若いメンズを中心に流行っている可愛げのある髪型も良いけれど、男らしさにこだわるならバーバー系ヘアスタイルが一強だ。すっかり市民権を得た“おしゃれヒゲ”との相性も良く、一目で頼り甲斐のある男と印象付けられる髪型は、バーバースタイルをおいて他にないだろう。今回は、そんな「バーバースタイル」をテーマに、男っぷりを上げること間違いなしのヘアスタイル事例を紹介していく。
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バーバースタイルとは?
バーバースタイルは、その文字通りバーバー(理髪店)で提案されるようなアメリカンクラシックなヘアスタイルのこと。実はニューヨーク発祥で、日本人からするとどこか欧米感を覚えるシルエットが特徴的だ。美容室で提案されることの多い洒落っ気のあるヘアスタイルと比べると、バーバースタイルは硬派で男らしい印象が強め。また、刈り上げでメリハリをつけるのが常套で、昨今のトレンドキーワードとしても注目を集めたスキンフェードなどもバーバースタイルからきている。ちなみに、基本的にバーバースタイルはバーバーショップが専門とする髪型だが、美容室でも出来る可能性はあるので、馴染みの美容室でカットしてもらいたい場合は相談してみてほしい。
旬のバーバースタイル10選!ヘアセットのコツや合わせて使いたいスタイリング剤も紹介
ここからは人気のバーバースタイルを紹介する。よく注文されるバーバースタイルをピックアップしたので参考にしてほしい。
バーバースタイル おすすめメンズヘア①「王道のバーバースタイル!コームオーバースタイルで力強さと都会らしさを両立」
バーバースタイルのベーシックスタイルのコームオーバー。いわゆるサイドパートでコームで流したようなカッチリとしたフォルムと毛流れが特徴だ。こちらのヘアスタイルの注目ポイントはサイドをバックに向けてグラデーションさせながら刈り上げてデザイン性を高めた点。クラシック感と今時感が合わさって丁度良いバランスになっているので、ガッツリ刈り上げるのに抵抗がある方にもおすすめだ。
▶︎スタイリングのポイント
コームオーバーなのでコームを使うのが必須。タオルドライをした髪にヘアジェルを馴染ませてハチ上から片側に流そう。全体的にボリュームを抑えながらセットするのがコツだ。仕上げは自然乾燥でOK。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「LIPPS(リップス) フリーハードジェル」
バーバースタイル おすすめメンズヘア②「バーバー風七三スリックスタイルでカジュアルにキメる」
サイドとバックをグラデーションさせながら刈り上げ、七三に分けた髪を流し上げたヘアスタイル。スリックスタイルとはオールバックにしたヘアスタイルのことで、七三と合わせることで品の良さが際立つ。サイドとバックの刈り上げはよくあるバーバースタイルほど高い位置まで刈り上げていないので、フォーマル過ぎない仕上がりになっているのが特徴だ。髪を下ろして雰囲気を変えられるようになっており、バーバースタイルを試してみたいというニーズにも対応可。
▶︎スタイリングのポイント
少しウェットな状態の髪にヘアジェルを馴染ませ、分け目を引いて七三に流そう。髪を流すときは粗目のコームを使いながらボリュームを抑えるように後ろ方向に流す。もし雰囲気を変えたいなら、髪を下ろしながら乾かしてヘアワックスなどでラフにスタイリングしよう。イメージをガラリと変えて楽しめること間違いなし
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「JOS(ゾス) ヘアジェル」
バーバースタイル おすすめメンズヘア③「潔い男らしさと清潔感を演出するベリーショートのアイビーヘア」
サイドとバックをフェードカットにしてトップをオールバックに仕上げたベリーショートヘア。アイビーヘアは1960~1970年にアメリカのアイビー大学で流行した短い七三分けオールバックヘアで、スポーティーな雰囲気が印象的だ。スタイリングが楽でスーツに似合わせやすいので、朝から忙しいビジネスマンにもピッタリ。トレンド感はない分抜群の清潔感と男らしさがあるのでクラシックスタイルに興味がある方におすすめしたい。
▶︎スタイリングのポイント
オールバックにするようにドライヤーで乾かして形作る。そこに程よくツヤが出るヘアワックスを馴染ませて手ぐしで毛流れを生み出そう。少しカーリーな方が雰囲気が出るので、クセ毛かパーマを活かしてもいいだろう。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「FIOLE(フィヨーレ) クリエイティブデザイン スーパーハードワックス」
バーバースタイル おすすめメンズヘア④「長さを残したコームオーバースタイルで大人の余裕を」
刈り上げ部分を控えめにし、髪の長さを残して落ち着いた雰囲気を出したコームオーバースタイル。刈り上げの部分とトップ部分の長さの差が大きいのでメリハリ抜群だが、タイトなシルエットにすることで派手さを抑えているのが特徴だ。長さがある分重厚感を出せて大人の男らしさを醸すのにピッタリなので、髭やスーツスタイルと合わせてデキる男感を演出させよう。
▶︎スタイリングのポイント
しっかりとタオルドライをした髪にグリースを馴染ませてコームで毛流れを生み出そう。前髪は立たせてボリュームを出すが、トップからバックは頭の形に合わせてボリュームを抑えるのが大切。刈り上げ部分が多くないので、髪が伸びてきてもシルエットを保ちやすいのも嬉しいポイントだ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「日理 クールグリース・ペリシアEX EXTRA HARD」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑤「クラシカルなクロップカットを今風都会ヘアに」
