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チャーチ「ティバートン」の魅力②「タッセルデザインとの相性が良い、ノーズ長めの126ラスト」
ティバートンで使用しているラストは、チャーチの数あるラストの中でも捨て寸を長めにとった、スリッポンに適した“ラスト126”。爪先部分が低く、そこから甲にかけて立ち上がるようなラインが特徴的な126ラストを使用することで、Fウィズながらもすっきりとした印象で、丸みのあるトゥとほどよく伸びたノーズのバランスが良い。ヴィンテージシューズのような堅牢性がありながらも古臭さを感じさせないのは、デザインとラストの相性の良さや、その絶妙なバランス感がその理由だろう。そのバランス感こそが150年間紳士靴を作ってきた老舗シューメーカーの、伝統や経験がなせる業と言える。
チャーチ「ティバートン」の魅力③「独自の艶感が人気のポリッシュドバインダーカーフ」
「ポリッシュドバインダーカーフ」靴好きがチャーチと聞いて、並んで思い浮かべるフレーズではないだろうか。雨や湿気の多いイギリスで、紳士たちが靴の輝きを手間なく保てるように、と開発されたのが、なめし加工の仕上げとして最後に塗料を塗布することで独自の艶感と撥水性を備えた前身のブックバインダーカーフである。そして、それをタンナーの健康面や環境問題への懸念などに配慮し、改良したのが現行のポリッシュドバインダーカーフだ。
ポリッシュドバインダーカーフは、いわゆる「ガラスレザー」にあたる樹脂加工のされたレザーだが、一般的に流通しているガラスレザーは、傷や革のムラなどが多い“ごまかしが必要”な目の粗い革が硬質なキップ(メスの成牛の皮革)などを用いて加工することが多い。ところがチャーチのポリッシュドバインダーカーフには、品質の良い柔軟な革質のカーフレザー(生後6ヶ月までの子牛の皮革)が使用されている。樹脂加工も限りなく薄くすることで革の質感を生かした上質なレザーは、履きジワの美しさや柔軟性のある履き心地の良さに定評のあるマテリアルだ。定期的なケアやメンテナンスはもちろん必要だが、ガラスレザーの特性から手間なく上品な艶感を楽しめて、カジュアルスタイルだけではなくドレススタイルにもよく映える。
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