12月に入ってようやく冬本番を迎えた感のある2023年。今回は注目ブランドや有力セレクトショップで開催された展示会でのヒアリング、ファッション主要都市での定点観測、OTOKOMAEが運営するSNSで反響が良かった投稿、OTOKOMAEサイト内で多く保存されたスナップなどから得た情報を元に、2023年を象徴する冬服をランキング形式でしていく。
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2023年を象徴する冬服5位「ダウンベスト」
2023年は暖冬傾向。11月に入ってもスウェットやニット1枚で過ごせる日が多く、例年と比べてダウンジャケットやMA-1、ウールコートといったヘビィアウターの需要が減少している。その代わりに、袖なしで暖かくなり過ぎず、着こなし全体のシルエットバランスが良く見えるダウンベストが人気に。『今年の秋冬コーデは「わざとらしい重ね着」が新鮮!参考にしたいメンズスタイルを紹介』でも紹介しているように、防寒ではなくおしゃれを目的としたわざとらしい重ね着スタイルにも使えるのが◎
Canada Goose(カナダグース) Garson
TATRAS(タトラス) MELKO
WOOLRICH(ウールリッチ) ALEUTIAN DETACHABLE HOOD VEST
2023年を象徴する冬服4位「デトロイトジャケット」
この数年で流行しているショート丈ジャケットの定番中の定番アウターとして知られているのがカーハートのデトロイトジャケットだ。イマの気分にマッチする身幅が広めのショート丈、着込むほどに風合いの出るディアボーンキャンバス生地、着こなしアクセントとなるコーデュロイ襟など、完成されたデザインがこの数年で再評価され急激に人気を高めている。さらに古着ブームの影響も相まって需要と供給のバランスが逆転。古着屋では3、4年前10,000円以下で流通していたが、2023年はほとんどが現行の定価とほぼ変わらない価格帯で販売されている。さらにジョニーデップ着用のモスグリーンは10万円を超える値段が付くことも。
Carhartt WIP(カーハート ダブリュー アイピー) DETROIT JACKET
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2023年を象徴する冬服3位「レザーブルゾン」
2023年デトロイトジャケット以上に人気を博しているのがショート丈のレザーブルゾンだ。ライダースタイプとは一味違う、「A-2」「G-1」のようなフライトジャケット型が気分。Instagramでは、ストリートからアメカジ、韓国系まで、レザーブルゾンを羽織ったポストが散見された。ゆったりオーバーサイズなら、インナーで重ね着ができるため真冬の着こなしにも活躍を期待できる。
HOUSTON(ヒューストン) G-1 レザーフライトジャケット
AVIREX(アヴィレックス) A-2 FLIGHT JACKET ANTIQUE LAMB
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2023年を象徴する冬服2位「赤ニット」
2023年秋冬のトレンドカラーとして度々紹介してきた「レッド」。今季多くの洒落者は、シンプルなモノトーンファッションの着こなしにスパイスを効かせる手段として、赤ニットを積極的に取り入れている。バッファローチェックを彷彿とさせるような黒と赤の強烈なコントラストは、冬コーデを一気に新鮮な印象に。冬の鉄板黒アウターコーデの印象を一新したいとお考えの方は、ぜひ赤ニットを取り入れてみて欲しい。
GENTLEMAN PROJECTS(ジェントルマン プロジェクト) THE WOOSTER SWEATER
GRAN SASSO(グランサッソ) 12ゲージ タートルネック ニット
2023年を象徴する冬服1位「ワイドデニム」
2023年のおしゃれな冬着こなしでの着用率8割越えと言っても過言では無いほど選ばれているのが「ワイドデニム」だ。着こなしをイマっぽく仕上げるなら、今年買い足すのはワイドデニムで決まり。狙い目は、腰から裾までドカンとストレートに落ちるシルエット。足元にクッションをつくってリラックス感のある雰囲気で穿けば、一気に現代的な冬コーデが完成する。おすすめの着こなしは、下のような迫力のあるケーブルニット合わせ。上下ともゆったりとしたサイズ感ながら、トップスの着丈が長過ぎず、ボトムスのウエストがフィットしているため、ダボダボのオーバーサイズの着こなしとは一味違うこなれた印象に仕上がっているのがミソだ。
Acne Studios(アクネ ストゥディオズ) ミッドライズ ワイドジーンズ
Carhartt WIP(カーハート ダブリューアイピー) ワイドジーンズ
DIME(ダイム) ブルーバギージーンズ
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