ラコステ(LACOSTE)のポロシャツは元祖にして完成形!おすすめのアイテムや特徴を紹介

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ラコステ(LACOSTE)のポロシャツは元祖にして完成形!おすすめのアイテムや特徴を紹介

上質なポロシャツを選ぶうえで必ず選択肢に挙がるブランドの一つ、ラコステ(LACOSTE)。ポロシャツのパイオニアとして知られるこのブランドは、鹿の子編みの生地や胸元のロゴマークなど、現在まで残る数々のディティールを生み出した。今回は「ラコステ」のポロシャツにフォーカスし、その魅力と定番アイテムを紹介!

ポロシャツの生みの親、ラコステとは?

ラコステは、1933年にフランスで設立されたアパレルブランド。創業者のルネ・ラコステは元テニスプレイヤーで、フレンチオープンで3回、ウィンブルドンで2回、USオープンで2回の優勝経験を持つ名選手だった。テニス界における「フランスの四銃士」にまで名を連ねたルネだったが、結核を患ったことから1929年に25歳の若さで引退し、その後テニスシャツのデザインを開始。当時フランスで最大のニット製造会社のオーナー社長のアンドレ・ジリエとともに、緑色のワニのロゴが刺しゅうされたポロシャツを製造したことで「ラコステ」が誕生した。

ラコステの創業当時、テニスウェアといえば長袖で下までボタンが付いたいわゆる日本語で表現するところのワイシャツで、激しく俊敏なテニスの動きに到底対応できるものではなかった。そこでラコステが開発したのが、軽くて吸汗性に優れ、伸縮性も抜群の半袖ニットウェア。L1212の製品名が与えられた世界初のこのポロシャツは、当時から袖口のリブや裾のスリットが設けられており、80年以上経った今でも基本デザインをほとんど変えずに世界中の老若男女に愛用されている。

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ポロシャツはテニスでの使用を第一の目的として作られたものだが、開発段階でゴルフやセーリングなどあらゆるスポーツで着用されることを想定してデザインされている。フランス発祥らしいエレガンスを備えていたことから、スポーツウェアとしてだけでなく普段着としても定着していった。今ではアメカジやフレンチカジュアル、ビジネススタイルにまで取り入れられている。永遠の定番アイテムであるL1212をベースとしながら、胸ポケットを備えたものやボーダー柄を入れたもの、鹿の子以外の生地を採用したのもなども展開。さまざまな選択肢が用意されている。

ラコステのポロシャツを象徴するワニのロゴは創業者の愛称から生まれた

ラコステのポロシャツといえば、左胸に配置されたワニのロゴマーク。もはや知らない人を探すほうが難しいこのマークは、創業者ルネ・ラコステがテニスプレイヤーだったころの愛称に由来する。フランス代表として1925年のボストン大会に参加していたルネは、散歩中に洋品店でたまたま見つけたワニ革のスーツケースに興味を持つ。決勝の直前、フランスチームのキャプテンに「試合に勝ったらワニ革のスーツケースをプレゼントしてよ」と持ちかけた。惜しくも試合には敗れてしまったルネだったが、このエピソードを聞きつけたボストンのジャーナリストが「ルネ・ラコステはワニ革のスーツケースを手に入れられなかったが、そのプレーはまさにワニのようだった」と報道。事実、粘り強く執拗にボールに食らいつくルネのプレースタイルはワニさながらで、そのニックネームが定着するまで時間はかからなかった。

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1927年春のデビスカップでは、ワニのマークを刺しゅうしたブレザーを着てテニスコートに登場。46色の糸で縫われたこのワニをデザインしたのはルネの友人であるロベール・ジョルジュで、このデザインが原点となり、現在まで受け継がれるワニのロゴマークが誕生した。

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