Gジャンのタイプ③もっともメジャーなデザインはコレ!Gジャンの完成形と称される「3rdタイプ」
Gジャンといえばこの“3rdタイプ”をイメージするという方は多いのでは?もっともメジャーなデザインと言っても過言ではなく、リーバイスが1962年に発売した「557XX」がベースとなっている。1st、2ndと2代にわたって採用されていた前立てのアクションプリーツはこの3rdタイプから省略。両胸ポケットはこれまでのモデルよりも位置が高いヨークの切り替え線まで上昇しており、ポケットから裾にかけてV字状に入ったステッチも特徴的だ。生産効率の高さを重視したシンプルかつ洗練度の高いデザインは、Gジャンの完成形とも言われている。ちなみに英語圏では、この3rdタイプのみを指して「トラッカージャケット」と呼ばれることも。
Gジャンのタイプ④着丈を伸ばすことでよりファッションアイテムとしての性格を強めた「4thタイプ」
パッと見、3rdタイプとさほど変化がないのがこの“4thタイプ”。1966年に発売されたリーバイスの「70505」が原型となっている。デザインの特徴としては、3rdタイプよりも着丈がやや長めに設定されている点。これ以前は短丈で身幅がワイドなボックスシルエットが特徴であったが、丈を伸ばすことでよりファッション性が高まっている。
Gジャンのタイプ⑤誕生から現在まで独自のデザインを貫き通す「Leeタイプ」
上で紹介してきたリーバイスのGジャンが圧倒的な存在感を放つなか、独自のポジションを確立しているのがリーの「101-J」だ。リーバイスと大きく異なるのは、誕生時から現在まで基本的なデザインが変わっていないという点。このモデルが発売されたのは1931年であり、デザインが似ているリーバイスの3rdタイプが発売される約30年前から存在していたことになる。デザインの特徴としては、斜めにカットされた胸ポケットや、ラウンド状のフラップ、フロントのジグザグステッチなどにある。王道から少し外れたデザインのGジャンが欲しいという方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがだろうか?
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