記事で紹介した商品を購入すると、売上が当媒体に還元されることがあります。

靴用の防水スプレー【失敗しない選び方&おすすめ18選】

Share

靴用の防水スプレー【失敗しない選び方&おすすめ18選】

愛用の革靴やスニーカーを水や汚れから守り、キレイな状態で履くのに欠かせないのが「防水スプレー」だ。失敗しない選び方の参考として、主成分によって異なる特徴の知識や、編集部のおすすめ商品を紹介する。

防水スプレーの種類①シリコン系

シリコン樹脂を主成分とした防水スプレーは主に、レインウェアや傘、テントなどに使用する用途で開発されたものが多い。表面をシリコンの膜でコーティングすることで、極めて強い撥水効果が長時間持続するのが特徴。使ったその日から、高い効果を実感できる。その分、通気性が阻害されるので、ゴアテックスのような透湿防水素材に使用すると機能が損なわれてしまったり、天然皮革に使用すると蒸れやすくなるだけでなく見た目の風合いも損なわれてしまう可能性があるので注意してほしい。ただし、同じシリコン系でも透湿性を損なわないタイプも存在するので、商品説明や用途、適合する素材の部分をよく見て選ぶのが吉。

編集部 三井
油膜バリアを張ることによる抜群の撥水性が魅力ですが、コーティングが油性のため親油性が高く、油汚れには強くないと言えます。また、特にピーチスキン素材など繊細な表情の皮革素材に使用すると、本来の風合いが損なわれる可能性があるので、基本的に革が採用された靴には使わないのが鉄則です。一方で、キャンバス地やナイロン製のスニーカーに強力な撥水性を持たせたい場合には向いていると言えます。

防水スプレーの種類②フッ素系

フッ素樹脂を主成分とした防水スプレーは主に、布系の素材やレザーが採用されたスニーカー、そして一般的な革靴のほか、毛足の長いスウェード靴にも使える。表面全体に皮膜を作るのではなく、繊維の一本一本をコーティングする仕組み。通気性が確保できるため、シューズや衣服に向いている。一方で、摩擦により繊維にコーティングされたフッ素樹脂が剥がれやすいため、シリコン系と比べると効果の持続時間が低い。頻繁に使用することで効果を継続させるのが大切だ。

編集部 三井
フッ素樹脂の粒子を吸い込み、肺胞に付着すると、呼吸困難や肺炎につながる恐れがあります。「風通しの良い屋外での使用を基本とし、風通しの悪い浴室や玄関での使用は厳禁」「風下に自分や他人、ペットなどがいないかよく確認する」「スプレー噴霧時に顔をできるだけ離す」「一度に大量に使用しない」など、くれぐれも安全面に配慮した上で使ってください。

防水スプレーの種類③シリコンとフッ素のハイブリッド系

前述の、シリコン樹脂とフッ素樹脂の両方をハイブリッドに配合し、両者の利点と欠点をうまい具合に調整しているタイプも存在する。「撥水力」「防汚力」「持続性」等をバランスよく持ち合わせているのを売りにしていることが多い。

編集部 三井
以上が、防水スプレーの主成分ごとの大まかな特徴であり、これらを理解することで選ぶ際の指標のひとつにしてほしいと思います。ただし、防水スプレーは各社がしのぎを削る激戦市場であり、靴に向いている商品に限っても様々な特性を持った防水スプレーが展開されているので、成分に囚われすぎずに各商品が掲げる特性やメリットをよく見て選ぶのが吉です。

続いては、編集部がおすすめする靴用の防水スプレーを厳選紹介する。

①防水スプレーの圧倒的定番!COLUMBUS「アメダス」

日本のシューケアブランドといえばコロンブス、そして靴の防水スプレーといえばアメダス、というぐらいの定番として知られるこちらの商品。セレクトショップや百貨店のシューズ売り場に置いてある率も高く、一度は目にしたことがある方も多いはず。フッ素による強力な撥水・撥油効果だけでなく防汚効果も兼ね備えており、キャンバススニーカーからスムースレザー、スエードまで対応したオールマイティな防水スプレーだ。靴だけでなくバッグなどの革小物のや帽子などにも使えるため、これ一本あればあらゆる防水ニーズをカバーできる。

