レジメンタルストライプのネクタイは誤解を招く!?

レジメンタルストライプ向き

スーツスタイル、ジャケパンスタイルにおけるVゾーンを最も強く印象付けるアイテムといえば”ネクタイ“に他なりません。「ネクタイは適当に感覚で選んでいる」という方も多いのではないでしょうか?日本ではフォーマルな場でネクタイを締めているということ自体が重要視されていて、どんなネクタイをしているかについては特に咎められたりすることは冠婚葬祭を除きほとんど無いと思います。しかし、スーツ文化発祥の地である欧米では、ネクタイのチョイスによって「相手を見透かす」というようなことも普通に行われています。国際化が進む中、世界で活躍するビジネスマンにとっては、無視できないネクタイのチョイス。今回のテーマは日本でもポピュラーなレジメンタルストライプ。レジメンタルタイとするにしても、控えるにしても知っておくべきポイントを紹介していきます!

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レジメンタルストライプは学歴やシーンを選ぶ!?

オクスフォード大学のレジメンタルタイleparadigmedelelegance

欧米から日本に赴任しているビジネスマンは、日本のスーツスタイルのビジネスマンにおける”レジメンタルストライプのネクタイ”をしている人の多さに驚くと言います。もちろんジャケパンや非・フォーマルな場においては全く問題ないですがフォーマルなスーツスタイルにレジメンタル柄は避けた方が無難です。理由はその起源にあります。レジメンタル(regimantal)とは英語で「連隊に属する」という意味で特定のグループに属することを示します。ネクタイにおけるレジメンタル柄は元々、イギリスの軍旗をベースにしており、英国海兵隊は紺・赤・黄のレジメンタルタイ、空軍は紺・白・エンジのレジメンタルタイが制服となっています。また英国の私立大学においはスクールタイと呼ばれる、大学を示すためのレジメンタルタイが19世紀頃から広く普及しています。OB会に出身大学のネクタイを締めて参加するというようなことはあっても、彼らとてそれ以外のフォーマルな場でレジメンタルタイをすることは稀だと言います。あなたがイギリスのフォーマルなパーティーなどで、黒地に黄色のレジメンタルタイを締めていたら「オクスフォード大出身?学歴をひけらかす嫌な奴だな..しかもこの場にレジメンタルタイを締めてくるなんて常識がない奴だ」なんて思われる可能性もあります。逆に「僕もオクスフォード出身なんですよ!どこのカレッジ?教授は誰だった?」なんて話しかけられてしまうことも海外駐在の商社マンの失敗談でよく聞きます。レジメンタルタイはフォーマルな場にそぐわないことが多いというのはおさえておくポイントです。

フォーマルなネクタイの柄は?「イタリアの伊達男や世界の首脳陣が選ぶ柄とは?」

ネクタイ選び方

以上の例で挙げたのが、服装規定にうるさいお国柄である英国の事例ばかりのため「それイギリスのうるさい上流階級に限定された話じゃないの?」なんて邪推する方もいらっしゃるかもしれませんが、国連やサミットにおける着こなしを観察していても、レジメンタルタイを締めた首脳はほとんどいません。(まれにオバマ大統領が締めていて目立つくらいです。)また、ラテン系スーツやジャケット文化のメッカである”イタリア”の男性もレジメンタルタイを避ける傾向にあります。彼らが好むのは、決まって“小紋柄”や”無地”。フォーマルな場におけるスーツスタイルにも、くだけたジャケパンスタイルにも両方に対応できるネクタイを選ぶというある意味で活用頻度やコスパを意識したチョイスだと言います。毎日スーツやジャケットを取り替える彼らもネクタイについては連続して身につけるということもザラ。我々日本人の感覚とは逆ですよね?もちろんすべてを欧米に習うべしと言うつもりはありませんが、スーツ文化発祥の地の彼らの着こなしやベースの考え方はおさえておいて損はないのではないでしょうか?

ネクタイの柄「レジメンタルタイの向きに起源あり」

レジメンタルタイとリバースの違い

イギリスを起源としたレジメンタルタイは、左肩から右肩下方に向かう自分から見て右下がりのストライプが基本(正面から見てカタカナの”ノ”の字になっている)。それに対して右肩から左肩下方に向かうストライプはリバースを呼ばれ、ブルックスブラザーズが初めて商品化したと言われるアメリカ式のスタイルです。アメリカ起源のプレッピースタイルやアイビースタイルを志すならリバースをチョイスするのはアリですが、ヨーロッパ的なスーツスタイルに合わせるならレジメンタルを選ぶのが無難です。さらに言えば、イギリス製のネクタイであればレジメンタルストライプであっても大学や軍隊に使用されるデザインを避けている傾向にあるのでイギリス製のネクタイを選ぶことで前述のような誤解を招くことは少なくなるとも言われています。逆に「イギリス人にとやかく言われたくない!思われたくない!」という場合はあえてリバースを選んでしまうというのも戦略です。

フランス人の好む細かいストライプネクタイはフォーマルな場でもOK

ネクタイ流行

今や欧米でも、ストライプ=レジメンタルという風に混同されがちですが、レジメンタルストライプとは遠目に見てもどの連隊に属するか判別できるような幅の広いストライプを指しています。色差をおさえた細かいストライプの場合は、フレンチスーツスタイルに取り入れられることも多く、フォーマルに使用してもOKとされています。しかしどこからレジメンタルストライプで、どこからが細かいストライプなのかといった定義がはっきりしないというのが実情のためフォーマルな場ではストライプ自体を避けるという紳士は多いようです。

レジメンタルストライプよりも無難な小紋柄って?

小紋柄ネクタイ

以上のように無地と並んでフォーマルな場にふさわしい”小紋柄”ですが意外と小紋柄って何?と聞かれたときに答えに窮するという方も多いのではないでしょうか?はっきりした定義はありませんが、直径1mm〜5mm程度の円形の装飾を指します。それ以上の直径は水玉模様となりフォーマルな場にはそぐわなくなります。また、小紋が不規則に配置デザインされているものは一般的な小紋柄とはなりません、小紋が等間隔に配置された柄こそ正式な小紋柄となりますのでおさえておきましょう。

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