レザーサンダルのブランドとして絶対的なポジションを築く「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」。アリゾナやボストンなどの定番モデルをすでに持っているという方も少なくないだろう。そんな定番も良いけれど、今回はビルケンシュトック初のサンダルモデルである「マドリッド」にフォーカス。その魅力とは?
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ビルケンシュトックのオリジンサンダル「Madrid(マドリッド)」
今回、ビルケンシュトックの数あるアイテムの中からテーマにピックアップしたのは、スペインの首都である「Madrid(マドリッド)」の名前を冠したモデル。1963年に“矯正サンダル”としてリリースされた、ビルケンシュトック初のサンダルとされており、甲部分に1本のみのワンストラップを配置したシンプルなルックスが特徴だ。
ピッティウォモではアリゾナとボストンが圧倒的に多いのだが(ピッティ104ではボストンが非常に多かった)、わずかながらマドリッドを履いた男性の姿もキャッチ。ビルケンシュトックを使ったコーディネートで周りと被りたくない方におすすめと言えるかもしれない。
ここからは、そんなビルケンシュトック「マドリッド」の特徴を解説!
ビルケンシュトック「マドリッド」の特徴①「極めてシンプルなワンストラップデザイン」
ワンストラップのみでアッパーを仕上げたマドリッドは足をホールドする部分が少ないため、蹴り出す度にかかとが離れ、足指が伸びる。この一連の運動によって、ふくらはぎの筋力トレーニングにもなるという画期的な仕組みを採用しているのだそう。シンプルなつくりながら、ストラップにはフィット感を調整できるベルトが付いているため、着用感を自分の甲の高さに合わせられるのも嬉しいところ。バックルには、腐食防止加工と何層ものエナメル加工を施しており、耐久性もばっちりだ。
ビルケンシュトック「マドリッド」の特徴②「ワインコルクの端材を利用して作られた高品質なフットベッド」
フットベッドには、ビルケンシュトック独自のラテックスをブレンドした天然コルクを採用している。この天然コルクは、ワインコルクの製造過程で打ち抜かれた後に残った廃棄物を利用したサステナブルな素材。このコルクは残りくずを何度も細かく砕き、ふるいにかけて高品質なものだけをピックアップするほどにこだわっており、単なるコルク素材のフットベッドというわけではないのもポイントだ。この素材が伸縮性、クッション性、断熱性、保冷性、防湿性など多くのメリットを持ち、快適な履き心地に貢献。足にぴったりフィットする形状を採用しており、履き込むほどに馴染んで長く愛用できる一足になること間違いなしだ。
ビルケンシュトック マドリッドの特徴③「高い耐久性と柔軟性、安定感を備えるEVAアウターソール」
シューズ全般において快適な歩行をサポートするためのキモとなるのが、地面と接するアウトソールだ。マドリッドには、ボーンパターンがおしゃれな「EVAサンダルアウターソール」が採用されている。軽量でありながら、 耐摩耗性・耐久性に優れており、安定感も優れているのが特徴だ。どこかが偏って擦り減ることを防止し、常に正しい姿勢で歩行させるつくりになっている。
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