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オニツカタイガーが世界中で支持される5の理由
オニツカタイガーが支持される理由 1「性能追求の結果生まれたレトロデザインのスニーカー」
細身シルエット、薄いソール、ハイセンスなカラーリングなどが組み合わさり、一目でオニツカタイガーとわかるレトロデザインが人気の秘密。デザインのベースがあくまでも当時のアスリートにとっての機能性にあり、結果として生まれた機能美が時を経て再現された、男心をくすぐる仕様だ。カラーバリエーションも豊富で、現代的なカラーリングからレトロなものまで、自分好みの一足を選べる点も評価が高いポイントの一つだろう。次にご覧頂く画像は、定番人気モデル”セラーノ”。スニーカーでは珍しい細身のロングノーズシルエットと薄いソールがスタイリッシュなデザインだ。
オニツカタイガーが支持される理由 2「ファッションブランドとして地位を確立」
かつてのオニツカタイガーを、ファッションブランドとして捉える人は皆無だった。良くも悪くもスニーカーのイメージが強いことが大きな一因だろう。そんな状況を一変させ、オニツカタイガーをファッションブランドに押し上げる大きなきっかけとなったのが、イタリア人デザイナーのアンドレア・ポンピリオ氏の参画だ。同氏は、プラダやイヴ・サンローランなどのデザインに携わったのちに、2011年6月にピッティウオモにて、新人デザイナーの最優秀賞「WHO IS NEXT 2011」を受賞し、2013年には、ジョルジオ・アルマーニが支援する新鋭デザイナーに選出された人物。当初はコラボレーションに始まり、2013年からはオニツカタイガーのクリエイティブディレクターに就任し、直近のミラノファッションウィークでもランウェイ形式でコレクションを発表するなど辣腕を振るっている。同氏のデザインする高感度でモダンなウェアはもちろんのこと、ウェアとトータルでコーディネートできるよう独自にデザインしたスニーカーも感度の高い若者を中心に人気を博している。
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オニツカタイガーが支持される理由 3「販売チャネル限定、高いブランドイメージの維持」
オニツカタイガーは現在、日本国内ですらディスカウント靴屋などでの入手は不可能。これは、オニツカタイガー復活当時の戦略が継続していることが理由だ。目先の売上だけを考えれば、量販店やディスカウンショップで大量に売りさばくという戦略に陥るところ。それも当時の欧州支社は1999年度に赤字を出し苦戦していただけに、状況は逼迫していたはず。しかし、当時欧州で社長を務めていた尾山氏は大胆な戦略に打って出た。オニツカを高級ブティックで売られるようなブランドにしようと、天然皮革を使うなど素材や質にこだわり、イタリアやフランスの高級店だけで売リ始めたのだ。
(東南アジア最大 「オニツカタイガー」ブランドのバンコクショップ)量販店やディスカウントショップで取り扱いがあれば、消費者にとっては同じ商品がどこでも安く入手可能というメリットがある反面、「オシャレのつもりで買ったスニーカー、近所のオシャレに無頓着なおじさんとかぶっちゃったよ..」、「直販正規店で定価購入したお気に入りスニーカー、街の靴屋で大幅ディスカウント..勘弁してよ〜」このような悲劇が少しずつ、しかし確実に積み上がっていくはず。結果、ブランド価値が大きく損なわれる可能性がある。オニツカタイガーは、大胆に販売チャネルを絞ることで良好なブランドイメージを獲得・維持しているとも言えるだろう。
オニツカタイガーが支持される理由 4「リーズナブルな価格設定」
経営方針の通り、ファッショナブルで高品質、高いブランドイメージのあるオニツカタイガーだが、価格設定については割安な印象を受ける。天然皮革を使用したセラーノ、アッパーがオール天然皮革製のメキシコ 66など、NIPPON MADEにこだわった一部のラインをのぞけば、¥15,000未満でほとんどのモデルが入手可能だ。状況の違う当時のことを引き出すのは違うかもしれないが、ナイキの前身であるBRS社が目をつけ、コスパに厳しいアメリカでヒットしたのも納得できる。
オニツカタイガーが支持される理由 5「ミステリアスなブランド名の響き・イメージ」
海外の価値観から見ると”Onitsuka Tiger”というブランド名の響きやイメージ自体が魅力的な模様。多くの外国人からすると不可思議な”Onitsuka”という単語の響きと獰猛なトラのイメージ、「どうやら日本製らしい」という情報、映画キル・ビルでユマ・サーマンが軽快な動きをしながら敵を切り捨てていくシーンがかけ合わさり、何とも言えないミステリアスイメージを浮かべるのかもしれない。
オニツカタイガーは様々なラインが存在!
前述のように、スニーカーのみならずウェア人気も上昇中のオニツカタイガー。そんな同ブランドの中でも、より品質の高いプロダクトをウリにしたシューズラインは、目の肥えたOTOKOMAE読者も気に入りそうな完成度だ。
日本のものづくりの素晴らしさを世界へ発信する「NIPPON MADEシリーズ」
日本のものづくりの素晴らしさを世界に発信していくNIPPON MADEシリーズ。 素材はもちろん、染めや縫製などの細部にまで日本ならではのこだわりを詰め込んだコレクション展開で、本格派の男たちから熱い支持を得ているシリーズだ。デザインベースは、オニツカタイガーでお馴染みのモデルを採用しながら、漆塗りのような色ムラを表現したり、泥染めという特殊な加工を施すことで他には無い魅力を備えたスニーカーに仕上げている。日本のクラフトマンシップから生まれるシューズは、大人の男の足元に最適だ。
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オニツカタイガーのラグジュアリーライン「THE ONITSUKA(ジ オニツカ)」
2019年よりオニツカタイガーが展開するラグジュアリーライン「THE ONITSUKA(ジ オニツカ)」。“ラグジュアリー”の本質を「人々の生活に喜びをもたらすもの」と解釈して生み出される、シンプルで美しく、タイムレスなデザインのドレスシューズを軸にコレクションを展開している。上質な神戸牛レザーをアッパーに採用した艶やかな質感とシャークソールの武骨なアクセントが現代的なムードを醸す定番モデル”DERBY”をはじめ、新感覚のドレスシューズを入手可能だ。
【関連記事】THE ONITSUKAの魅力とは?現代的ドレスシューズの新定番をチェック
THE ONITSUKAのDERBY4万1800円 (THE ONITSUKA/オニツカタイガージャパン お客様相談室 0120-504-630)、GENTLEMAN PROJECTSのフーディ1万5000円、スラックス1万6500円(以上GENTLEMAN PROJECTS) 他スタイリスト私物 ※全て税込価格
ちなみに余談だが、オニツカタイガーはアシックス社が展開するブランドだが、同じくアシックス社が展開する「アシックスタイガー」というブランド名で展開していた 現「ASICS SportStyle」と混同して認識されていることもあるという。せっかくならぜひブランドやライン、シリーズの違いをしっかりと把握したうえで、お気に入りのモデルを探してほしい。
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