COLUMBUSの「アメダス」をチェックしてみる

②フッ素と樹脂のミックスで撥水性と通気性を両立!BootBlack「ウォータープルーフスプレー」

アメダスを手がけるコロンブス社が「世界に誇れる国産最高級のシューケアブランドを」という思いで立ち上げたブートブラック。コロンブス社のトップシャイニストたちからの“現場の声”を取り入れて製品開発をしており、毎日靴に触れるプロが求める機能や使い勝手を反映している。ブートブラックのウォータープルーフスプレーは、フッ素と樹脂をコーティングするタイプで、強力な撥水・防汚性能を与えながらもアッパーの通気性や柔軟性を損なわない、フッ素と樹脂(シリコン)の良いとこどりの理想的な防水スプレー。これ一本(180ml)で紳士靴約25足分のケアが可能だ。玄関にそのまま置いておいても絵になるカッコいいボトルデザインも◎

BootBlackの「ウォータープルーフスプレー」をチェックしてみる

③UV吸収剤の配合で水・汚れだけでなく紫外線もカット!Columbus「プロテクトスプレー」

同じくコロンブスからの紹介。スニーカーは雨や油汚れだけでなく、紫外線でも劣化する恐れがある。こちらの防水スプレーは、UV吸収剤を配合しているため、日焼けによるスニーカーの変色を抑制。数多のシューズケア用品を手掛けるColumbus社が展開する信頼のある1本だ。同シリーズで栄養・保革用のコンディショニングスプレーや除菌・消臭用のデオドラントジェットスプレーなどの展開もあるため、お気に入りのスニーカーを長く良い状態で履きたい方は一式揃えておくのがおすすめ。

Columbusの「プロテクトスプレー」をチェックしてみる

④炭酸ガスによって撥水成分が通常の約1.5倍!M.MOWBRAY「プロテクターアルファ」

一般的な防水スプレーはガスト防水成分が分離して内蔵されているが、エム・モゥブレイのプロテクターアルファは炭酸ガスを使用しているため、ボトルの中でガスと成分が混ざり合っており、撥水成分を通常の約1.5倍含有することに成功。より効果の高い撥水性能を実現している。靴に吹きかけるだけでも十分に雨対策ができるが、雨足が強い日はパンツの裾にも噴射することをブランドが推奨している。

M.MOWBRAYの「プロテクターアルファ」をチェックしてみる

⑤UVプロテクションで日焼け防止にも!Collonil「ウォーターストップスプレー」

ドイツ ザルツェンブロッド社が手がける皮革ケアのトップブランド、コロニル。同ブランドのウォーターストップスプレーはフッ素と樹脂を配合した、あらゆる素材に使用可能なオールマイティな防水スプレーで、速乾タイプのためデリケートなレザーアイテムにも安心して使える。撥水・防汚に加えてUVプロテクション成分も配合されているため、日焼けも同時に防ぐことが可能。400mlと大容量なので、テントや寝袋などの噴射面積が広いアウトドアグッズにもおすすめだ。

Collonilの「ウォーターストップスプレー」をチェックしてみる

⑥毛皮にも使える高機能防水スプレーSAPHIR NOIR「ウォータープルーフスプレー」

フッ素によって水分や油分だけでなく、泥やホコリなどの汚れもシャットアウトする高機能防水スプレーをサフィールノワールからピックアップ。レザーや布はもちろん、ファー(毛皮)にも使用可能。通気性を損なわない成分配合なので、ゴアテックスなどの透湿防水素材にも安心して使用できる。高級感のあるボトルデザインも◎

