠かせない名品であり、昨今ではヴィンテージ人気から若者からの支持も厚いアイテムとなっている。
元祖スイングトップ「G9」とドライビングジャケット「G4」の違いとは?
G9とG4の違い①「袖と裾からリブを排除したデザイン」
ゴルフジャケットであるG9には袖と裾にリブが施されており、屋外スポーツに対応するべく防風性を意識して作られているのが特徴。その一方でドライビングジャケットであるG4にはリブが配されておらず、ストンと落ちるシルエットに仕上がっている。リブなしゆえにG9と比較してレイヤードスタイルを楽しみやすく、着回し力に長けているのがファッショニスタに好かれている理由だ。
G9とG4の違い②「スマートな印象にキマる少し長めの着丈」
パッと見では分からないが、実はG4の方が着丈が長めに作られている。38サイズで比較するとG9が約63cmなのに対し、G4は約66cmとなっていて、裾にリブがついていないことも手伝ってスタイリッシュな印象だ。また、この着丈の長さもレイヤードスタイルを格好良く見せられるポイントの一つ。シャツやカットソーの上から羽織ってもモタつきが生まれず、スマートにキマるのだ。
G9とG4の違い③「ゆったりと着られる“オーセンティックフィット”を採用」
G4はオーセンティックフィットを採用しており、G9と比べてゆったりとしたシルエットに仕上がっている。細身ではあるものの、G9よりも身幅が広めでリラックス感ある着心地ゆえ、スウェットやセーターといった厚手のインナーを選んでも着膨れしにくい。また、生地にはストレッチがきいているので着心地もバツグンだ。
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