
エアマックスシリーズのなかでもひときわ大容量のエアユニットを備える「エアマックス270(AIR MAX270)」。最新の技術とデザインが落とし込まれたこのモデルは、90年代にリリースされたエアマックスとはひと味違った魅力を放つ。今回はナイキの「エアマックス270」にフォーカスし、その特徴と現在購入可能なおすすめモデルについて紹介!
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ハイテクスニーカーの象徴として君臨するナイキ「エアマックス」
日本でも一大ブームを起こし、説明不要の知名度を誇るエアマックス。1987年に、伝説のシューズデザイナーであるティンカー・ハットフィールドが初代エアマックスを手がけたのがはじまりだ。最大の特徴は「外から見える」エアソールのデザイン。ビジブルエアと呼ばれるこのデザインは、新作が作られるごとに大型化を遂げる。社会現象を起こすほどのヒットとなったエアマックス95では、ヒール側だけでなく前足部にもビジブルエアを搭載。サイバーマックスの異名を持つエアマックス97では、ほぼ全周にエアを設けたフルレングス・ビジブルエアを搭載するにまで至った。そして2018年、2019年にリリースされた「エアマックス270」「エアマックス720」といった近代モデルでは、過去に類を見ない大容量のエアを搭載することに成功している。
ナイキ初のライフスタイルシューズとして発売された大型エアユニットを備えるモデル「エアマックス270」
エアマックス270は、ナイキから2018年に発売されたモデル。エアマックスといえば90年代に発売された「エアマックス95」や「エアマックス97」のリバイバルモデルが今なお高い人気を誇るが、エアマックス270はデザイン面でも機能面でも今の時代に合わせて製造されている。従来のエアマックスシリーズがランニングシューズとして作られてきたのに対し、エアマックス270はナイキで初めてライフスタイルシューズとして開発された。ナイキのエアはそもそもランニング用に開発されたものだが、このモデルではライフスタイル向けのエアユニットを搭載。ストリートで映えるよう作られたわけだが、クッショニングや歩行感などはパフォーマンス向けシューズと同程度の完成度を誇る。アスリートの使用例として、バスケットボール選手のケビン・デュラントがオクラホマシティ・サンダーとの試合前に休息用として着用。ナイキはケビン・デュラントのために、史上最大のUS18サイズ(45cm)のエアマックス270を制作した。
エアマックス270というモデル名は、エアマックス93とエアマックス180にインスピレーションを受けて開発されたことに由来する。270度のビジブルエアを搭載したエアマックス93が開発当時に「270」と呼ばれていたことから、ナイキのデザイナーたちが名付けた。大型のエアソールや機能的なアッパーは、まさに近代のエアマックスを象徴するかのような様相。多彩なカラーバリエーションに加え、フライニットモデルや「リアクト」のクッショニング技術を搭載したモデルも展開されている。
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