SAPHIR NOIRの「ウォータープルーフスプレー」をチェックしてみる

⑦プルレバーデザインと詰め替え可能なリフィルの展開が新しいJASON MARKK「Repel」

スニーカークリーナーで絶大な人気を集めるジェイソンマークの防水スプレー、Repel。スプレー缶タイプの他製品と比べて、珍しいプルレバータイプのデザインで、人間工学に基づいた握りやすいハンドル設計が特徴の製品だ。また、リフィルの販売もあり、スプレーヘッドを付け替えるだけで再利用できるサステナブルな仕様もこのRepelならでは。

JASON MARKKの「Repel」をチェックしてみる

⑧スニーカー保護のために開発された大容量の防水スプレーMARQUEE PLAYER「For SNEAKER WATER+STAIN REPELLENT #01」

「ダメージのもととなる雨や油汚れをはじき、スニーカーを守る」ことを目的につくられた防水スプレー。スニーカーを構成するキャンバスや合成合皮、天然革などに使用可能で、防水・撥水スプレーでありがちな、白いスプレー跡がついたり、通気性を損なわないよう計算した成分配合となっている。1度で約1ヶ月の持続性を誇り、さらに大容量の420mlのため、1本で長い期間お気に入りのスニーカーのケアが可能。スタイリッシュなボトルデザインもイイ感じだ。

MARQUEE PLAYERの「For SNEAKER WATER+STAIN REPELLENT #01」をチェックしてみる

⑨スニーカーのために作られた驚異の防水性能Crep Protect「防水スプレー」

スニーカーケアのために開発されたクレッププロテクトの防水スプレー。ほとんどの液体を弾く驚異的な撥水性をウリにしており、世界中のスニーカーヘッズから絶大な信頼を獲得している防水スプレーだ。ケチャップなどの粘度があり色移りがしやすい液体でも完全にシャットアウトし、水洗いでキレイに洗い流せるほどの防水性能で、このスプレーがあれば少しの汚れにも神経質になってしまうレアスニーカーも安心して履ける。

Crep Protectの「防水スプレー」をチェックしてみる

⑩スニーカーヘッズの声をもとに開発した超強力防水スプレー!KICKS GOLD「スニーカー防水スプレー」

「高額なレアスニーカーに防水スプレーをかけたら白く粉ふいてしまった…」そんな悲劇をなるべく避けながら、高い防水・撥水効果を持続させたいという方に向けて開発されたKICKS GOLDの防水スプレー。フッ素とシリコンを配合したハイブリッドタイプを採用することによって、防水・撥水効果の持続力を最大限までアップ。さらに、フッ素とシリコンの配合量を独自調整することで、従来の防水スプレーによく見られた「白く粉ふく」現象を抑制している。

KICKS GOLDの「スニーカー防水スプレー」をチェックしてみる

⑪名門革靴ブランドが認める英国の実力派メーカーDASCO「レインプロテクタースプレー」

ジョンロブやエドワードグリーン、クロケット&ジョーンズなど、名だたる英国の革靴ブランドから純正シューツリーやシュークリームのOEMを任されるシューケア用品メーカー、ダスコ。名門革靴ブランドからの信頼を得ているだけあって、その実力は折り紙つきだ。そんなダスコのレインプロテクタースプレーは、スムースレザースエード、布、ウール製品にも使用可能で、あらゆるファブリックに強力な防水効果をプラス。革靴やバッグはもちろん、レザージャケットなどのアウターや、飲み物のこぼしなどに気を遣うソファなどの使用も推奨されている。

DASCOの「レインプロテクタースプレー」をチェックしてみる

⑫環境に配慮したフッ素不使用のシリコン系はっ水スプレーTHE NORTH FACE「TNFケア ウォータープルーフスプレー」

フッ素とシリコンをMIXしたハイブリッド型の防水スプレーが注目されるなか、ノースフェイスはフッ素不使用で環境に配慮したシリコン系はっ水スプレーを展開している。シリコン系は持続力が期待できる一方で使用できる素材が限られるイメージが強いが、こちらは天然素材以外のジャケット、レインウエア、テント、バック、シューズなど、さまざまな商品に使用できる稀有な存在。エアゾール噴霧で乾きが速く、手軽な防水処理が可能だ。

