数あるナイキスニーカーのなかでも、コルテッツは最も歴史のある一足。シンプルながらも飽きの来ないデザインで、永遠の定番と言えるローテクスニーカーだ。生きる伝説のHIP HOPアーティストKendrick Lamarのリリックで“コレしか履かない”とラップするなど、コア層から認められているモデルであり、アツい支持を集め続けている。今回はそんなナイキ(Nike)の「コルテッツ」にフォーカスし、その魅力とおすすめのモデルを紹介!
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1972年に誕生したNikeの初期モデル「コルテッツ」
コルテッツは、ナイキの歴史において最も重要なスニーカーと言っても過言ではない存在。ナイキは創業者のフィル・ナイトが神戸でオニツカタイガーの品質と低価格を気に入り、1962年にアメリカでの販売権を取得したことから始まる。1964年には元陸上競技のコーチであったビル・バウワーマンと共同でBRS(ブルーリボンスポーツ)社を設立し、オニツカタイガーのランニングシューズをアメリカ国内で販売した。やがてオニツカタイガーの製品開発にも関わるようになり、ビル・バウワーマンの試行錯誤によって「タイガー コルテッツ」が誕生。軽量でクッション性に優れ、快適な履き心地を実現するタイガー コルテッツは陸上界に革新を起こし、またたく間に看板商品になった。
やがてBRS社はオニツカと袂をわかつこととなり、1971年に提携を終了。ブランド名をNikeとし、自社でシューズを製造するようになった。そしてタイガー コルテッツにスウッシュロゴを縫い付けた「ナイキ コルテッツ」を発売。オニツカ側もバウワーマンの名付けた「コルテッツ」の名称を使用していたため法廷闘争へと発展したが、ナイキが勝利したことで「タイガー コルセア(現在のアシックス コルセア)」へと名称を変更した。その後ナイキはエア・ジョーダンやエアマックスシリーズによって世界的なスポーツブランドへと成長するわけだが、コルテッツはその原点と言える一足。現在でもさまざまな素材や色使いで展開し、根強い人気を誇る。
ナイキのコルテッツはストリートミックスにも最適!
シンプルかつクラシックな佇まいのコルテッツは、きれいめな大人の着こなしからストリートスタイルまで幅広いコーデにフィットする。ピッティ ウオモでは、タートルネック合わせの準・フォーマルなスーツスタイルの足元にセットしている御仁をキャッチした。
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