全体を短く揃えるシルエットが個性的なクロップカット。欧米を中心に人気が根強く、クラシカルな雰囲気と個性的な雰囲気を両立させるのが得意なヘアスタイルだ。ボウズに近いシルエットだが、ラインを揃えた前髪を作ることで柔らかさも感じられるのもポイント。どこかアーティスティックな雰囲気も感じられるので、フォーマルな格好だけではなく力の抜けたラフなファッションともマッチすること間違いなし。
▶︎スタイリングのポイント
ほぼボウズスタイルなのでスタイリングは簡単だ。ツヤを出すためにウェット系スタイリング剤を表面に馴染ませるだけ。個性を出したい人にはもちろん、スタイリングを簡単にしたいという層にも支持を得ている。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「MEUVLE (ミューヴル) ジェリーワックス G6」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑥「バーバースタイルにトレンド感をミックスさせて男らしさと洒落感を両立させる」
ベースはテクノカット風のショートスタイル。テクノカットとはもみ上げを角度をつけて短くし、襟足を刈り上げた80年代を代表するヘアスタイル。こちらのヘアスタイルはそんなテクノカットのニュアンスを取り入れながらパーマやセンターパートを取り入れて今風に仕上げたのが魅力的だ。クラシックな男らしさとトレンドの洒落感が合わさることでどんなシーンや格好にも合わせやすい髪型に仕上がった。
▶︎スタイリングのポイント
カールを活かすために少しウェットな状態で仕上げるのが大切。タオルドライしたらスタイリング剤を馴染ませて分け目を中心にアップバングにするように流し分けよう。おすすめのスタイリング剤はツヤを出しながらも柔らかい質感を出せるグリース。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「BABLO POMADE(バブロ ポマード) ストロング ホールド」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑦「洗練された男気でワイルドにキメる大人ポンパドールスタイル」
サイドとバックを高い位置まで刈り上げ、前髪を膨らませるようにアップしたポンパドール。オールバックほどフォーマルになり過ぎず、リーゼントスタイルよりもワイルドさが和らぐのが特徴。日本ではあまり見かけないヘアスタイルだが、海外では定番のバーバースタイルなので実は豊富な種類がある。海外アーティストのような少し個性的な洒落感と色気を感じさせたいならポンパドールスタイルはいかがだろうか。ちなみに縦のラインが強調されるので面長より丸顔の方に似合いやすいだろう。
▶︎スタイリングのポイント
他のバーバースタイルとスタイリングの仕方は似ているが、前髪を膨らませるようにセットする点が違う。ウェット系のスタイリング剤でツヤを出したらコームを使って片側に流し、前髪だけを後ろに緩く引いてボリュームを出そう。スタイリング剤をつけすぎてしまうと重さでボリュームが出なくなってしまうので注意。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「阪本高生堂 クールグリース G」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑧「クロップヘア×パーマで一気に今風にしながら骨格矯正も」
長さを残したクロップヘアにパーマを加えて柔らかさと動きをプラス。短いレングスでもピンパーマをかけられるので、髪が短いヘアスタイルが多いバーバースタイルでも雰囲気を一変させるのは可能だ。それに短いレングスのパーマは頭の形が気になる方のフォロー効果も期待できるという利点もある。クロップヘアにしたいけど個性的になりすぎるのに不安を覚える方はこちらのヘアスタイルで一度試してみてはいかがだろうか。
▶︎スタイリングのポイント
パーマの動きを活かしながらバーバースタイル感を強めるためにグリースで仕上げる。下ろしバングのクロップヘアはボリュームを出す必要が無いのでタオルドライした髪にスタイリング剤を馴染ませるだけ。カールを伸ばさないように軽く押さえながらも揉み込むような手つきでセットしよう。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「ナカノ モデニカ グリース4」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑨「潔いシンプルさが男らしさを光らせるオシャレボウズスタイル」
サイドと襟足からグラデーションさせながら刈り上げたオシャレボウズ。ボウズなのに短すぎないのが洒落感を生み出している。抜群の清潔感と男らしさはスーツスタイルにハマり、シンプルなシルエットから生まれるストリート感は攻めたファッションにマッチするだろう。もしボウズスタイルにして幼い印象になる場合は、こちらの男性のように髭と合わせるのがおすすめだ。
▶︎スタイリングのポイント
ボウズスタイルは寝起き直後でも髪を濡らさずにスタイリングできるのが嬉しい。ツヤを抑えたマットワックスを表面に馴染ませてラフな雰囲気に仕上げよう。もしフォーマルな雰囲気に仕上げたい時はウェット系スタイリング剤を使うのがおすすめ。
この髪型のヘアセットにおすすめのスタイリング剤▶︎「LIPPS(リップス) マットハード」
バーバースタイル おすすめメンズヘア⑩「強めカールでバーバースタイルの男らしさを駆り立てたパーマスタイル」
強めカールでパンチを強めたバーバースタイル。派手な動きとフェードカットによって力強い男らしさが全面に押し出されているのが特徴だ。またトップの長さがある分、刈り上げとの差がついてメリハリが強調されているのもワイルドさを引き立てるのに役立っている。デザイン性が強いのでビジネスシーンには少し合わせにくいが、バーバースタイルが持つ男らしさを存分に活かしたいなら試してみるのをおすすめする。
▶︎スタイリングのポイント
一度髪を濡らしてしっかりとタオルドライをして水気を取ったらヘアジェルを馴染ませて髪を持ち上げるよう。ここで水気やスタイリング剤が多いと思い通りのシルエットにならないので量に注意。髪を立ち上げたシルエットをキープさせるために弱風で乾かすのがおすすめだ。