THE NORTH FACEの「TNFケア ウォータープルーフスプレー」をチェックしてみる

⑬フッ素とシリコンのハイブリッドで撥水性能が持続!Dr.CLENZ「防水スプレー」

フッ素の「撥水力(防水)・防汚力」とシリコンの「持続性」それぞれの強みを活かすハイブリッド仕様を採用した防水スプレー。臭いの元となるモクラセラ菌の除去や、その他複数の菌への除菌・抗菌作用も期待できる。Dr.CLENZ独自の検証では、市場で支持されている7つの防水スプレーを使用し、ポリエステル、ブロード、本革、綿などそれぞれの素材で撥水・撥油試験を行ったところ、すべての素材でTOPレベルであることを実証。ドライクリーニングが出来ない繊維製品、絹、プラスチック、ビニール以外のすべての素材に使用可能だ。

Dr.CLENZの「防水スプレー」をチェックしてみる

⑭ABCマートが別注した多用途で使える防水スプレーJEWEL「靴用防水スプレー」

白地ベースに弾かれた水滴のデザインが目を引くこちらの防水スプレーは、ABCマートが大正12年から続くシューケアメーカー株式会社ジュエルに別注したもの。一般の革やスエードなどの起毛革、そしてキャンバスなどの布の靴やバッグといった幅広いアイテムに使用できる。

JEWELの「靴用防水スプレー」をチェックしてみる

⑮携帯や会社置きしやすいミニサイズの展開アリVIOLA「防水スプレー」

同じくジュエルが手がける自社ブランド、ヴィオラの防水スプレーがこちら。フッ素によって靴に強力撥水を与える防水スプレーで、レザーから布製品までオールマイティに使える一本だ。70ml、146ml、300mlと3種類の容量展開で、小さいサイズのものは持ち歩きや会社置きに便利。お気に入りの靴を履いている日に突然雨が降ってきてもすぐに対処できるのが嬉しい。

VIOLAの「防水スプレー」をチェックしてみる

⑯Tシャツでも撥水するレベルをテーマに強力撥水するフッ素を配合!Evoon「ネオテクト」

10社以上の工場を比較し、開発された日本製の防水スプレー。Tシャツでも撥水するレベルをテーマに、粒子の細かいフッ素コーティングを施すことで、通気性を損ねることなく強力な撥水性能を実現している。「すぐに壊れた」「不良個所がある」など、商品到着から365日以内の通常利用の破損については、交換などの品質保証を提供している点も◎

Evoonの「ネオテクト」をチェックしてみる

⑰フッ素含有量を高めた独自配合成分を大容量で!DABLOCKS「防水スプレー」

独自配合によりフッ素の含有量を高めた防水スプレー。シリコン不使用のため、白化の恐れがなく、色を変化させたくないアイテムにも安心して使用できる。フッ素の防水スプレーはシリコンと比べて持続力が無いと言われているが、こちらは420mlの大容量かつ2024年3月25日時点で1,680円で購入可能というリーズナブルな価格設定のため、1本で定期的にスプレーをかけられるのがGOOD

DABLOCKSの「防水スプレー」をチェックしてみる

⑱アメリカが生んだ超撥水技術に注目!Never Wet「NEO 超撥水スプレー」

とにかく強い撥水効果を望むなら、アメリカが生んだ超撥水技術を搭載したこちらがおすすめ。スプレーしてから24時間陰干し必須、噴射時は石油のような匂いが強いといったハードルはあるものの、正しく塗布すれば水滴がコロコロ落ちるほどの超撥水性能をプラスしてくれる。原材料がシリコンながら、衣類はもちろん、スエードなどのレザーアイテムへの使用もOKなのが嬉しいポイント。

Never Wetの「NEO 超撥水スプレー」をチェックしてみる

Follow us !

会員登録して
OTOKOMAEメールマガジンを受け取ろう

会員登録する

OTOKOMAE 公式 Instagram スナップ