オーダーで重要なベースモデル。クラシック型の「チェルシー」vs モダン型の「メイフェア」
意外に見落とされがちだが、パーソナルオーダーの際に重要なのはベースモデルが好みにあっているか否か。今回N氏がハケット ロンドン に駆け込んだのはベースモデルに魅了されたため。ハケットのハウススタイルは、クラシックなディテールとモダンなシルエットの絶妙なバランスが魅力。ハケットで選べるスーツのベースモデルは、英国クラシックの魅力を詰め込んだ「チェルシー」と、細身のシルエットでモダンなムードを漂わせた「メイフェア」の2型だ。
このゲージ服を使用して行う採寸は、完成のイメージがしやすく顧客からも好評なのだとか。
英国クラシックムード満載なモデルがお好みの方は「チェルシー」をチョイス!
「チェルシー」は、伝統と格式を強く感じさせるスタイルを叶える。チケットポケット付きのスラントポケットや、ツーオンツーの袖ボタン、イングリッシュドレープのメリハリのあるウエストライン、そして若干長めの着丈など、英国クラシックのディテールがお好みの方はこちらのモデルがオススメだ。
モダンなムード漂うスリムシルエットがお好みの方は「メイフェア」をチョイス!
現代のオーソドックスなスーツスタイルをベースに、チェルシーよりも細身なシルエットでモダンな印象に仕上げたモデルが「メイフェア」だ。フラットなフラップポケットやドロップ寸をおさえたニュートラルなデザインもポイントのひとつ。あまり主張せずに、英国らしさをさりげなく演出したいという方にはこちらのモデルがオススメだ。
編集部Nは、クラシックなモデルの「チェルシー」をチョイス。生地とモデルが決まったら次は採寸だ。
オーダースーツをスタイリッシュに着るなら、シャツも一緒にオーダーするのがお約束!
OTOKOMAE編集部N
ハケット ロンドンでスーツを仕立てるとき、一緒にウエストコート(ベスト)やシャツもオーダーされる方が多いらしいですね。
ハケット ロンドン 齋藤氏
そうですね。スーツをオーダーされる際、実際にオススメしています。ウエストコートに関しては、春夏はもちろんですが、秋冬は特にオーダーされる方が多いですね。みなさんが毎回行かれているピッティでも感じられたと思いますが、スリーピーススーツがトレンドになっていることもその傾向を加速させていますね。
OTOKOMAE編集部N
たしかに。それもそうですし、ドレスシャツ単体で装うのは、ドレススタイルのセオリー的にはあまり好ましくないと言われてますよね。とはいえ、夏場はジャケットを着続けられる環境とはとても言えない。そんな悩みを解消するのがウエストコートだったりするんですよね。
ハケット ロンドン 齋藤氏
仰る通りです。そして、スーツを身体ピッタリに仕立てても、インナーが合ってないとどうしてもシルエットが崩れてしまうということもありますし。予算に余裕があれば、シャツ、ウエストコートどちらもオーダーされるのがおすすめです。
OTOKOMAE編集部N
たしかにそれは説得力ありますね、シャツをジャケットの袖口からどのくらい見せるかというところもばっちりキメたいのもありますし。今回良い機会なのでどちらもオーダーさせて頂きます。
スーツに加えてシャツとウエストコートもオーダーすることにした編集部N。カフス幅やウエストの絞り具合もしっかりと調整してくれる。
ハケット ロンドン 齋藤氏
首回りは細めの37、肩幅は38、裄丈は83.5がベストマッチですね。調整しておきます。
OTOKOMAE編集部N
身体の部位によって、適切なサイズが違うんですね。既製服でもお直しが必要な理由も納得できます。
ウエストコートやシャツにも、オーダーならではの工夫や魅力が豊富に存在する。気になる方はぜひハケット ロンドン 銀座でオーダーを!
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